・アルフレッド・アドラー視点の性格について
今回は翻訳本になります。
アルフレッド・アドラーの翻訳本。
性格についての書籍になります。
自分についての性格。
相手についての性格。
毎日の生活で性格について考える機会は多いんじゃないでしょうか。
この性格というのは厄介です。
私は○○の性格。
あの人は○○の性格。
ついつい、性格についてのレッテル貼りしてしまう。
そうならないためにも性格の法則を知っておく。
本書からアドラー視点の性格について学ばさせていただきました。
書名:性格の法則―あのひとの心に隠された秘密
著者:アルフレッド アドラー
訳者:長谷川早苗
出版社:興陽館
出版年:2020年3月10日
ページ数:185ページ
他人をけなす人。
悲観的な人。
嫉妬深い人。
色んな人がいますがアドラーの視点。
性格の心理分析していただきましょう。
・人間の性格とはなにかを教えていただく
【目次】
第一章:人間の性格とはなにか
第二章:積極的な人の心理
第三章:消極的な人の心理
第四章:性格はどう現れるのか
第五章:情動と性格の法則
付記:教育が心に与える影響
おわりに:性格の法則は重要な目印になる
本書の概要と目次でございます。
人間の性格についてになります。
アドラー心理学の観点から教えていただける1冊。
自分にとっても相手にとっても性格について考える機会。
本書からの知見は私も参考になりました。
(P.13) 性格は個性を際立たせる手段であり、生き方を作っていく術策と言えます。性格は、多くの人が考えるような生まれつき自然から与えられるものではありません。型のように染みついて、よく考えなくてもどんな状況でも一貫した人格を示す基本線のようなものです。生まれつきの力や基本的な性質ではなく、なんらかの生き方を固辞するために(たとえごく幼いうちであっても)身につけたものなのです。
性格は個性を際立たせる手段。
そして生き方を作っていく術策。
生まれ持った性格は変わらない。
性格はどんどん変わっていく。
どちらの視点も言われることがあります。
引用視点で言うと型のように染みついている。
生まれつきの力や基本的な性質では無いと説かれています。
(P.18-19) わたしたちは子どものころに身につけた偏見を、大人になってからもまるで聖なる掟のように固持しています。また、複雑な文化の渦に巻き込まれ、物事の本当の理解をはばむきわめて有害な考え方をしていることに気づいていません。なぜなら結局は、自分に価値があるという感覚を高める観点だけですべてのことをとらえ、自分の力を増すための態度をとっているからです。わたしたちのものの見方には物事に対する本当の理解が含まれていませんでした。
深い言葉だと感じます。
変わりたいけど変われない。
自覚している人ならまだマシだと感じます。
自覚無しで固持している。
子どものころに身につけた偏見というのは言い得て妙です。
お金の使い方などは親に似ると言います。
ただ、大人になって変えることはできる。
お金に対しては新しい考え方を提供してくれる著者さんは多い。
もちろん、お金に限らず全般的な考え方も変えていけます。
私も書籍を読んで変わった部分。
視点変更や着眼点が変わっていきました。
もし、大人になってからも固持している要らない考え方がある。
気づいたらいつからだって見方を変更できます。
(P.33-34) 悲観的な傾向がある場合、他者と共生することも共感することもしないで敵対するため、周囲との関係が変化します。このとき、意識的に自分を高く評価し、ひどくうぬぼれて横柄で独りよがりになります。まるで本当に相手に勝っているかのように虚栄心を見せます。けれど、露骨で過剰なその態度は共生の邪魔になるだけではなく、すべては繊密に作りあげられたもので、その下にある大本は不安げに揺れ動いているということを暴露するものでもあります。
前に読ませていただいた書籍
「自己肯定感が低いから人を否定する」
この視点もあると学べました。
悲観的な傾向がある場合、敵対してしまう。
この傾向というのもあるんですね。
事前に知識として持っておく。
そのときの考え方の幅が広がる。
人を見る目が変わるかもしれません。
(P.36) 自分を信じられない人が他者も信じられないのはよくあることです。けれど、このような態度では、どうしてもねたみや狭量といった特徴が育ちます。内にこもった彼らの生き方は、人を喜ばせたり、他者の幸福をともに喜んだりする気がないことを意味しています。ときには、他者の喜びを苦痛ととらえ、傷つけられたように感じます。このタイプは多くの場合、自分をほかの人よりも上に感じる術策に長けていて、この感覚を人生のなかで揺るぎのないものにします。他者よりも上に見せたいという望みのなかには、あまりにも複雑で一目では敵意とわからない感情が生じることもあります。
自分を信じられない人が他者も信じられないのはよくあること。
裏の感情にはそのようなところがある。
そのままの性格だけで判断しない視点。
アルフレッドアドラーから学ぶことが出来ました。
【性格の法則―あのひとの心に隠された秘密】
・性格を考える機会になりました
【書評】人間の性格とは アルフレッドアドラーの性格の法則でした。
性格というのも一筋縄ではいきません。
そのまま受け入れるのではなく考えてみる。
本書のような書籍を読むと感じ方が変わるかもしれません。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます