【新刊】 杉本昌隆の藤井聡太は、こう考える

・藤井聡太さんのご師匠の本!

 

 

どうも管理人のポポリッチです。
 
藤井聡太さん。
将棋を知らない人でも知っている。
国民の認知度が高いんじゃないでしょうか。
 
そしてその藤井聡太さんの師匠。
杉本昌隆さんでございます。
今回の書籍は師匠が書かれています。
 
 
 

藤井聡太は、こう考える

 

 

 

書名:藤井聡太は、こう考える

 

著者:杉本 昌隆

 

出版社:PHP研究所

 

出版年:2023年9月16日

 

ページ数:208ページ

 

 

 

師匠が初めて明かす。
藤井流、心の整え方、頭の使い方。
本書を紹介していきたいと思います。
 
 
 

・圧倒的強さの秘密に迫る!

 

 

(P.6) 本書は、藤井の強さの秘密について、スキルとメンタルの面から紐解いていこうとするものです。AIの申し子とも言われる藤井七冠ですが、彼の指し手はきわめて人間的なものです。AIのパターン認識を超えた創造力といえます。その須笠はまさに人としての可能性を示すものです。

 

 

 

【目次】
 
はじめに
 
序章:純粋さの勝利
 
第一章:構想力
 
第二章:集中力
 
第三章:平常心
 
第四章:探究心
 
第五章:才能とは、努力を続けられること
 
第六章:羽生善治九段から学んだこと

 

 

 

本書の概要と目次です。
巻末には対談も収録。
谷川浩司さんと藤井聡太さんを語られていますよ。
 
 
 
(P.35) わざわざ自分の負けを考えるかというと、それをすることにより多角的に物事を判断できるからです。また、現状から「最悪」への距離感がわかっていれば、それの回避は比較的容易。よしんばそれに近い状態になってしまっても、現状を打破しやすいのです。

 

 

 

悪いことを考える。
最悪の事態を想定する。
一見すると悪いように思えます。
 
しかし、頭の中でイメージするだけしてみる。
実際に起こったときに慌てないし対処できる。
そういう意味で脳内でしっかりリハーサルも大切ですね。
 
 
 
(P.89) 仕事、スポーツ、あらゆる場面において、勝負の場面があります。その時は、目の前の相手を意識するよりも、その勝負を通過点として、最終的に目指したい目的は何か、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

藤井聡太さんはいつだって平常心。
この平常心については考える機会になりました。
人間、生きていたらレッテル貼りしますよね。
 
○○が得意。
○○が苦手。
 
これは人に限らない。
作業などでも出てしまいます。
そういうレッテル貼りが無い。
そして運頼りにもしていない。
こちらの章の平常心という話は深かったです。
 
 
 
(P.156) 努力で到達できるのは初段から三段までではないかと思っています。逆にいえば、努力次第で有段者あたりまではいけると私は考えます。ただ、四段は努力だけでは無理だろうと、今の三段を見ていて思うのです。頑張ればだれでも四段になれるは決していえません。これ以上ないというくらいに頑張っても、届かない可能性があるのが四段、棋士の世界です。

 

 

 

厳しい世界ですよね。
一方で努力が足りていない。
そういうことでも無いと言う話。
 
野球やサッカーなどでもそうですよね。
プロ選手になれているのは一握りの存在。
プロになれなかった人が努力が足りていないわけでは無いです。
 
ゲームなどでも似たこと感じます。
ある程度までは上達していく。
でも一定のラインで頭打ちになる。
努力だけではどうにもならない壁を感じることあります。
 
 
 
【藤井聡太は、こう考える (杉本昌隆)】

 

 

 

・お師匠さんの話!

 

 

【新刊】 杉本昌隆の藤井聡太は、こう考えるでした。
 
本書は藤井聡太さんについて。
考え方や視点や着眼点を学べます。
しかし、読んでみて感じたの師匠の考え方。
杉本昌隆さんの考え方や視点も素晴らしかったです。
一度で二度おいしい考え方を知ることができる内容でした。