一流店長の視点は参考になる 岡本文宏の店長の一流、二流、三流

・お客様の立場でも参考になる

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私の最近の書評。

自己啓発系はお腹いっぱい。

「視点」や「着眼点」を重視した書評を多くしています。

新刊などはその限りではございません。

ただ、いろんな視点を入れることで多様性。

考え方の幅が出るので良いと思うんですよね。

 

今回の書籍は店長の一流、二流、三流です。

ジャンルとしては経営マネジメント。

マーケティング寄りじゃないでしょうか。

私は経営もしていないしエラい役職でも無いと言う人。

そのような意見も聞こえてくると思います。

 

そんな書評をしている私としてもそうではあります。

でも、ある意味で「裏事情」を知れる書籍。

貴重だと思いますし視点的には参考になります。

読んでいて「これってブログに活かせそう」という視点。

今回の書籍からも多く見つけることができました。

 

店長の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

 

書名:店長の一流、二流、三流

著者:岡本文宏

出版社:明日香出版社

出版年:2018年3月7日

ページ数:225ページ

 

明日香出版社のアスカビジネスの書籍。

一流は人材育成力と確かな目配りで他の追随を許さない。

鋭い言葉だと思います。

それぞれ「一流」、「二流」、「三流」についての言葉が書かれています。

本書を読むと「あ~三流の思考」という部分も多々見つかりました。

それに一流の考え方を入れておきたいと思える部分が多くあります。

 

私だってブロガーとしてブログを沢山の人に見ていただいています。

視点としてはまったく必要としていないわけではございません。

お客様が読者さんに置き換わると言えば理解しやすいと思います。

そのような意味合いで取り入れておきたい箇所が多く見つかった書籍でした。

 

・一流店長の思考(考え方)と行動パターン(やり方)を実践しよう

 

(P.6) 本書に書かれている一流店長の思考(考え方)と行動パターン(やり方)を実践し、それを継続していくことで現状を変え、店長としてさらに成長することができるようになっていきます。あなた自身が一流店長となるための第一歩を踏み出すために、今からページをめくり、本書を読み進めてください。

 

【目次】
はじめに
Chapter1:一流の「マネジメント」とは?
Chapter2:一流の「オペレーション」とは?
Chapter3:一流の「セールス」とは?
Chapter4:一流の「リクルーティング」とは?
Chapter5:一流の「スタッフ教育」とは?
Chapter6:一流の「セルフマネジメント」とは?
おわりに

 

本書の目次と概要になります。

マネジメントに関して。

私には必要ないと思ってしまうという人は多いと思います。

あくまで個人的にです。

今の時代はマネジメントの知識ってあるに越したこと無いと思います。

 

これは2つの視点であります。

1つは「騙されない」という視点。

これはマーケティング手法のアレだ!と気づけます。

それでいて購入したいならよっぽど購入したいもの。

逆にそこに気づいて購入したくなくなったら本心では無いですよね。

そのような視点を持てるのがあると思います。

 

もう1つは今の時代は情報発信している人がほとんどです。

ブログなりSNSなりやっていたら知識としてあって損は無い。

学んでおいて損はないジャンルです。

今は良記事を書けば人気になる時代は終わりました。

こだわりの職人さんが飛躍する時代とは違うんですよね。

だからこそ学んでおくと役立てる機会が出てくると思いますよ。

 

(P.33-34) 一流店長は、スタッフがどちらを好むのかを知るために、褒めたあとの相手の反応をよく観察して、各自のタイプを把握しています。そして、褒めるときは漠然と「よかった!」などと抽象的に褒めるのではなく、「○○○がよかった!」「◇◇◇なところがすごい!」という具合に、具体的に褒める対象を明確にして褒めることを意識しています。そうすれば、何に対して褒められたのかがわかるので、そのあとのスタッフの行動がよりよく変化することを知っているのです。

 

バイトなりで働いた経験がある人。

店長さんの良し悪しって感じると思います。

もちろん、雇われの身なので失礼です。

でも人間だから合う合わないはありますよね。

この店長さんめちゃくちゃ好きだった。

そういうバイト先って誰しもがあると思います。

きっと当てはめると引用部部のような褒め上手な店長さん。

印象としては多そうな気がすると思い着眼点として引用しました。

 

