【新刊】 鳥嶋和彦のDr.マシリト最強漫画術

・漫画に限らず創作系にも役立つ考え方!

 

 

文章を紡ぐ人であり続けたいポポリッチです。
 
本書の著者である鳥嶋和彦さん。
週刊少年ジャンプの黄金期を支える。
ジャンプの名物編集者として有名。
 
そして鳥山明先生。
ドクタースランプやドラゴンボール。
担当されていたのも有名です。
 
読んでみてスゴく刺激を受けました。
私は漫画は描けないタイプ。
そんな人でも創作するの大好きですから響きました。
 
 
 

Dr.マシリト 最強漫画術

 

 

 

書名:Dr.マシリト 最強漫画術

 

著者:鳥嶋 和彦

 

出版社:集英社

 

出版年:2023年7月21日

 

ページ数:196ページ

 

 

 

本気でジャンプの編集者になりたいかツ!?
ぜんぶ講義してやるッ!!という内容です。
週刊少年ジャンプで連載されていたバクマン。
こちらの内容も交えつつ解説されていますよ。
 
そして対談ですね。
私はこちらを読みたかった人です。
鳥山明先生、桂正和先生、稲田浩司先生。
鳥嶋和彦さんとの対談が収録されています。
 
 
 

・Dr.マシリトの最強漫画宣言!

 

 

 

(はじめに) プロ漫画家への最短ルートを歩みたければ、この「最強漫画術」をどうか最大限に活用してほしい。これが本気の漫画家志望者諸君に贈る、Dr.マシリトの最強漫画宣言である!

 

 

 

本書の概要です。
ふんだんに実際のマンガも使用。
説得力ある言葉が並んでいますよ。
 
 
 
(P.83) 私自身の経験と照らし合わせてみても、まだ編集者としてのキャリアが浅かったころ、なんとか面白い物語を作ろう、スケールの大きいドラマを作ろうとしてがんばったことがあった。ところがことごとく上手くいかず、読者はドラマそのものを面白がるのではない。だから物語にいくら凝っても、それは無意味ということだったのだ。では何に面白がるのかと言えば、そう、魅力的なキャラクターであり、その行動と、さらには運命にである

 

 

 

ブログやSNS活動にも通じますね。
私はリアルタイム体験を重要視。
赤裸々に話すことが多いです。
 
ネットを見ているとです。
話のスケールが大きい。
盛ってそうに感じたり本当?と思うこともあります。
そういうのは日々の積み重ねだと思うので す。
 
普段から魅力的な人物像を見せる。
ありのままの素の自分を見せている。
それが物語を紡いだときに人間性や共感。
色んな側面に波及すると思うんですよね。
 
 
 
(P.93) 「少年ジャンプ」連載のほかのトーナメント・バトル作品も同様に人気があり、今に至るもトーナメント・バトルは、アクション漫画の王道の一つとして読者に興奮を届け続けているのだ。

 

 

 

トーナメント・バトルは面白いですよね。
これは格闘アクション漫画に限らないですよね。
スポーツ漫画もいわゆるトーナメント。
 
あのチーム負けたんだみたいな意外性。
読者として驚く展開もありますもんね。
 
アクション漫画のトーナメント・バトル。
私はドラゴンボールと幽遊白書がまず浮かびます。
それだけ偉大な功績を残した作品だと感じます。
 
 
 
(P.131) 仮に原稿が認められてその編集者が担当になった場合に、なんらかの齟齬をきたす可能性が高くなる。だから編集者が持ち込み相手を観察し、見定めるように、持ち込んだ側も編集者を観察し、見定める。原稿を見てもらうというのはそういうことだという認識の元に、持ち込みに臨んでほしい。

 

 

 

挨拶・編集者との向き合い方。
挨拶などの礼節はもちろん大切です。
ただ、必要以上に媚びないということも書かれています。
立場は対等という意識も大事。
 
原稿の持ち込みや編集者と話す。
漫画だけに限らず色んな世界があります。
私は書籍出版をしたいと思っているタイプ。
この辺りは漫画以外でもそういう意識を持ち接する。
持ち込みや編集者と対峙するときの心構えの勉強になりました。
 
 
 
【Dr.マシリト最強漫画術 (鳥嶋和彦)】

 

 

・マンガ好きな人にもおすすめ!

 

 

【新刊】 鳥嶋和彦のDr.マシリト最強漫画術でした。
 
本書は漫画の裏エピソード。
ドクタースランプやドラゴンボール。
知らないことも多かったので楽しかったです。
漫画家を目指している人以外でも漫画を読むのが好きな人。
マンガ好きの人にもおすすめの内容と言えます。