【新刊】理念に共感 小巻亜矢のサンリオピューロランドの人づくり

・サンリオピューロランドの裏側が知れる新刊

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サンリオ男子。

と言えるくらいでは無い。

でもサンリオ作品やサンリオキャラクター好きです。

サンリオはご存知の人も多いと思います。

 

サンリオピューロランドとは。

要はサンリオ系のテーマパーク。

簡潔に言うとそうなります。

サンリオファンの人は興奮のテーマパーク。

 

本書では最初にサンリオピューロランドがどういう場所か。

そして「来場者4倍のV字回復」にどうやったら出来たか。

視点的な部分で実体験のエピソードがわかります。

人それぞれ仕事に活かせる部分もあるかと思います。

サンリオのこと知りながら実用的に活かせる楽しい本の紹介です。

 

来場者4倍のV字回復!  サンリオピューロランドの人づくり

 

書名:来場者4倍のV字回復! サンリオピューロランドの人づくり

著者:小巻亜矢

出版社:ダイヤモンド社

出版年:2019年7月18日

ページ数:256ページ

 

ダイヤモンド社から出版されている。

その時点でお墨付きがある。

私はそのように思って読むタイプです。

笑顔とモチベーションを引き出す館長の30ヵ条。

小巻亜矢さんの視点を私なりの視点も含めて書評していきます。

 

・この本を通じて伝えたいことは大きく4つ

 

(P.23) この本を通じて伝えたいことは、大きく4つあります。仕事の本質は「人として成長する」ことにあるということ。人はいくつになっても変われるし、無限の可能性があるということ。サンリオの理念である「みんななかよく」のためにはまず、「自分となかよく」するのが大切だということ。そして、「人生は想定外でできている」ということです。

 

【目次】
プロローグ
第1章:すべては1本のリポートから始まった
第2章:朝礼と「かわいいトイレ」の効果は絶大!
第3章:人生は「想定外」でできている
第4章:ピューロランドの桃太郎が鬼退治しない理由
第5章:課題の「深読み」で、はぐくむ力を強くする
エピローグ

 

本書の概要と目次。

サンリオの理念である「みんな仲良く」です。

 

まったくサンリオの理念を知らずにつけました。

偶然を感じたので本書を読むタイミングは必然。

しっかりその理念を吸収して活かそうと思いました。

最初のページにはサンリオピューロランドについて書かれています。

 

サンリオピューロランドならではのメニュー。

食レポブロガーだったのでキャラメニュー。

ぐでたまのローストビーフ丼、ポムポムプリンのオムライス。

当ブログでもぐでたま系やポムポムプリン系。

食レポもしてたのでそこからしても惹き込まれる内容でした。

 

(P.48) 「2年で黒字にする」
これはもう、ぐずぐずしていられない。すぐに行動を起こすべし。私自身がビジョンを持とう。自分の中で期限を決めよう。コーチングでは、期限を決めるというのはとてもパワフルな問いかけです。期限を決めることで、思考も言動も変わります。2年という数字に繊密な根拠はありませんでしたが、やる気や情熱のスイッチが確実に入りました。やる気と情熱だけで黒字化はできませんが、誰かがクレイジーなくらいやる気をみなぎらせ、情熱ある言葉を使い続けなければ会社を変えることはできないと思ったのです。

 

期限とやる気や情熱が合わさってこそ。

そしてそれだけではダメ。

周りを巻き込んでいく重要性。

個人の力だけでは無理があります。

 

1日にして変わらない。

でも情熱ある言葉を使い続ける。

ここから学ぶことはみんなそうだと思います。

 

『日常の細々としたことに流されてしまう』

本気でブログがんばります!

Twitterガチります!

 


そのように言う人はいるものの…。

一時的になるのは日常の力が強いからと感じます。

言葉を使い続けて周りに応援してもらえるのが大切じゃないでしょうか。

 

(P.53) 組織の力を高めるには、メンバーの思いを引き出し、気づきや原動力に変えることが大切です。リーダーになった瞬間に、上から「こうしましょう」と押し付ける人もいますが、そのやり方では反発を招くだけです。話した時間は、1人につきトータル20分ほど。時間が限られているため、2人1組で話し合ってもらったりしながら、私はひたすらみんなの思いを聞くことに徹しました。話すことで得た気づきなどは、ワークショップの後半に全員で共有しました。結果は「宝の山」、大成功でした。そのとき聞かせてもらったことが、私自身にとっても大きな原動力になりました。

 

今だと「オンラインサロン」も組織です。

それにTwitterなどでメンバーを組む。

そのような方々も多いんじゃないでしょうか。

リーダーをやって個人で運営している人には役立つ視点です。

 

