常識や価値観を打ち砕く良書 長倉顕太の超一流の二流をめざせ

・世の中の情報はネガティブで溢れている

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超一流の二流をめざせ。

一流を目指したほうがいいんじゃない?

そのように思われる人もいるかもしれません。

しかしながら、「超一流」というのは天賦の才。

天性の才能がある人もいるんですよね。

 

たとえば、イチロー選手です。

イチロー選手はプロ野球のドラフト1位ではありません。

下位の順位からで華々しくプロ野球選手としてスタートしたわけではございません。

昔流行った言葉で「雑草魂」ってありましたよね。

こちらは、上原浩治さんの言葉ではありますが、そんなところです。

 

それで、イチロー選手って天才じゃないの?

このような疑問を持つ人もいると思うんですよ。

私の解釈は「努力の天才」だと思っています。

天賦の才で努力そこそこで成功する人がいます。

逆に天賦の才は無くてもカバーするように努力の天才もいるんですよ。

 

いくら天賦の才があったり才能があっても努力しない。

それではその部分は錆びついてしまいますよね。

だからこそ、「努力」することによって開花して追いつく部分もあると思うんですよ。

私が今回の書評で好きなのは「超一流の二流」という言葉です。

超一流を目指しても才能など絡んでくるのでくじけるかもしれません。

でも超一流の二流って惹かれたり気になる人もいるんじゃないでしょうか?

そこで、新刊では無いですけど、今回は書評していきます。

 

 

書名:超一流の二流をめざせ!

著者:長倉顕太

出版社:サンマーク出版

出版年:2015年9月7日

ページ数:253ページ

 

本書は2015年9月に出版されました。

書評している現時点で約3年前といったところです。

私は過去に1度読んでいて再度読んでみました。

「自分を奮い立たせる」という部分。

「方向性」という部分でとても参考になる書籍だと思います。

それでは、ここからは私が気になる部分を掻い摘んで紹介させていただきます。

 

・人生を真剣になめていこうって素敵

(P.17) この本は、おそらくあなたの今までの常識や価値観を打ち砕くことになるので、痛みを伴うに違いない。よって、こう呼んでも間違っていないだろう。
「世界一”残酷”な成功法則」
ぜひ、本書を読んで、楽しい人生を生きよう。そして、人生を真剣になめていこう。

 

【目次】
序章:「世界一”残酷”な成功法則」へようこそ
第1章:「すごい人」にはなれない現実
第2章:「不安情報社会」の闇
第3章:自分の人生を手に入れる「世界観」のつくり方
第4章:落ちて落ちて「ゼロ」になれ!
第5章:「言葉」と「お金」をコントロールしろ!
第6章:「死」という同伴者とともに生きろ!
私が影響を受けた本の世界(長倉文庫の20冊)
あとがき:二流同盟に入りませんか?

 

本書の目次になります。

序章に書かれている「真剣になめよう」って大好きです。

悶々としたりモヤモヤしても解決しませんからね。

ここは私なりの人生経験ですが。

本書は甘い自己啓発本ではございません。

厳しい言葉も並んでいるので「価値観」変わる人も多いかもしれません。

 

(P.40-41) 「すごい人」になろうとしても簡単になれるはずがない。なぜなら、「すごい人」はすごいから「すごい人」になったのだ。普通の人にはできないことができたから「すごい人」になったのである。だから、本を読んでも、多くの人は成功できない。
[中略]
「完全でない自分への不安感から完全なるものを求めて、他人のストーリーにはまっていく」
そして、本来の自分とはまったく合わないことに気づかないまま、誰かの夢や物語を追い続ける人が出てきてしまったのである。実際、これをいってしまうと身も蓋もないが、「できる人は最初からできる」というのが現実である。

 

「すごい人」は「すごい」という言葉。

「おいっ!」てなる人もいるかもしれませんw

でも、私もいろんな本を読んで思ったこと。

それに本書の著者である長倉顕太さんと同じ主張している人も多いです。

「自分なりの成功法則」を見つけるのが大切なんですよ。

 

私はいろんなことをつまみ食いして試すの推奨しています。

これは何でかというと「実践」してみないとわからないからです。

要は、その人だから「成功」できたという情報もあるわけです。

それを愚直に試して成功するかどうかわかりませんしココも重要になります。

「自分に合う合わない」もある。

 

合わない方法を試すって苦行じゃないですか……(汗)

今の時代はいろんな情報が飛び交っています。

だからこそ、まずは試して実践してみる。

その上で気に入ったことは継続していく。

つまみ食いからの自分に合う方法が見つかったら継続だと思います。

 

(P.43) 「すごい人」と同じ戦略を取ってはいけない。これが現実だ。誰かの生き方をマネしたり、その幻想の中で生きたりするのではなく、自分独自の戦略や方法で、自分自身の成功をつかみ取れってことだ。誰かの夢や、誰かの成功や、誰かの方法……それらはすべて「誰かのもの」なのだ。他人の夢であり、他人が成功したストーリーなわけ。別にそれが良いとか悪いとかの話ではなく、問題なのは、それらの夢や成功者方法を、自らの意思で選んでいないというところにある。人はみんな本来、自分なりの方法で夢を実現させてきたはずだろう。

 

