・伝え方次第で感じ方も変わる
本書の冒頭。
500人を超えるみんなからの声。
コミュニティで意見を聞いたそうです。
生の声が集まっている。
本書を読んでいてあるあると感じる。
そのような方も多いかもしれません。
人を追いつめる話し方
心をラクにする話し方。
ラクにする話し方で話しかける。
自覚なしの人を追いつめる話し方をやめる。
そういう意味でも本書を読んで知っておく。
話し方のコツを学んでいきましょう。
書名:人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方
著者:ひきた よしあき
出版社:日経BP
出版年:2022年2月17日
ページ数:224ページ
言葉のプロ。
500人以上の声を集めてつくった1冊。
あなたの一言で部下が伸びる。
内容としてはビジネス書になります。
ただ、仕事以外でも役立つ視点。
日常会話でもこっちの方が良いよね。
そういう話し方について多く学べる書籍になります。
・自分の言葉を見つめ直そう
(P.6) 本書の目的は、「私は思わない」けれどもなかにはこう思う人もいる、だから自分の言葉を見つめ直そう、というものです。部下を持ち上司となったあなた。部下のあなた。そして、人の言葉にいつも気持ちが揺れ動くあなた。新しい「北風と太陽」の物語を味わってください。
【目次】
はじめに
第1章:人を追いつめる話し方 心を追いつめる話し方
第2章:相手によって受け取り方が変わる6つの言葉
おわりに
本書の概要と目次でございます。
北風上司と太陽上司と出てきました。
北風と太陽は有名な話ですよね。
言葉1つで相手との関係は変わります。
気持ち良い言葉がけや伝え方を意識できるよう本書を私なりの書評です。
(P.19) さて、この本は、上司と部下とのコミュニケーションがうまくいかない人に向けた本です。その前提として、「言葉は通じる」という思い込みは捨て、違う文化で育った、違う言語を話す人々とともに仕事をしている、と考えてほしいのです。そうすれば、心ない一言に落ち込むことも少なくなります。温かい言葉に、もっとじーんとすることができます。
言葉のジェネレーションギャップ。
世代が違う人が同じ時代に生きているわけです。
みんながみんな同じ価値観なわけじゃない。
だからと言ってそのままの自分でいる。
それだと気持ち良いコミュニケーションは取れませんよね。
だから視点として色んな世代の価値観を知っておく。
自分のありのままを言わない。
相手が心がラクになる言い方を身につける。
自分が言われる方もそうだと思います。
相手にとっては傷つけるつもりは無い。
落ち込ませるつもりは無い言葉がけかもしれません。
どちらの視点でも色んな話し方があると把握する。
本書を読んでいるとその辺りをより感じることができました。
(P.57) 世の中はどんどん多様化しています。働き方も働く人も、さまざまです。強い会社は、この多様性に積極的なはず。粒ぞろいより、粒違い。いろいろな課題を抱える人間が集まって、その役割に応じた働きぶりで、ひとつの目的を達成していく。
多様性を受け止める。
人それぞれ考え方があります。
多様性だからって自分の考え方を変える。
そういうわけじゃなくて自分も含めて色んな人がいる。
まずは受け止めることからスタートだと思います。
色んな人の意見を聞いて受け入れるところは受け入れる。
変えるところは時代に合わせて変化も大切。
ただ、自分の良い意味の軸もあると思うんです。
受け止めて相手を尊重する。
その上で自分は自分も大事。
相手のことを理解した上での自分軸。
多様性の時代には特に重要になるかと思います。
(P.91) 弱っている人には、言葉よりも行動。これは実際に私が病気をしたときに経験したことです。そのときの上司、かっこよかったです。見習おうと思いました。
相手の方は善意から。
心から心配してくれている。
それも理解はしているんですよね…。
ただ、その当事者になっているとき。
弱っているときになります。
「言葉よりも行動」
これは私も実体験で思います。
ネットで弱っているところを見せたとき。
行動に移してくれる人には感謝の念が今でも強いです。
逆に言葉だけになります。
もちろん、心配をしてくれている。
相手の方のお気持ちも理解してます。
とは言え、「弱っている」という状況。
八方塞がりで悶々としていて心配事も多い…。
そういう状況ってことを踏まえてくださいね。
「この人にコメント返さなきゃ…」
それだけになりますからね…。
状況は変わらない言葉がけだけ。
状況を変える行動を起こしてくれた人。
印象が変わるのも無理は無いですよね。
私自身も行動を起こして助けてくれた人。
やっぱり、印象に残りますしカッコいいと感じます。
(P.199) 「がんばり過ぎるなよ」 今、君はがんばっている。それは、よく分かっている。だから、肩の力を少し抜けよ、と言ってあげましょう。また、「がんばれ」と言った後に、「応援している」「何かあったら相談してね」と自分の思いを具体的に語れば、「がんばれ」がただの精神論の言葉ではなくなります。日本語一難しい言葉、「がんばれ」。がんばり過ぎないように使いたいですね。
「がんばれ」
日本語一難しい言葉。
本当に使い方に気をつけたい言葉。
追いつめる言葉。
心をラクにする言葉。
言葉1つで本書の書名みたいになりますよね。
相手のメンタルや状況にも左右されるし難しい。
ただ、引用箇所で書かれています。
「がんばり過ぎるなよ」
がんばれよりこちらのほうが使われて嬉しい。
既にがんばっているのを評価してくれているわけですからね。
がんばり過ぎるなよって言葉掛けも意識したいと思いました。
(P.203) 「とりあえず」という言葉はうまく使えば、硬直した組織を動かし、「進みながら、強くなる」という、トライ&エラーを繰り返しながら前進する機運を醸成する言葉になるのです。「とりあえず、やってみたら」を、「とりあえず、やってみよう」に変える。それだけで上司を見る部下の目が変わります。
とりあえずという言葉は上手く使う。
× 「とりあえず、やってみたら」
○ 「とりあえず、やってみよう」
意識的に言われて変わりますよね。
やってみたらは動いていない。
やってみようは前向きに動いていますよね。
人に声をだけではない。
とりあえずやってみよう精神。
自分に書ける声がけとしても良いと思います。
【人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方 (ひきた よしあき)】
・話し方=伝え方
【新刊】 ひきたよしあきの人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方でした。
昨今は伝え方に関しての書籍。
話し方と同じように増えている印象があります。
ただ、根本的には一緒だと感じます。
話し方も上手い伝え方ってことですからね。
相手が気持ちよく感じる伝え方。
同じ言葉で話すならそちらを選択したいですよね。
私もまだまだ未熟なので学び続けていきたいです。