意識の共有があるからこそ。

もっともっと熱量を持って前進していける。

より良いチームワークができる。

対話の重要性を感じる内容です。

 

(P.62-63) 「お金がかかるからやらない」という選択肢はありませんでした。こういうとき、私は「どうやったら実現できる?」と自分に問いかけます。そうすると思考のスイッチが入り、「こう言われたら、こう切り返そう」と、論理的かつ具体的なやり取りが見えてくるのです。ちなみに、最終的にイエスと言ってもらうための大切な心構えは、「1回で突破しようと思わないこと」です。「サービス向上には朝礼が不可欠だと思うのですが、皆さんにご納得いただくためには、どのような情報が必要でしょうか」 相手に問いを投げかけつつ、正面切ってノーと言えないように外堀を埋めていきます。ときに相手の提案を持つことで”自分事”にしてもらい、最終的に「協力するしかない」と思ってもらえたら成功です。

 

マナー向上の朝礼をしたい。

全スタッフに15分早く出社してもらう。

しかしながら人件費だけで数百万円かかる。

赤字の組織では簡単にイエスと言ってもらえない。

そこからの引用部分で素敵だと思います。

 

私が感銘を受けたのはココです。

「1回で突破しようと思わないこと」

みんな当たり前のように1回で成功させる。

1回失敗したらもうダメだになる人も多いでしょう。

 

恋愛の告白もよく言われるんじゃないでしょうか。

1回ダメでも何度もアタックする人がモテる。

1度の失敗でクヨクヨせずに果敢に何度も挑戦。

仕事も私生活も活かせる引用の視点と感じます。

 

(P.112) まずはお試しでやってみる。三日坊主でもいいのです。やってみて明らかに拒絶反応が出たり、どうにも合わないと思ったりしたらやめればいい。「自分には合わなかったな」とわかるだけでも価値がありますから。そして、やると決めたら103%くらい頑張ることです。ふてくされながらやるより、そのほうが断然、自分自身も気持ちがいいから。こうやって過ごしていったら、後から人生を振り返ったとき、「自分が歩んできた道に後悔はない」と言えるようになるのかな、と思います。

 

私も同意見です。

やらなきゃ合う合わないは一生わかりません。

これは過去の私への戒めでもあります。

「音声コンテンツ」についてです。

まったく手をつけられなかったから。

 

やると決めたらやるはその通りで流れです。

環境が環境だから毎日のライブ配信はしません。

そんなことを言いつつ結局は毎日配信しています(笑)

音声noteも見切り発車で始めて継続しています。

それもこれも合うし好きという気持ちがあるからです。

 

継続の人という印象が私にあるかもしれません。

でも私は合わないと思ったらやめるのは早いです。

だからブログも好きだから楽しく続いているとよく言います。

どれもこれも最初から継続意識ではまったく無かったです。

三日坊主くらいでいいやのスタートが積み重なった結果は私も納得の視点。

 

(P.148) ひとりの自分という存在のなかには、さまざまな価値観や役割、得意なこと、不得意なこと、理想像などがあります。自分というのは、いろいろなシーンに応じて変わっていくものです。そして、そこには常に感情が付いてきます。今の自分は何を感じ、どうしたいのか。自分と向き合いながら理解するのが対話的自己論の核です。この手法を知ることで、自分を客観視しつつ、その時々で納得しながら道を選択することができます。

 

サンリオの理念。

「みんななかよく」の前にです。

「自分となかよく」しましょう。

あなたは自分となかよしですか?

 

私は自己対話や客観的に見る視点。

本をたくさん読んだおかげで身についています。

気持ちが落ちて落ちて落ちて沈みそう。

そんなときでも対話して折り合いをつける。

再浮上をできるのも客観視できるからかもしれません。

 

斎藤一人さんの言葉でもあります。

「自分を愛して、他人を愛します」という言葉。

自分となかよくと通ずる部分でまずは自分自身。

自分がメンタル保てて幸せになっていく。

世界から1人は救われているわけで大切な視点です。

 

【来場者4倍のV字回復! サンリオピューロランドの人づくり】

来場者4倍のV字回復!  サンリオピューロランドの人づくり

来場者4倍のV字回復! サンリオピューロランドの人づくり

 

 

・人づくりでもあり自分づくりの本でもある

【新刊】理念に共感 小巻亜矢のサンリオピューロランドの人づくりでした。

途中には著者の小巻亜矢さんの人となり。

壮絶な過去エピソードも書かれています。

いろいろなことを経験された上での人づくりの話し。

引用最後もそうですが、人づくりでもあり自分づくり。

「自分となかよく」であり「みんなとなかよく」大切だと感じます。