80個のQ&Aで疑問解決 古澤聖子の心理療法って何?

・カウンセラーに聞きたいこと網羅されています

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本書はカウンセラーに聞きたいこと。

このように書くと悩み相談の書籍?

メンタル面のことが書かれているの?

そのように思うかもしれませんが少し違います。

 

タイトルそのままでカウンセラーについての疑問。

心理療法についての疑問が80個ほどQ&Aで書かれています。

カウンセラーや心理療法。

説明しろと言っても難しいかもしれません。

 

私も相手の相談に乗ったり解決に導く人。

印象的にはこちらでしたが人それぞれ感じ方が違うみたいです。

その辺りも簡潔にQ&A方式で書かれています。

 

それにカウンセリングに通いたいけど、敷居が高いと感じる人もいると思います。

そんな人の疑問も解決するんじゃないでしょうか。

本書のQ&Aを読んで私も疑問が解決したこと多かったです。

 

 

心理療法って何? -カウンセラーに聞きたいQ&A 80-

 

 

書名:心理療法って何? カウンセラーに聞きたいQ&A 80

著者:古澤聖子

出版社:星和書店

出版年:2020年2月27日

ページ数:224ページ

 

 

いったいカウンセリングって何ですか?

私もカウンセラーさんが出された書籍。

有り難いことに何冊も読ませていただいています。

しかし、実態という部分は詳しくは説明できません。

本書の知見を得るとカウンセラーさんがさらに身近に感じるかもしれませんよ。

 

 

・この本を読んで一人でも多くの人が「さあカウンセリングに行こう!」と思い立つことを願っている

 

 

(P.14) この本を読んで、一人でも多くの人が、「さあカウンセリングに行こう!」と思い立つことを願っている。また、カウンセラーを志したり、今その訓練を始めている人が、的確・有用なマニュアルを得て、クライエントの幸福に資するところが大きくなることを願っている。たぶん、この本は私のこれらの願いを満たしてくれるだろう。

 

 

本書の概要になります。

概要部分の引用。

著者の古澤聖子さんではございません。

 

序文は上智大学名誉教授。

福島章さんの文章になります。

基本はカウンセラーに聞きたいQ&A80です。

私も疑問解決されたことが多い書籍でした。

 

 

(P.25) あの人はおかしいとか、おかしい人の行くところという考えは、もはやナンセンスであることがわかります。ただし、おかしさも極まり逸脱の範囲が大きくなると、その本人は、自分のおかしさに気づきません(病識)。そのような人は、カウンセリングには訪れません。大事なことは、カウンセリングという場が、自分にとって必要な場であるかどうかだと思います。

 

 

大事なのはカウンセリングという場所。

自分にとって必要な場所かを考える。

現代は目まぐるしく変化する時代。

多様な価値観で埋め尽くされています。

 

特にインターネットなんかそうです。

YouTuberさんなどは一昔前までは今以上にみんなから色眼鏡。

それこそ引用で言うおかしい人と思われていたかもしれません。

おかしいという言葉を取っても違いがあることがわかります。

 

 

(P.28) カウンセリングは、訓練を受けた専門家と困ったことを抱えている方の双方が、一緒に問題に取り組んでいこうとするものといえるでしょう。援助関係と呼ばれることもありますが、ある方向に向けて、共に協力し合う関係です。

 

 

共に協力し合う関係という箇所。

おんぶに抱っこでは無いということです。

協力しあってこそのカウンセリング。

先生におまかせではなく自分も一緒に問題に取り組む。

関係性を踏まえた上でのカウンセリングなんですね。

 

 

(P.34-35) 心理療法では未来は決定されません。未来は、あなたによるからです。主体は、他者ではなく門を叩いたあなた自身なのです。あなたの手にゆだねられているといっても大袈裟なことではないでしょう。そして、カウンセラーは、あなたの伴走者です。仕事の道でも学校の道でも、分け入って進めるように、足を取られたときには再び落ち着いて立ち上がれるように、見守りながら一緒に歩んでいきます。

 

 

心理療法では未来は決定されません。

これは何を言っているかというとです。

 

「占いとカウンセリングって違うんですか?」

 

それについての答えになります。

見守りながら一緒に歩んでいく。

カウンセラーさんは常に一緒ということ。

明るい未来を一緒につくりあげるお手伝い素敵です。

 

 

(P.90) ある問題や症状に対して、はじめは誰しも自分自身での解決や軽減を試みます。それも苦しいとなると、身近で信頼できる人に相談するかもしれません。相談に適切に応じてもらい、良い方向に進むようであればほっとされることでしょう。しかし、いつもうまくいくという保証はありません。身近な人では限界ということもあるでしょう。カウンセリングの好機としては、ひとまず自分の手に負えなくなった時であり、カウンセリングを受けてみようと考えた時です。これは、ひとつの始め時、ためらわずにいらしてください。

 

 

カウンセリングへの一歩。

どんなときに行けばいいのか。

踏み出しにくい人もいるかもしれません。

そんな人に一歩を進む勇気をくれる視点。

本書を読むともっと身近に行けるかもしれません。

 

 

【心理療法って何? カウンセラーに聞きたいQ&A 80】

心理療法って何? -カウンセラーに聞きたいQ&A 80-

心理療法って何? -カウンセラーに聞きたいQ&A 80-

  • 作者:古澤 聖子
  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

・カウンセラーに聞きたいQ&A

 

80個のQ&Aで疑問解決 古澤聖子の心理療法って何?でした。

当たり前ですが、80個もあるので伝えきれません。

ただ、言えることはひとつ。

 

カウンセラーさんやカウンセリングについての疑問。

通ってみたいけど、悩んでいる人には参考になるはずです。

私もカウンセラーさんやカウンセリングを身近に感じることができました。