☆中山マコトさんの思考法を学べる良書
本を読むのは答え探しじゃない。
よく言われる言葉です。
私はこの言葉の意味合いをこう捉えています。
本というのは自分と違う考え方を学ぶもの。
どういうことか。
わかる、わかる。
と言うよりは、「えっ」という驚き。
斬新だと言う考え方を学ぶ。
そういう意味合いと捉えています。
だから、わかるわかるというより尖った考え方。
この考え方は遠慮してできてないという考え方。
そういう本を読むのが大好きだったりします。
今回の著書の名前は整理整頓をしない人ほど、うまくいく。
んっ!?と思う人もいると思います。
「整理整頓する人ほど、うまくいく」ならありそうですよね。
逆説的な意味で気になるタイトルだと思います。
そして、尖っている本でもあります。
そこで、気になって手にとって読んでみました。
書名:整理整頓をしない人ほど、うまくいく。 超一流だけが知っている「本質」の思考法
著者:中山マコト
出版社:きずな出版
出版年:2017年8月23日
ページ数:192ページ
超一流だけが知っている本質の思考法。
思考。考え方を注入できる本です。
中山マコトさんの著書は文章術(コピーライティング)やマーケティング。
こういった著作は読んだことありました。
今までの中山マコトさんの著書も読んでよかったです。
だけど、今回の著書は今まで読んだ本で最高と言える良書を紹介していきます。
☆おまえは何を言っているんだ 整理整頓をしない人ほどうまくいく
Prologue:アイデアは、散らかった部屋で降りてくる
Chapter1:うまくいく方法は、常識の外側にある!
Chapter2:つまらない現状から、抜け出せ!
Chapter3:他人が言う「正しさ」に、惑わされるな!
Chapter4:尖ったスキルで、突破せよ!
Chapter5:あなたが、唯一無二になれ!
Chapter6:永遠の成功を、手にせよ!
Epilogue:"捉える角度"を意識するだけで、人生は変わる
整理整頓をしない人ほど、うまくいく。
超一流だけが知っている「本質」の思考法の目次です。
それぞれのチャプターでこれはと思える思考法。
普段の思考回路から離脱できる思考を学ぶことができます。
普段の思考がいかに固定観念に縛られているかと思えること。
そういう解説も多く含まれているので思考を学べる良書だと思いました。
(P.2) 「整理整頓をしない人ほど、うまくいく。」
本書のタイトルを見て「何を言っているんだ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。いきなり答えを言ってしまいますが、これが人生を謳歌する秘訣です。正確には、このような考え方を持つことが、自由な人生を生きるために必要だということです。つまり、本書は整理整頓や片づけの方法を書いたのものではなく、よりよい人生を生きるための考え方を説いた本なのです。
本書のタイトルは確かにそうですよねw
何を言っているんだ?
おまえは何を言っているんだ?と思った人もいるかもしれません。
ただ、整理整頓できた部屋が過ごしやすいかと言ったらそうではありません。
それが、結果に繋がるか。結果を出せるかは違いますしそちらが重要ですもんね。
何かの著書で読んでうろ覚えなので間違っているかもしれません。
将棋の羽生善治さんも将棋の大会で自室に入室。
そのときに普段の生活環境に近づけるために部屋を汚す。
つまり、整理整頓しない状況にするというのは聞いた記憶があります。
部屋をキレイにすることが結果に繋がるなら整理整頓する。
結果に繋がることでないなら整理整頓しないですね。
(P.26) 小説は"言葉の専門家"である小説家が必死になって、何かを伝えようと書き綴ったものです。読んでいるだけで言葉から刺激を受けることが多々あります。何よりも小説家は"裏取り"にこだわります。つまり説得力を増すために徹底して調べるわけです。ですから、そこに登場する事象や事実はかなりの確度で正しい。だから信じるに足るわけです。
小説は読むのに時間がかかるし時間の無駄。
ビジネス書ではそういうことを言う人をたまに見かけます。
中山マコトさんはその逆を行く珍しい人です。
私も「著者によっては」本当にこの通りだと思います。
