・私はネガティブを否定しません
自己啓発書。
スピリチュアル系の書籍。
読み始めると陥りがちな部分。
「常にポジティブ」ということです。
ネガティブ=悪と思いかねません。
私はそれはちょっと違うと思っています。
別に「常にポジティブ」を否定しているわけではございません。
要は、「合う合わない」の問題なんですよ。
根が「ネガティブ」の人が常にポジティブってキツいですよ。
逆にそれで自責してしまい意味のないことというか逆効果。
そんなこともあるのではと私は思ってしまいます。
私としては結局はココに落ち着きます。
「ネガティブでもいいじゃん!」という話。
感情も大切ですが、「行動」も大切です。
根がネガティブでも行動をポジティブに。
コレが本当に重要だと思うんですよね。
【【座右の書】ポジティブアクション 金持ちトーク貧乏トーク】
私の座右の書といえる書籍。
野口敏さんの金持ちトーク 貧乏トークです。
この書籍に書かれていた「ポジティブアクション」がほんと素晴らしい。
「気持ちはネガティブでも行動はポジティブに!」は私も意識しています。
書籍を多く読むようになってだいぶ感情をコントロールできるようになりました。
とは言え、人間だから落ちて落ちて落ちまくる日がありますよ。
それこそ、ブログを書く気力が沸かないは私でも起きうることです。
だからこそ、その感情を理解しておく必要もあると思うんですよ。
「押し殺す」のではなく「共存」の方向性というわけです。
私に関しては書籍に書いてあったあんな感じの状態と自己認識してしまいます。
「自己観察」できるようになると気持ち的にも余裕が出るんじゃないでしょうか。
今回の書評は読んでいて心があたたまる新刊を紹介させていただきます。
書名:たとえ、今日が散々な日であったとしても・・・・・・。 世界的人道支援家の“生きる力"がわいてくるメッセージ
著者:プレム・ラワット
翻訳:マックス・ウィトル
出版社:大和書房
出版年:2017年10月14日
ページ数:179ページ
本書の内容的には「THE・自己啓発」という書籍。
書名的にもそのように伝わると思います。
日々の生活での自分の視点って本当に大切だと思います。
この視点次第で生きやすくなることは間違いないです。
そんな、心温まるメッセージも多い書籍を書評させていただきます。
・嫌なことがあってもそれは一過性
(P.6) この本では、「新しいあなた」になることをお伝えするのではなく、「本来のあなた」を思い出してもらうヒントをお伝えしていきます。その中には寓話やたとえ話なども入っていますので、より身近に感じていただけることと思います。
【目次】
はじめに:あなたの一歩が人生だけでなく世界をも変える
第1章:たとえ、今日が散々な日であったとしても……
第2章:大切なものは案外あなたのすぐ近くある
第3章:人はそれぞれ重要な役割を持って生まれてきた
第4章:さあ、いまこそあなたの物語をつくっていこう
おわりに:あなたは自分が思っているより大切な存在です。
本書の目次になります。
本書はところどころに挟まれるイラスト。
ほんわかさせられるイラストで最高です。
読んでみて思うのは心が軽くなります。
視点的にもこの視点は大切と思える箇所ばかりでした。
その中でも私が特に感銘を受けた部分を解説していきます。
(P.18-19) 他人と比較するものさしは忘れてください。あなたの役には立っていません。自分を測ることに時間を費やさないで自分の「家」を強くしてください。自分の家が強ければ心配する必要はないです。その強さです。心の強さは一生続く強さです。
他人と比較するモノサシは忘れる。
ほんと他人と比較するって私も不必要な観念と思うんですよ。
だって、自分とは死ぬまで添い遂げるわけですよね?
でも、他人ってずーっと一緒ではないじゃないですか?
つまり、今あなたがライバルと思う人も10年後や20年後。
忘れ去られている存在かもしれません。
そういう部分を踏まえると他人と比較するモノサシより自分。
自分を強くしていくことを重視したほうが生きやすさもあると思うんですよね。
(P.28) 本当の平和は、1人ひとりから始まる。平和はすでに、私たちの心の中にある。私がいいたいのは、こういうことです。心の平和への欲求は、お金のあるなしとは関係ありません。ライフスタイルや言語とも地位や名声とは関係ない。考える対象や考え方とも関係ありません。心の平和への欲求はもともとすべての人間に備わっています。そのことを理解すればそれだけで十分です。「心の平和への欲求が自分の中にある」とわかったら、その欲求を満たす必要があるとわかるでしょう?