先ほどの説明に続いてになります。

それは「誰かのもの」なんですよね。

私が「これこれこうして」と述べても私だからなんですよ。

生まれた環境や育ってきた環境。

成人してからの人生経験だってそうだと思います。

 

人それぞれ違うんだから自分で試してみないとわからないんですよね。

初めて読んだ本1冊で人生が変わって成功する人だってもちろんいます。

でもそれは本書でいう「超一流」であり「天才」の人だと思うんですよ。

私みたいな「凡人」は自分自身を信じる。

そして、憑依できる部分はどんどん取り入れて憑依していく。

そのようなスタイルのほうが生きやすいです。

人それぞれ合うスタイルがあります。だから自分で見つけるのが大切です。

 

(P.69-70) 不安情報だらけだという前提で生きること。あらゆる情報に対して信じないと頑なに思うのではなく、そのような思惑から生まれているんだと知ったうえで、自分にとって欲しいものなのか、必要なものなのかを考えることである。買うか買わないのかに関しては、私はよほど変なものでない限り好き勝手にすればいいと思う。あくまで世の中の不安を煽るような情報というのは、そういう意図があって働いているということを知ることである。それだけでもぜんぜん違う。まずは不安情報だらけであるということを前提にして、この世の中を生きていけばいい。

 

不安情報だからという部分。

この認識は大切だと思います。

これは「心理学」についての本でよく書いてあります。

ニュース番組で悲しいニュースや悲惨のニュースの後です。

美味しいアイスや気になる商品のCMが流れる。

そうすると購入したくなる衝動が上がるそうです。

 

確か「恐怖管理」って言うんでしたっけ?

そういうメカニズムが人間にあるというのは知っておいた方がいいです。

それが「防衛策」になるわけですからね。

私が本をいろいろ読んで良かった部分は本当にこの部分です。

「世界は不安情報で溢れている」と気づけました。

世界というか日本のマスコミはかもしれませんが本当に強いですよね。

だから、「同調圧力」に屈しず自分の考えで判断してみるのも大切だと思いますよ。

 

(P.87) 私はまず、自分の感情を動かすためにできることを的確に伝える方法を取っている。私たちがまず取り戻さなければならないのは「感じる力」だ。今までの本やセミナーには「感じる力」を取り戻そうなんてものはほとんどなかった。しかし感覚が麻痺して「感じる力」がないのに、何かを学んだって何の意味もないだろう。だから、「感じる力」をつけてもらいたいと心底思っている。

 

感覚が麻痺して「感じる力」がないという部分。

この部分ってホント気をつけたほうがいいですよ?

私の「2015年~2016年」が実際そんな感じでした。

2017年後半からアニメ視聴したり音楽鑑賞を復活させた。

そこから色んな部分が相乗効果で良くなりました。

これは引用で「感情」や「感じる力」が戻ってきたと実感しました。

 

本を鵜呑みにしてストイックに生活してみる。

もちろん、それが合って突き抜ける人もいるでしょう。

だから、方法論として否定こそしません。

でも、自分に合わないと思ったら方向チェンジも大切ですよ。

私は「うつ手前」と言えるくらい悶々としたりモヤモヤ感強くなりました……。

 

ブログ記事にしたってそうだと思うんですよ。

私の趣味全開の自分のストレートに書いた記事がウケることもよくあります。

制限をかけてしまうのは「自分自身の制限」なんですよね。

ブログって自分のホームなんだからある程度は許容していいんですよ。

読者さんを大切にする視点も大切にしつつ自分の書きたいことを好きに書く。

この視点も長くブログ運営していて思うところであります。

 

P.215) よく行動できない自分を責めてしまう人もいるが、これはナンセンスだ。なぜなら、それが当たり前だから。それが人間だから。よほどストイックな人でない限り、行動できないのは当たり前。そこで、できない自分を責めるのではなく、「そういうもんだ」と理解したうえで、どうするかを考えるべきである。

 

「行動できないのは当たり前」という視点。

私もコレは声を大にして言いたい部分です。

私のはてなブログ継続日数は1795日目。

しかしながら、ブログ書くの大好きと言っても怠けたい日はあります。

そこを「抑止力」する方法って言うのはあるんですよね。

 

私は、はてなブログの「ブログの概要」という画面。

こちらを常にパソコンのブラウザで開いたままにしています。

ブログ書くの大好き人間というのはあります。

でも、「人間はナマケモノ」という視点です。

これって本当に大切だと思うんですよね。

 

だから、私は一応の「対策」しているわけです。

こちらは「習慣化」するに通ずると思います。

習慣化しないと疎かにしてしまうのが人間です。

これはずっと継続したいということ。

そういうことが出てきたら習慣化することを意識した方が良いと思います。

私は念の為にブログ管理画面を開いたままですが、毎日ブログ書くの習慣にしました。

 

【超一流の二流をめざせ!】

 

・まとめ

常識や価値観を打ち砕く良書 長倉顕太の超一流の二流をめざせでした。

本書は「抜け出せない人」におすすめしたいです。

この抜け出せない人は自己啓発難民やメソッドジプシーという言葉。

そういう人には突き刺さる言葉が並んでいると思います。

私も本書を久しぶりに読んで気を引き締める思いになりました。