(P.37-38) 一流は、叱る意義に気づいてもらうことが大切と考えます。叱られたときに一番大切なことが、「誰から叱られたのか?」です。関係性が希薄で、どういう人物なのかわからない相手から叱られると、気分を害し、素直に受けとることはできません。でも、普段からコミュニケーションをしっかりとって、リスペクトする存在である人物から叱られれば、「自分のために叱ってくれた」と思えるので、必要以上に落ち込むことはありません。ですから「叱る」前には、スタッフとしっかり人間関係を築くことに力を注ぐことが大切なのです。一流はそこをわきまえています。

 

私が当ブログによく書く視点。

『何を言うのかよりも誰が言うか』

この視点の話にもなると思います。

叱られて同じことを言われたとしてもです。

関係性によって捉え方って変わるのが当たり前です。

つまり日頃からのコミュニケーションって本当に大切だと思います。

 

(P.102) 一流店長はPOS情報に加えて、現場でお客様が「"どのように"商品を購入したのか?」もしくは「買わなかったのか?」などの情報収集を行います。商品が売れたと言っても、他の商品が売り切れていたので、その代替えとして購入する客が多かったのであれば、それはヒット商品とは言えません。もし、販売データだけを見て、「売れ筋」だと思い、発注量を増やしたら、売れずに多くの不良在庫を抱えてしまうことになります。POSなどの販売データはあくまでも参考情報として活用し、現場の生の情報と合わせることで、正しく現状分析が行えます。そうすれば、効果的な次の一手を打つことができるようになります。

 

お店には「POS」が導入されている。

知っている人も多い事実ですよね。

どの年齢層がどの商品をどんな時間に購入したか。

これがレジに通すと一目瞭然にわかるというのがPOSです。

これは私の戒めもありますけどブログを書いているブロガーさん。

 

人気ブログになりたい人は参考にしたほうが良い視点。

というのも人気になる人は「アクセス解析ツール」です。

導入するのは当たり前で活用の仕方が凄いと思います。

導入するのは当たり前と書きました。

なぜなら、「導入だけ」は私もしているわけです。

 

でも「活用」というとごめんなさい。

有名ブロガーさんを参考にして導入したもののなんですよね。

本当に戒めですし蓄積しているデータあるのに勿体ないです(汗)

正しい現状分析。

もっと意識的になりたいです。

 

(P.125) チェーン店の場合は、ソーシャルメディアの活用は本部から指示されているので、ひとまずは決められた頻度で記事をアップし続けてはいますが、正直なところ、店長やスタッフの負担になっている店も多くあります。もちろん、やり方次第では大きく売上を伸ばせるのですが、目に見える効果を実感できている店は少数派です。そのため、普段の業務を優先するあまり、ついつい投稿があと回しになり、更新頻度がどんどん落ちてしまうことになりがちです。記事のアップが少ないと、読者のSNSのタイムライン(つながりのある人の投稿が掲載されるページ)に表示されにくくなるので、情報が届かなくなります・そうなると、忙しいなかでも取り組み続けている意味がわからず、モチベーションが低下してしまいます。ソーシャルメディアを活用しても反応が出ないのは、正しい活用方法を知らないことに原因があります。厳しいですが、二流です。

 

お店のSNSアカウント。

有名企業のアカウント。

皆様はどう思われますか?

これは少し「上から目線」に感じられるかもしれません。

そこはあくまで「見ている側」の視点として捉えてください。

個人的に見ていて思うところを書いていきます。

 

簡潔に言うとこういうことです。

「やっている意味あるの?」というアカウントをよく見かけます。

別に個人アカウントで趣味でやっているならいいですよ。

これは「お店や有名企業アカウント」について視点で話しています。

そもそも「宣伝」の意味も有りで開設していると思うんですよ。

それなのにこれって意味あるの?ってアカウントが多い。

私はTwitterヘビーユーザーのTwitter廃人なのでツイッターですが。

 

引用部分で言うと負担になっているだけじゃないの?

