・知っていることは防御に繋がる
現代のインターネット。
無防備は危険です。
前提知識として知っている。
これは防御に繋がります。
もちろん、ネットだけに限りません。
リアル生活の方でも知っているから対策が取れる。
知っているから相手に対して泣き寝入りしなくて済む。
そのような視点もあるので学んでおくのは大切です。
本書は可愛らしい表紙からの内容。
しっかりとしている法律に関しての新刊。
トラブルが起きたときにすぐに対処できる。
トラブルが起きたときにこの本に書いてあった視点で考える。
沈まず学んで動いていきましょう。
書名:おとめ六法
著者:上谷さくら
著者:岸本学
イラスト:Caho
出版社:KADOKAWA
出版年:2020年5月28日
ページ数:208ページ
これって、私が悪いの?
すべての女性の味方になる法律本。
男性が読んでも視点として参考になるはずです。
それでは困っている人の助けになる新刊を紹介します。
・弁護士として相談を受ける中で女性が遭遇することの多いトラブルまとめ
(P.3) 本書は、「恋愛」「SNS・インターネット」「学校」「くらし」「しごと」「結婚」の6つの章で構成されています。弁護士として相談を受ける中で、女性が遭遇することの多いトラブルをシーン、そしてライフステージごとにまとめました。つらいこともある。でも自分らしく生きていきたい! そんな「おとめたち」にエールを送ります。
【目次】
まえがき
Chapter1:恋愛のトラブルと法律
Chapter2:SNS・インターネットのトラブルと法律
Chapter3:学校のトラブルと法律
Chapter4:くらしの中のトラブルと法律
Chapter5:しごとのトラブルと法律
結婚のトラブルと法律
あとがき
本書の概要と目次でございます。
知らないより知識として知っておく。
ときにはそれは防御になります。
特に本書のような書籍の内容。
知っていることにより行動できる。
法律に照らし合わせて動けるんじゃないでしょうか。
今の世の中は無防備は危険だと感じます。
予めの前提知識を入れておきましょう。
(P.51) SNSによって人々が得た力は、使い方によっては、誰かを傷つけるものにもなります。匿名で簡単に、誰かを中傷することも、嫌がらせをすることもできてしまいます。そのようにSNSを誰かに傷つける目的で使用した人の身元が特定され、警察の捜査対象とされたり、民事で損害賠償を請求されたりする事案も少なからず発生しています。インターネット上に投稿された内容は、多くの場合、世界中の誰もが見られる状態に置かれます。検索すれば、誰もが簡単にそれを発見することもできます。インターネット上の投稿は、それが公開されているかぎり、「公共の場」での発言です。対面での発言と同じくらいの慎重さが必要です。
仰る通りの視点です。
当ブログを読んでいただいている人の層。
「傷つけられる側の視点になり得る人」
傷つけるような人は居ないと思っています。
現代は簡単に特定されて損害賠償を請求される。
裁判に訴えている著名人が増えてきました。
これは著名人に限らず一般人でも少しでも動くことができます。
私は2014年5月くらいの時期。
当ブログがバズっていた頃になります。
誹謗中傷ばかりしてくる荒らしに目をつけられました。
夢にまで見るくらいうなされて精神的に無理と思ったので開示請求。
はてな運営さんに開示請求をお願いしました。
そこから荒らし行為はパタリと止まりました。
本人は相手にせずに運営さんにまず相談する。
泣き寝入りして閉鎖などする必要はございません。
動けるところは動いて自分の身を守っていきましょう。
(P.61) SNSでの脅迫に法的措置を取るには、準備が必要です。脅迫する言葉が書かれたメッセージや投稿と、それらを送ってきたアカウントがわかるよう、スクリーンショットや印刷などをしておきます。準備をしたら、警察署へ電話をして相談したい内容を告げれば、すべきことを指示してくれます。その指示に従って、必要な資料の提出や説明を行います。民事上の損害保険請求を行うには、SNSやウェブサイトの運営者を相手とする発信者情報開示請求を行います。開示によって脅迫者の氏名・住所がわかれば、裁判できます。
人の気持ちを考えず傷つけてくる人。
話し合いをしようとしたらダメだと思います。
このダメと言うのは話が通じない可能性が高いからです。
余計にそこでメンタルをすり減らしても仕方ありません。
それなら動くところは動いておく。
事前に証拠を保存して収まらないようなら出る。
私もはてな運営さんに開示請求をして認められました。
脅迫者の氏名や住所がわかってしまう。
はてな運営さんが開示請求を相手に告げたんでしょうね。
相手の方は開示請求はやめてくださいと言ってきました。
まずは証拠をしっかりして運営元があるなら運営元へ。
運営元が動かないなら警察へ泣き寝入りしなくて大丈夫です。
(P.99) 日本の裁判は、大きく分けると、「民事裁判」と「刑事裁判」があります。
[中略]
民事裁判と刑事裁判では、目的や手続きが大きく異なります。原則として、刑事裁判では裁判者が犯人に慰謝料などの支払いを求めることはできず(例外があります)、民事裁判では犯人に刑罰を与えることができません。
日本の裁判は大きく分けると2つの裁判がある。
民事と刑事とは聞きますよね。
その中身までと考えると細かいことは知りませんでした。
本書を読んでいて目的や手続きが大きく異る。
知らない知識が多かったので参考になりました。
(P.204-205) 今日では、SNSにより多くの人が情報や意見を発信することができるようになりました。その意見が集まって、社会を変える大きな力になることも増えています。もしあなたが、現状が法律どおりになっていないことを発見して、そのことについて声をあげれば、世の中を変える最初の一歩になるかもしれません。
私の2014年当時のエピソード。
開示請求させていただいたエピソードを書きました。
その当時に比べて2020年のインターネット。
まだまだネットの誹謗中傷で悲しい事件も起きています。
しかし、2014年より法律に則って裁く人。
有名人の方もしっかり対応するようになりました。
それにそういう対応する人に対しても寛容になってるんじゃないでしょうか。
昔はそこまでやらなくても…と被害者なのに思われてしまう見方も感じました。
声をあげることが世の中を変える一歩かもなので泣き寝入りや止めずにです。
【おとめ六法】
・おとめ六法が必要の無い時代へ
【新刊】 私が開示請求した実体験も 上谷さくらのおとめ六法でした。
当ブログは男性の方も多く見られています。
男性の人も参考になる部分を引用として紹介しました。
しかし、本書の中身のほとんど。
女性が遭遇しやすいトラブル。
それを法律の観点から書いてあります。
現代トラブルにあっている人は参考になるはずです。
本書の最後にも書かれています。
おとめ六法なんて必要の無い時代。
2020年の現代でも誹謗中傷するような人はまだいます。
裁判などにわざわざ訴えなくてもそういう人が悔い改めてくれる。
自分に集中して寛容な世の中になることを祈ります。