・新時代に備えての大事な視点がわかります
キャッシュレスについて。
現金至上主義。
まだまだそのような人もいるかもしれません。
その一方で少しずつそこから抜けている人。
今ではスマホ決済も当たり前。
クレジットカード使用せずとも現金必要なし。
そのような支払いをしている人も増えていると思います。
本書の内容で言うと小難しい部分もあります。
しかし、今後の時代を生き抜く視点。
こういう視点も合ったほうが良い。
私も気づかさせていただいた部分が多かったです。
2020年以降の時代を見据えてのキャッシュレスマーケティング。
書名:キャッシュレス・マーケティング ウィン-ウィンの仕組みを築く
著者:長谷部 智也
出版社:日本経済新聞出版
出版年:2020年10月17日
ページ数:224ページ
ウィンーウィンの仕組みを築く。
キャッシュレス決済。
まだまだ抵抗感がある人もいるかもしれません。
逆に還元率が高くて大歓迎の人もいるかもしれません。
知ってる人も知らない人も参考になる知見が多い新刊を書評していきます。
・真のキャッシュレス時代到来へ向けたアクションを考えていこう
(P.5) 本書では、ともすると供給者側の論理に終始することも懸念される、昨今の消費者不在のキャッシュレス推進に一石を投じ、日本においてあるべきキャッシュレスと、キャッシュレス社会で勝ち抜くための要諦を、決算事業者と加盟店それぞれの経営戦略の観点から論じていく。日本におけるキャッシュレスは、加盟店と決算事業者がウィンーウィンの関係を構築するとともに、キャッシュレスを通じて企業の売上成長に貢献し、消費者も自分では気付いていなかったニーズが満たされるような形で進展すべきだと考える。今は残念ながらそうはなっていない。真のキャッシュレス時代到来へ向けたアクションを考えていこう。
【目次】
はじめに
序章:2040年のビジネスマン Mr.CL(Cashless)さん45歳のある1日
第1章:なぜ、今キャッシュレスなのか?
第2章:キャッシュレスからキャッシュレス・マーケティングへ
第3章:キャッシュレス促進だけで経済は活性化しない
第4章:これまで「ほぼ無風?」だった日本のクレジットカード業界
第5章:「QR祭り」はクレジットカード業界に刺激を与える起爆剤
第6章:CAFAが大きな脅威になることはないが、テクノロジーの進化は見逃せない
おわりに
本書の概要と目次になります。
概要だけちんぷんかんぷん。
少し難しいと本と構えてしまうかもしれません。
しかし、今後の未来についての考察。
キャッシュレスについてのあれこれが深く書かれています。
視点として入れておいて損はない知識ばかりでした。
そのような新刊を恐縮ながら私なりの書評になります。
(P.23) 現在利用できるキャッシュレスの決済手段は、大きく「クレジットカード」「デビットカード」「電子マネー」「口座振替」「コード型決済」の5つに分類される。「コード型決済」とは、バーコードやQRコードのような印刷されたコードを利用した支払い手段のことだ。
キャッシュレスでの決済手段。
ここ数年でかなり増えました。
私はデビットカードと楽天Edyは早くから使用していました。
今ではペイ系ですよね。
ペイペイ、楽天ペイ、ファミマペイ。
色んな種類のペイが乱立しています。
それ以外にもキャッシュレスという部分。
色んなシステムでの支払い方法が増えています。
しっかりアンテナ感度を高めて情報キャッチしたい分野です。
(P.49) 例えば、現金に物理的に触ることは、感染予防の観点から無いに越したことはない。各小売店でも、既にビニールやプラスチックのシールドがレジに張られて、ビニール越しに現金の受け渡しがなされているが、コンタクトレス決済であれば何のリスクもない。また、コンビニや書店で普及しつつあった無人レジも、急速に利用者が増えていくであろう。コロナに伴うEC市場のさらなる成長は、キャッシュレスの追い風であることは言うまでもない。
2020年生活も仕事も様変わり。
新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったです。
その上で改めて注目されたのがキャッシュレス決済。
キャッシュレスについてになります。
現金の手渡しは感染予防の観点からよろしくない。
その意味でもキャッシュレスが見直されてる部分ありました。
引用視点で言うキャッシュレスの追い風という部分。
生活が一気に変わるときは変化があります。
意識的になってキャッシュレスを考える機会になってる人も多いかもしれません。
(P.51) キャッシュレスビジネスも、淘汰されてしまうビジネスモデルにいたずらに寄り添っていては、明日はない。加盟店の業態転換を支援する意味で、一番簡単な例で言えば、オンライン販売強化の支援のためのキャッシュレスであろうが、変化をチャンスとし、コロナ後の社会で勝ち残る企業の決済を担う機会を様々な形で捉えていくことが必要だ。
これからの時代はAIの時代。
失われる仕事や職業が多く出る。
このことは数年前から言われていました。
しかし、AI時代が新に到来する前にです。
2020年は新型コロナウイルス感染症の猛威。
仕事の業務形態や働き方の見直し。
急速に変化することになりました。
つまり、キャッシュレスビジネスでもそうです。
淘汰されるビジネスを見極め迅速に動くのが大切になってきます。
(P.64) マーケティングが極限まで高度化してLVCとしての価値を提供できるようになることで、”本当に欲しいモノ・サービス”を本当に欲しいタイミングで買える未来が実現する。自らが探し、選ばずとも、今役立つものだけが揃う世界だ。そこでつながってくるのが本書タイトルだが、ここで意味する「キャッシュレス・マーケティング」とは、キャッシュレスを起点にしてマーケティングの覇者になるための道しるべである。
まだまだ現金派と言える人。
現金至上主義の人はいるはずです。
しかし、この割合は減っていくと感じます。
これはあくまでも私の印象で書評時点で書かせていただきます。
理由としてはキャッシュレスのキャッシュバックが豊富。
そしてキャッシュレス決済がどんどん楽になっている。
感染予防の観点でも良いことは先程の通りです。
ブレーキ掛ける理由も無いですし促進運動は進むかと思います。
私もキャッシュレスについてしっかり学びたいです。
【キャッシュレス・マーケティング ウィン-ウィンの仕組みを築く】
・キャッシュレスマーケティングの基本
【新刊】 大事な視点 長谷部智也のキャッシュレスマーケティングでした。
書評部分でいうとキャッシュレス。
特にキャッシュレス決済の話が多いかもしれません。
書籍の後半はマーケティング視点も豊富に書いてありますので安心してください。