【新刊】 安藤俊介のなぜ日本人は怒りやすくなったのか?

・アンガーマネジメントで読み解く視点

 

 

本書の著者である安藤俊介さん。

過去にも何冊か書評しています。

アンガーマネジメントに関しての書籍です。

 

今回は少し違う方向からの内容。

「なぜ日本人は怒りやすくなったのか?」

多角的に解説してくれるとより理解しやすい。

 

アンガーマネジメントについて深く知ることができます。

本書の書名については私なりに思うことや感じることがあります。

私なり要素がいつもより濃い私なりの書評をご了承ください。

 

 

 

アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

 

 

 

書名:アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

 

著者:安藤俊介

 

出版社:秀和システム

 

出版年:2022年1月7日

 

ページ数:224ページ

 

 

 

100万人が実感。

自己肯定感を高める。

負の感情をコントロールする。

本書からアンガーマネジメントの技術を学んでいきましょう。

 

 

 

・アンガーマネジメントの入門書としての本書

 

 

 

(P.7) 本書は今の時代、どうすれば生きやすくなるのかについて、アメリカで生まれたアンガーマネジメント的な考え方や方法を紹介しています。アンガーマネジメントは日本でも少しずつ市民権をえるようになってきていますが、まだまだその具体的な方法は知られていません。本書がアンガーマネジメントの入門書として、あなたの生きやすさの一助になればとても嬉しいです。

 

 

 

【目次】

 

はじめに

 

第1章:なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

 

第2章:要注意! 自己肯定感が低いと怒りやすくなる

 

第3章:自己肯定感が低くなった原因と今後の解決法

 

第4章:自己肯定感を左右するコアビリーフと向き合う

 

第5章:同調圧力から生じる怒りをどう回避するか

 

第6章:これからの時代をムダに怒らない6つのヒント

 

 

本書の概要と目次でございます。

私の場合は安藤俊介さんの書籍。

過去にも何冊か読んで理解を深めてきました。

 

しかしながら、アンガーマネジメント。

まだまだ知らないって人も多いんじゃないでしょうか。

章立てを見ていても気になる項目が多いかと思います。

私なりの視点を踏まえつつも学びも大切に書評させていただきます。

 

 

 

(P.22) 物事をネガティブに考えがちな人は、よりネガティブに考えやすいように神経の構造が変わります。逆に、ポジティブに考えやすい人は、よりポジティブに物事を捉えやすいように、脳神経の構造が変わるのです。つまり、怒りで消費している人は、よりムダに、必要以上に怒りやすくなります。そうなれば、穏やかで平穏な日常など望むべくもありません。怒りでの消費は記憶には残らないのですが、心の傷としては確かに残るのです。

 

 

怒りぽい場所に近づかない。

怒りぽい場所には怒りぽい人が集まっている。

環境を自分で選び取ることが大切な時代だと思います。

 

冒頭は昨今でのインターネットでの出来事。

炎上したり取り上げられたりしていますよね。

ただ、ターゲットを探して叩きたいだけ。

今日はこっち、明日はこっちになっている人が大半。

そういう話を踏まえて解説されています。

 

脳神経の構造が変わる話が出ています。

今がネガティブって人もご安心ください。

私は数年前はもっとネガティブ人間でした。

そこから色んな書籍を読み勉強して取り入れる。

 

過去の自分から現在の自分。

後天的に良い方に変化した箇所って多いです。

これが脳神経の構造が変わることだと実体験で感じます。

今からでも遅くないですし良い方に変化したいですよね。

 

 

 

(P.35) ヤフコメなどで無闇に誰かを攻撃する人、あるいはそれに賛同している人は、逃げられない人、生存戦略の一つを放棄し、自ら生きづらくしている人です。その場にいることを自ら選び、自分で自分を追い込み続けています。はたして、そんなことをする必要があるのでしょうか。逃げることは一面でしかありません。たとえば今、自分が属している組織、社会、コミュニティがどうしてもイヤで、その場に居続けることによって自分が病んでしまうなら、その場から逃げることはとても大切な選択です。

 

 

ネットコメント。

明らかに数年前より攻撃的リプライが増えています。

マナーで片付けられない問題。

私は逃げるでも無いと思ってますね。

 

Twitterのフォロー外からのリプライ。

数年前より意味不明な攻撃的なリプライ。

キーワード検索で調べてリプライ送っているんでしょうね。

個人アカウントなのにヤフコメにコメントするくらいの気軽さ。

中の人のことを考えずに攻撃してくる人がいます。

 

先日、書評させていただいた書籍。

感銘を受けて私は採用しています。

「言葉の通り魔」っていう考え方です。

今回の話に通ずる部分じゃないでしょうか。

 

その場から逃げる選択は大切。

実際に通り魔に遭遇したら逃げますよね?

