・誰しも「罪悪感」を持っている
当ブログでも何冊も書評しています。
大嶋信頼さんです。
今回の新刊は「罪悪感」についてになります。
罪悪感がまったくない人。
罪悪感なんて感じない人。
少数派じゃないでしょうか。
誰しも生まれて生きてきて罪悪感を抱える。
罪悪感に苛まれてしまうこともあるかと思います。
本書はそんな人に向けて罪悪感について深く掘り下げられています。
書名:罪悪感をなくして心のフットワークをよくする処方箋
著者:大嶋 信頼
出版社:ナツメ社
出版年:2021年8月10日
ページ数:208ページ
あの人がキレるのは罪悪感から?
自分にもトゲのように刺さっている?!
解放されると自由に動けるようになる!
早速、私も大なり小なり罪悪感を抱えているので気になる視点を私なりの書評です。
・罪悪感から解放されよう
(P.11) 読むだけで、他人の抱えている罪悪感が手に取るようにわかるようになって、自分自身で気づけなかった罪悪感からも、知らず知らずのうちに解放されていきます。この本を読み終わったときに、「あれ? 罪悪感ってなんだっけ?」と思うかもしれません。もしかしたら、それは罪悪感から本当の意味で解放された証拠なのかもしれません。
【目次】
マンガ:人の顔色が気になる… 私って迷惑なダメ人間?
罪悪感チェック
まえがき
第1章:罪悪感は心のフットワークを重くする
第2章:自分を責めてしまう心のしくみ
第3章:こんな行動の裏に罪悪感が隠れてる?
第4章:心のフットワークを軽くする処方箋
第5章:きっと素敵な人生が待っている
あとがき
さくいん
本書の概要と目次になります。
罪悪感について網羅的に解説されている。
ところどころに挟まれるマンガも読みやすいです。
最初に簡単な罪悪感チェックがございます。
はいなら1カウントする方式の30問。
罪悪感チェックの点数は私は高めでした。
さすが、大嶋信頼さんと言える視点が満載の書籍です。
(P.38) 幻想の罪悪感が私を仲間から引き離して、そして疎外感を感じさせていた。それは「幻想の罪悪感」と思えたときに、私のフットワークは軽くなって「仲間に入れて!」と、気軽にいろんなグループへと入っていけるようになっていました。
幻想の罪悪感って良い言葉。
人生経験を積んでいくとです。
幻想だったってことはあると思います。
自分はずっと申し訳ないと思っている。
相手は「そんなことあった?」って感じ。
まったく気にしていないパターンってやつ。
罪悪感って言葉でもいろいろある。
自分、相手、感じ方などなど。
罪悪感って言葉を今一度、考える機会になったのが本書です。
(P.122) 弱い自分を隠すために、嘘をついたり虚勢を張ったり、誰かを演じたりする必要がない、素のままの自分自身になることができます。だから「反省」はあまり意味がないのですが、「内省」はものすごく強力で「本来の自分の姿に戻っていく」という意味があります。誰でも、自分の弱さの根底にあるのが「罪悪感」だから、自分の罪悪感を認めて受け入れようとするときに、内省の効果で、罪悪感を隠している自分から解放されて本来の素の自分に戻って自由に生きられるんです。
反省はあまり意味がない。
内省はものすごく強力。
著者である大嶋信頼さんが仰ること分かります。
私も色々な書籍を読んでみての内省の大切さ。
内省をしっかりする重要さを学びました。
自分の弱さの根底にあるのが罪悪感。
耳が痛い感じに聞こえるのはそう思えるからですね。
だからこそ内省を大切にしつつ罪悪感から解放されて行きたいです。
(P.129) 罪悪感で自分を責め続けていると、どんどんうつ的になっていきます。うつ的になって、さらに罪悪感で苦しんでものすごく反省しても、もっと強烈な罪悪感が襲ってくる。そうしているうちに、「なんで自分がこんなに苦しまなければいけないんだ!」と罪悪感を怒りで隠すようになっていきます。そして、再び、同じような失敗を繰り返して「罪悪感」で苦しみ、「自分はダメだ」と自分を責め続ける生活が始まる、という悪循環になるんです。
負の連鎖。
悪循環になってしまう。
実体験で私もあるところです。
罪悪感という感情。
難しい部分があると本書を読んで改めて感じました。
あちらこちら罪悪感に支配されてしまう。
そうならないように本書を読んで罪悪感と意識的に付き合いたいと思います。
(P.137) 「罪悪感」という傷を治す、という作業が「自分に優しくする」という方法です。罪悪感を抱えている人は、自分に優しくするということがわからない人が多いです。本来、罪悪感でいっぱいな人は、「人に優しくする」ということはお手のもの。だから、「この罪悪感をほかの誰かが感じていたら、自分はどんなふうに相手に優しくしてあげるのか」ということを考えてみます。そして、浮かんできた言葉や行動を実際に自分にしてあげます。
私なりの書評なので私の視点です。
著者である大嶋信頼さんとズレているかもしれません。
私は「自愛」を実践していました。
いましたと言うか今も原点回帰で実践中。
自分に優しくする。
これって大切なことです。
甘やかすとはまた違う印象。
ありのままで認めてあげる。
私はそういう感じで自愛をしています。
(P.160) 罪悪感がなくなると意識して相手の目を見る必要がなくて、自然と相手の目を見て話ができます。そこから信頼関係が生まれて、さらに人間関係が豊かになり、楽しいものとなっていきます。そんなときに「罪悪感がないと、こんなに人間関係って楽しいものだったんだ!」とうれしくなってくるんです。そして、もっと罪悪感を手放していきたくなるんです。日々の生活の中で。
罪悪感について深く考える。
とても良い機会になったのが本書です。
先程も述べた通り。
罪悪感と言っても視点。
自分視点の罪悪感。
他人視点の罪悪感。
どちらもございます。
そういうことを含めた参考になる知見が多かったです。
【罪悪感をなくして心のフットワークをよくする処方箋】
・罪悪感を無くして私もフットワークを軽くする
【新刊】 大嶋信頼の罪悪感をなくして心のフットワークをよくする処方箋でした。
今回もさすがの大嶋信頼さんの考え方。
改めての罪悪感について考えるきっかけになりました。
私もまだまだ罪悪感を手放せてないと感じた。
フットワーク良くするために処方箋をしっかり意識していきたいです。