特に西尾維新の小説。
西尾維新先生の作品はビジネス書を1冊読むより学べる。
考え方や思考的なことで西尾維新作品で学んだことはたくさんあります。
(P.29) 何度も読むからわかることもあるし、何かしらの体験や経験があって、時間が経ったからこそ理解できることがあるということなのです。「ああ、そういうことか!」と気づいたときの驚きや感動は、本を読む喜びを2倍にも3倍にも膨らませてくれます。本を読み返すメリットはもうひとつあります。繰り返し読むことで、作家の思考をトレースできるようになるのです。
何度も読むことはホント大切だと思います。
時間が経って理解できたという経験もあります。
そういう意味で中山マコトさんの仰るこの部分。
すごく腑に落ちる部分であり気に入った良書。
何度も読み返そうとより思えた部分でもあります。
(P.69) マイナスのクセなら直すしかないのです。会話や行動だけでなく文章にもクセがあります。小説家や文筆家はクセも味わいや個性だと受け止められ魅力になる場合もありますが、ビジネスシーンの文章には必要がありません。意図したことが的確に伝わることが最優先事項です。あなたの文章のクセが相手の理解を妨げるなら、クセは排除すべきです。そのためには、ときどき誰かに読んでもらってフィードバックを受けるといいでしょう。
文章にもクセがある。
これは本当に思います。
ブログを書いていてもっと他の言い回しは無いのか。
もっと他の語彙は無いのかと思うことが常々あります。
意図したことが的確に伝わることが最優先事項。
中山マコトさんの言うことをもっと活かしていきたいと思いました。
(P.85-86) 何も考えずに書いた記事が誰かを不快にさせることもあります。ちょっとした誤字や脱字のせいで、せっかくのいい提言や善行が台無しになることもあるでしょう。
SNSは誰かの目に触れるということを常に意識してふるまうべきです。SNSでは投稿の数が多いほうがいいという考えの人もいますが、そうではありません。そこら中に炎上の火種をまき散らしても、誰も得しません。大事なのは内容です。「投稿」ではなく「投考」であるように、送信ボタンを押す前に見直す習慣をつけましょう。
私はブログもTwitterも送信前や送信後。
必ず自分の投稿文に1度は目を通すようにしています。
それでも、さらに見返すと間違いあったりするので驚きます。
ほとんどの人は確認しない。
ほったらかしにする人も多いんじゃないでしょうか。
何も個人の投稿ではなく大手サイト。
Yahooなどのポータルサイトでもタイトルミス。
「えっ、こんな間違えで投稿したの!?」と思える記事。
そういう文書にお目に掛かることもあるんじゃないでしょうか。
そういうのを見ると投稿ではなく投考という考え方は必須です。
(P.155) 100人のうち90人が世相に流されるとしたら、あなたは残る10人になりましょう。歴史を見ても、後世に残るのは時代に流された人ではない、物事を突き詰めた人たちです。時間の許す限り追求すれば世界が広がり、思考が深まり、価値観が変わります。あきらめない姿勢を大切にすることで努力の質が変わるのです。とくに、いま行き詰まりを感じている人は、サッと検索して次に行くような小手先の仕事をしても変化は期待できません。まずは何かひとつ突き詰めてください。そこから何かが始まるはずです。
私は野心家タイプ。
私は諦めが悪いです。
残る10人になるタイプでもあります。
あきらめない姿勢を大切にするは本当に思います。
今年ほどいろいろ揺らがされた年はありません。
そういう意味では試されていると思っていますw
あきらめず努力の質を高めてもっと突き詰めたいと思いました。
【整理整頓をしない人ほど、うまくいく。 超一流だけが知っている「本質」の思考法】
☆まとめ
整理整頓をしない人ほど、うまくいく。 超一流だけが知っている「本質」の思考法。
中山マコトの本を読んだ読書感想文でした。
中山マコトさんの思考法はすごいです。
読んでいて尖っている部分。
それでいてこれからの時代に必要な考え方。
そのような思考法を学べる本でもありました。
自分の思考回路を改めて組み直したい。
そういう人には取っておきの1冊と言える良書でしたよ。