これをネットに置き換えてみてください。

通り魔的なコメントや中傷をしてくる人に遭遇する。

相手にせずに逃げると思うので逃げる選択も大切にしましょう。

 

 

 

(P.53) 自己肯定感の低い人は、様々な物事を、自分に対する攻撃として捉える傾向があります。攻撃をされれば反撃するのは生物として自然な反応なので、自己肯定感の低い人は攻撃的になるのです。

 

 

自己肯定感が高い。

自信満々で怒鳴り散らしたりエバりそう。

私は少し前までそちらの印象がありました。

 

しかし、自己肯定感の低い人。

攻撃的になるという視点になります。

昨今のネットを見ているとそうかもと感じる機会が多いです。

自己肯定感についてと怒りについての話はとても興味深いと思います。

 

 

 

(P.116) 原因を追求することに慣れていると、問題が起きたときには原因を特定し、なぜその原因が起こるのかを考えがちです。ただ、それはもしかしたら出口のない、解決できない原因を考えていることになっているかもしれません。これからは原因を考えるよりも、今からどうしたいか、どのような状態になりたいのか、目指す理想やゴールを優先的に考えるようにしていきましょう。過去よりも未来を考えるほうが、気持ちを楽にできます。

 

 

私はまだまだ未来志向できません。

そういう意味ではネガティブ気質。

過去の悪い部分や過去の良かった出来事。

過去に引きづられやすい性格は残っていそうです。

 

だからこそ今年は意識的に未来に向ける。

未来の楽しいことを意識して毎日を過ごしています。

過去に引きずられてしまう自分の思考の癖。

矯正していきたいと思えることの1つです。

 

引用箇所の話になります。

当ブログやツイッターで語ること。

習い性になっているので、正解不正解で考えてないか立ち止まる。

それを踏まえて「解決できない原因を考えている」可能性もある。

忘れないでおきたい視点です。

 

 

 

(P.144) 多様性の時代と言われながらも、私たちは同じ価値観の人たちと集まりがちです。そこでは自分と似た考え、嗜好の人たちの意見ばかりを聞くことになるので、自分の価値観や考え方が当たり前であるかのような錯覚をします。しかし本当は、世の中には自分とはまったく違う価値観の人たちが大勢いるのです。

 

 

私は「独特な界隈を築いている」と言われます。

Twitterがブログ、ツイッター、趣味も含めての雑多垢。

いろんな方々を見ているのが楽しい。

それで1つの価値観に染まっていないと思います。

 

ただ、いろんな人を見ていると感じること。

大多数の人は同じ界隈の方々とつるんでいます。

これは良い面もあると言えばあるんですよね。

しかし、私みたいな人も存在しているのがツイッターです。

 

○○界隈の常識が常識とは限らない。

他の界隈を知らない人はそれが常識と思っている人が多い。

それを当てはめたり押しつけたりする人も多い印象があります。

視野を広げるっていう面でせっかく色んな人と繋がれるツイッター。

違う価値観の人を楽しく見れるので幅広く見るのも良いものですよ。

 

 

【アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか? (安藤俊介)】

 

 

・怒りに扇動されている可能性もある

 

 

【新刊】 安藤俊介のなぜ日本人は怒りやすくなったのか?でした。

 

昔はテレビを見なければ良かったこと。

今はインターネットを利用しないは難しい時代。

 

自分から普段ゴシップネタにアクセスしないという人。

それでもトピックスみたいに表示されているのを目撃。

ネットを使う上で目に入ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

 

Twitterのパソコン版なんてそうですよね。

トレンドや記事がうごめいてゴシップやネガティブネタが目に入る。

自分から見に行かなくても自然と真横のトレンドで目に入ってしまいます。

 

有名な方だったかフォロワーさんだったか忘れました。

有料でいいからトレンドに表示されてるの消せるようにしてほしい。

仰っている人が居たくらいでしたからね。

 

怒りやすい世の中になっている現代。

正当な怒りではなく扇動されてしまっている怒り。

怒りに乗らず自分に集中してより良い未来にしていきましょう。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。