・見すてられ不安とは
見捨てないで…。
見捨てられる。
そういうことに頭を悩まさせたこと。
誰もが人生の中であるんじゃないでしょうか。
見捨てられるという言葉も一言で言い表せませんよね。
家族から見捨てられる。
失恋など好きな人から見捨てられる。
職場で失敗をして見捨てられるんじゃないかと心配する見捨てられる。
どれも同じ見捨てられるですけど、それぞれ違いますよね。
誰しも見捨てられるという部分で言うと心配。
心配性までは行かなくても心配と隣り合わせだと思います。
今回はそんな見捨てられることに悩んでる。
今は悩んでないけど少し心配性。
そのような人に読んでほしい1冊になります。
わかりやすく読みやすい解説で書かれていました。
書名:〈見すてられ不安〉に悩んだら 実践! ナラティブ・セラピー
著者: 水澤都加佐
出版社:春秋社
出版年:2017年11月14日
ページ数:178ページ。
出版年が2017年11月14日。
約2週間前に発売されたばかりの新刊です。
まだまだ発売して間もない本になります。
敏感すぎるあなたへというメッセージ。
私も敏感に受け取るタイプなので参考になること多かったですよ。
・【新刊】心配性の人は知って損なし 見すてられ不安に悩んだら
はじめに
第1章:見すてられ不安とはなにか
第2章:不安の種がまかれるとき
第3章:ゴールを思い描く
第4章:見すてられ不安をのりこえるための実践
おわりに
〈見すてられ不安〉に悩んだら 実践! ナラティブ・セラピーの目次です。
後半はナラティブ・セラピーについて。
ナラティブ・セラピーを実践することができます。
エクササイズつきの著書で実践本でもあります。
アンケートや質問も多いので今の状況を客観的に見れる。
自分がどういうタイプの見捨てられ不安を持っているかわかる。
そういう部分もあるので読んでいて自己認識力を高められました。
(P.6) 見すてられ不安はなぜそれほどまで深刻なダメージとなってしまうのでしょうか。そこから脱するには、どんな手があるのでしょうか。やっかいな敵と向き合うにはまず、その正体を冷静に見きわめることが、なにより大切です。そして、どのような戦略が有効か、そのために必要なことはなにかを考えることが求められます。それを可能にするために、本書は生まれました。
その正体を見極めることが大切。
不安の正体から逃げていても解決しません。
不安を押しつぶして隠そうとするよりもしっかりと向かい合う。
私もいろいろ試して結局のところ向かい合うほうの意識を持つことにしました。
自己認識して本を読んで戦略を立てて実践するです。
(P.17) 「はじめに」で書いたように、本書では見すてられ不安を、人間関係(親子、夫婦、恋人、兄弟姉妹、友人とのつながり、あるいは職場、学校など様々な場におけるつながり)が断ち切られてしまうのではないかという不安、強烈なショック、孤立感と定義しています。
そもそも、見捨てられ不安とは?
そのような人もいるかと思います。
大体の人の想像通りだと思います。
(P.70-71) 大切なのは、どのような環境で育ったとしても、どのようにパワーを奪われてきたとしても、失ったものを取り戻すことは可能だということです。もう一度繰り返します。
あなたは、資質やパワーを取り戻すことができるのです。そして、その方法はたくさんあります。思い出したくない過去に触れる作業には、多少痛みが伴うかもしれません。でも、恐れることはありません。深刻な問題だからこそ、肩の力を抜いて遊び感覚で取り組むという発想の転換が大事です。
失ったものを取り戻すことは可能。
今を深刻に捉えるともうダメだ。
この世の終わりみたいな気分になりますよね。
そうではなく、過去にしっかりと触れる。
こういう作業も大切だと著者の水澤都加佐さんは仰っています。
私もここ数年で自分を見つめ直す時間の大切さを強く実感しました。
そういう時間するより作業、作業になりがちですもんね。
立ち止まってノートとペンを取って見つめる時間も重要時間です。
(P.77) 見すてられ不安に支配されないということは、具体的にどういう状態をさすのでしょうか?
リストラされても、別れ話が出ても平気になることでしょうか? 大切なものを失っても、悲しくならないことなのでしょうか? 答えはノーです。
見すてられ不安からの回復とは、今起きていることが、未完のまま抱え込んでいるネガティブな感情から切り離されて、それ以上でも以下でもない実際の大きさで受け止められるようになることです。そして、その感情を誰かに話すことができること。その体験を通して、先に進むエネルギーを感じ、認識や行動を変えられるようになることです。
実際の大きさで受け止める。
そのことを誰かにしっかり話せる。
そして先に進むエネルギーを感じて認識や行動を変えられる。
逆に言えば、これができない人。
見捨てられ不安に支配されやすい人だと思います。
私はまず実際の大きさより大きく考えてしまうタイプ。
不安が増大タイプなので支配されないようにと思いました。
(P.82) 意識しながら習慣を塗りかえる。再発しても、慌てず、その地点からまた新しい物語を生きる。これを繰り返しているうちに、いつしか見すてられ不安に支配される生活から抜け出ているでしょう。人間には、たとえつらい状態であっても、その場所に長くいるとそれが当たり前だと認識してしまう傾向があります。
(中略)
未来が怖いと思ったら、こんなふうに考えてみましょう。今まで通りの生き方を続けたらあなたはどうなりますか? 今より幸せでしょうか? 人生は魅力的でしょうか? その答えをじつはあなたはすでに知っているのではないでしょうか?
習慣を意識して塗り変えていく。
習慣は来年からと言わず思い立ったが吉日。
今から考えてやっていきましょうと言いたくなります。
その場所に長くいると辛い環境でもそれが当たり前と認識してしまう。
ホームレスの人に住居を与える。
その人が環境の変化に耐えられず自らホームレスに逆戻りした。
そのような辛い環境に自らまた逆戻りする例を何かの本で読んだ記憶があります。
(例なのでもちろん、そのまま快適な環境の住居で暮らす人もいるでしょうが)
だから、つらい環境に慣れ親しんでその生活が当たり前にならないようにですね。
私はモノの話しですけど、スマートフォンやパソコンの機能がいま少し壊れています。
だけど、スマホやパソコンを修理せずにそのまま使用していたりいます。
不便なのに当たり前のように使い続けてたままなのですごくわかります…(汗)
何度も繰り返して習慣を塗り替える意識は高いですし現在も実践中です。
未来が怖いと思ったらこんな風に考えてみようの部分はいいですね。
この質問を投げかけると強い向上心が自分の中で湧いてきました。
今のままじゃダメだと思っている人ほどぜひ質問を投げかけてみてください。
【〈見すてられ不安〉に悩んだら 実践! ナラティブ・セラピー】
・まとめ
〈見すてられ不安〉に悩んだら 実践! ナラティブ・セラピー。
水澤都加佐の本を読んだ読書感想文でした。
解説、実践前に、エクササイズ。
見すてられ不安を知りたい人。
現在、悩んでいて解決方法を知りたい人。
心配性の人は知っておいて損はないこと多い著書でした。