・ニトリ創業者の新刊
全国的に店舗も増えているニトリ。
そのニトリの考え方がわかるのが本書。
考え方だけでなく働き方と言える部分。
著者さんの実体験や実例も書かれています。
何回かニトリに行ったことがあります。
店内を見ているだけでワクワクする空間。
思いを馳せられるお店と行った感じでいいですね。
創業者の考え方が丸わかりの新刊を紹介していきます。
書名:ニトリの働き方
著者:似鳥 昭雄
出版社:大和書房
出版年:2020年8月27日
ページ数:272ページ
不況をものともしないニトリ創業者。
若手社員に語り続けている33の仕事論。
最前線で働く社員が公開した39の具体的な仕事術。
創業者の視点も社員さんの視点どちらも知ることが出来ます。
考え方や仕事への取り組み方が変わる1冊になるかもしれませんよ。
・働くということについて著者の考えが書かれています
(P.5) 本書では、ニトリが今日にいたるまで、試行錯誤を繰り返しながら、とことんこだわってきた4C主義をベースに、「働く」ということについて私の考えをお話ししていきます。一度きりの人生を「働きがい」と「生きがい」に満ちたものにしていくためには、どのような心構え、考え方、仕事への取り組み方が大切か、実際に働く社員たちの体験も、実例として共に記していきたいと思います。
【目次】
はじめに――ニトリが大切にする4つのC
序章:志で変わる仕事と人生の結果
第1章:チェンジ――現状に満足せず、より良いものを求め続ける
第2章:チャレンジ――前人未到なことに挑戦していく
第3章:コンペティション―常に自分を成長させることを考える
第4章:コミュニケーション――右手にそろばん、左手に義理人情
おわりに:「世のため、人のため」に終わりはない 白井俊之
本書の概要と目次です。
ニトリが今日にいたるまで試行錯誤を繰り返している。
そのことを語ってくれているのが本書です。
心構え、考え方、仕事への取り組み方。
それに社員の方々の実体験や実例も書かれています。
(P.21) 会社である以上、利益を追求するのは当然です。しかし、それだけでは必ず限界が訪れます。利益優先になると会社本位になり、お客様の視点を忘れてしまうからです。会社にとって何よりも大切なのは、「世のため、人のため」というロマンなのです。そして、なんとしてもロマン実現するという強い覚悟です。
仕事への心構えという部分。
ニトリはずっとロマンを大切にしてきたそうです。
しかし、会社である以上は利益を追求するのは当然。
ロマンも求めつつの利益を追求する。
そこで何よりも大切という部分。
世のため人のためというロマン。
それを実現するという強い覚悟。
ニトリの気持ちが伝わってきます。
(P.25) 「とにかく目の前の問題をなんとかしよう」という短期決戦型から、「第一に方向性が正しいかを判断し、次にどんな方法を使うか学び、そして考え、方法が決まったら、手順を踏んでそれを実行に移していく」という、計画的な形に変わっていきます。仕事には、たくさんの失敗があります。失敗したとき、「まあ、いいか」とあきらめてしまうのは簡単です。しかし、なぜこの仕事に取り組むのか、何のために成し遂げなければならないのか。ビジョンによってそれが明確に理解できていれば、簡単にあきらめられるはずはありません。
目の前の問題をなんとかしようとするのは短期決戦型。
私は近視眼的に見るタイプなので耳の痛い話しです。
第一に見る視点というのは方向性。
方向性が正しいかを判断してからの手順です。
この手順を踏むことによって計画的な形に変わる。
とても勉強になる視点です。
ビジョンによって明確に理解していく。
諦めずに視点として参考にしていきます。
(P.30-31) 成長するための原点は、過去と現在とを徹底して否定することにあります。現状は到達点に至るまでの途中の段階にすぎないと考え、必要ならためらいなく過去の成功も否定して変えていかなければ、大きな成長を期待することは難しいでしょう。人は、安定志向に陥りやすいものです。不調なときは、状況を変えるために失敗してもいいからやってみよう、と現状否定に目が向きやすいのですが、好調なときは現状肯定になりがちです。
過去と現在を徹底して否定する。
確かに好調なときは現状肯定になりがち。
仰る通りですしわざわざ否定する人は少ないんじゃないでしょうか。
成長するためには過去と現在をただ否定するのではなく徹底的に。
徹底ということを忘れないようにしておきたいです。
(P.61) 私は社員たちに「なぜ」を繰り返せと言い聞かせてきました。それは、「なぜ」の問いかけを習慣にし、常にお客様に関心をもち、想像力を働かせて仕事をせよ、ということです。トラブルに直面したとき、「ここが問題ではないか?」と疑問を抱いたとしても、「なぜそれが起きたのか?」の突き詰めができないと、おおよその原因を洗い出すことにとどまり、再発防止のために排除すべき真因にはたどり着けません。「なぜ」と考える力を鍛えることが根本的な原因を見つけ出す近道なのです。また、「なぜ」を繰り返すのは、「常識を疑ってかかる」ということでもあります。
なぜを繰り返す。
常に自分に問いかける習慣の大切さ。
色んなところに視点が向きますよね。
何にしても日頃から疑問を持つ。
想像力を発揮して頭をフル回転させる。
いざというときのためにも大切な視点です。
【ニトリの働き方】
・重要な考え方が満載の1冊です
【新刊】 創業者の考え方 似鳥昭雄のニトリの働き方でした。
さすがにニトリという企業を大企業に育てた人。
考え方という部分が参考になることが多かったです。
私も日頃の働き方として意識して行きたいことが多い新刊でした。