それかスタッフのやる気が無いのどちらかです。

有名企業によっては広報課でSNS担当ありそうですからね。

仕事で担当として任せられているのに体たらくはさすがにダメですよね…。

 

幻冬舎の有名編集者である「箕輪厚介」さん。

箕輪厚介さんは幻冬舎の編集者というより個人が立っています。

それでいて担当した書籍を売り上げるのに長けているわけです。

宣伝方法としてと言いますか広報としてすごいと思います。

ここで思ったら行けないのが「箕輪厚介さんだからでしょ」という視点。

 

これは箕輪厚介さんの大ベストセラー。

「死ぬこと以外かすり傷」に書いてあります。

箕輪厚介さんもTwitter開設当初。

1000人にも満たないフォロワー数でした。

そこから観察して分析してごぼう抜き。

常にTwitterのタイムラインを覗いて1冊でも多く売る算段を立てていたそうです。

 

私がなんでこんなことを言うかというとこちらです。

「企業アカウントさんは土日は更新しないアカウント多い」

土曜日や日曜日は止まっているアカウントが多い印象があります。

これは上司から命令されてSNSアカウントを運用しているだけ。

指示されてやっているだけの人が多いのかなって印象があります。

そこまでの思い入れが無いのかな?って思って少し悲しくなりますが…。

 

別にみんながみんな箕輪厚介さんを目指す必要はございません。

というよりも目指しても挫折する人は多いと思います。

とは言え、ソーシャルメディアの活用という部分。

見ている人は「上司から命令されてやっている」と敏感に察知する。

この目は昨今は強くなっていると思うんですよね。

だからこそ意識的になった方が良いと思う部分です。

 

(P.129-130) お客様アンケートは来店頻度や来店動機を尋ねることなどに加え、満足度を5段階評価などで聞き出すというケースが一般的です。そして、用紙の最後にお客様が『意見』『改善要請』『指摘箇所』などを自由に記入することができる枠が設けられています。この自由記入欄の使い方次第で、お客様アンケートが"スタッフのヤル気を高めるツール"となるか否かが決まるのです。世のなかでよく見かけるアンケートには、自由記入欄のところに『改善するべき点があれば指摘してほしい』との旨の説明がされています。そうなると普段利用していて、"いい店だな"と感じていたとしても、ネガティブなことを記入しなければと思うものです。店長としては、できればお客様からはスタッフのモチベーションが上がり、元気になるようなプラス評価のメッセージを集めたいと思っているはずです。お薦めは、お客様アンケートの自由記入欄の説明文に、「頑張っているスタッフへの応援メッセージや励ましの声をいただけますでしょうか?」と記載しておくことです。

 

アンケートを取るときの注意事項。

この引用に関しては役立つと思います。

ついつい、やりがちだと思うんですよ。

 

「改善するべき点があれば指摘してほしい」

 

ブログやTwitter等でですよ?

このようなことを聞きたがると思います。

そのときに参考にして前向きになれる人はオッケーです。

そのまま突き進んだ方が良いと思います。

中にはそれをモチベにするどころがテンションを下げてしまう。

ブログやTwitterやYouTubeなどなどです。

逆に更新が止まってしまう人もいると思います。

 

私はそのタイプです。

だからこそ書き方1つだと思いました。

これは私が挫折があったわけでは無いです。

自分がそのタイプって自覚しているだけ。

それを踏まえて「エゴサーチ」はしないんですよ。

自分のことを調べて嫌なことがあったら凹みますからね。

それなら自分は自分で好きな人にさらに好かれる方向性。

そちらを模索してがんばろうと決定事項として昔から決めています。

 

ただ、引用部分のココですよね。

「頑張ってるスタッフへの応援メッセージや励ましの声をいただけますでしょうか?」

最初からこの視点で意見を聞けば良いわけです。

これなら肯定的な意見が集まるでしょう。

 

改善するべき点があれば指摘してほしいと書かれていたらですよ。

本書にある通りで満足度が満点のお店で大好きと自慢できるお店。

そのような店でも悪い点を書いてしまうのが人間だと思います。

アンケートなのでアンケートに沿って悪い部分をわざわざ探してしまいますよね。

スタッフさんへのモチベを高めるという部分。

もう1つは大好きな常連さんへの気配りとしても引用部分は良いと思います。

実際に私も悪いところはお店に特に無いのにアンケートでの項目で書かれている。

アンケートに沿ってわざわざ悪いところを頭を悩ませて考え抜いたことはあります。

 

【店長の一流、二流、三流】

店長の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

店長の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

 

 

・まとめ

一流店長の視点は参考になる 岡本文宏の店長の一流、二流、三流でした。

バイトスタッフとして働いている人もいると思います。

本書は別に上の立場じゃなくても役立ちます。

店長さんという人は一握りだと思いますからね。

お客様の視点も含めて学べる視点が多い。

私としてもマナーとして見直したい部分が見つかった書籍でした。