自分の心へは干渉できません。
干渉しているのは「自分自身」と言えるかもしれません。
起きた出来事に際して反応するのは自分自身です。
人によってはネガティブと思う出来事。
他人から見たらポジティブと思う出来事に変わる。
このようなことは起き続けるわけです。
だからこそ、「視点」というのが大切になってきます。
この視点は「物事を多角的に見る」視点です。
一見ネガティブに思えることもポジティブになっている。
数ヵ月後や数年後に見たらそう思えることってあると思うんですよ。
今は散々でもそういうことってあると思うので視点って大切だと思います。
(P.40) あなたが生きている間は、毎日が二度とは繰り返されない日の連続なのです。「多少はトラブルがあっても、大きな視野を持つと今日自分が生きている」という素晴らしい現実が見えてきます。周りの状況も心の状態も変わりゆくものですから。あなたは、どのようにこの船旅をしていくのでしょう?
どうすればいいのでしょう?
今は今で昨日と違う。
昨日は昨日。
明日は明日。
生きていたら「イマ」の連続です。
それなのに今をないがしろにするのはどういうことでしょうか。
「大きな視野を持つ」という部分。
今回の書評で大枠で伝えたい私の気持ちはここです。
私が当ブログでよく書いているこの視点です。
「未来の自分が幸せなら今の自分も幸せですよね?」という話です。
幸せな自分から見たら今の自分の逆境なんてどうってことないと思います。
数年後にこんなことあったなと振り返っているそれだけの出来事なんですよ。
私は未来が幸せと決定事項なんで時にテンションが落ちることもあります。
でも、この視点があるからすぐに気持ちを戻すことができます。
(P.54-55) 何が起きようと、どんな人生を歩んでいこうと、自分の中にある喜びを見つけることを選んで下さい。私たちは、自分の持っていないもので人生を測ります。なぜそうするのでしょう?
本当に自分が持っているものの大切さに、気づいていないからです。本当に自分が持っているものを見つければ、持っていないもので人生を測らなくなるでしょう。これは宗教でもスピリチュアルな話でも理論でもなく知ることです。
持っているものより持っていないものを見てしまう。
人間として生きているとありがちと思えます。
だから、「あるものを数えよう」とよく言われるわけです。
日々の生活で悪いことが起き続けても良いことは起きています。
たとえば、極論をいうと「空気を吸える」ことです。
本書は空気を吸える有り難みも多く語られています。
だってそうじゃないですか?
たとえ、1億円持っていても空気が無くなる。
そんな状態になったらすぐに死んでしまいますよという話。
空気があるって人間として生きていく上で必須条件なわけです。
だからそういう視点があるのも大切なことですよ。
(P.85) 頭は考えることが得意で、1日やらなければいけないことをこなすために、必要です。でも、考えすぎるとブレーキのない車のように暴走してしまいます。心は感じることが得意です。「生きている」という贈り物を受け入れ、喜びを感じるためにも心は必要です。
私は考えるのが大好きな人間。
常に何かを考えていると言ってもいいです。
だからこそ、逆説的に考えない時間をつくっています。
「散歩」や「瞑想」という時間もそうです。
意識的に考えない時間をつくっておく。
このことによって常に考え続けるより良いアイデアが浮かぶことも多くあります。
今は今でしか無いのだから今をゆっくりまったりと感じる時間も大切です。
【たとえ、今日が散々な日であったとしても・・・・・・。 世界的人道支援家の“生きる力"がわいてくるメッセージ】
・まとめ
今は今で昨日と違う! たとえ今日が散々な日であってもでした。
本書は心が軽くなる自己啓発書。
「視点」という部分で参考になる人も多いと思います。
何をやっても上手くいかないような日って生きていたらあります。
本書で言うような「今日が散々な日」です。
そのときに違う視点を持つと生きやすくなると思いますよ。