【書評】 会社も年金も頼らない 大前研一の50代からの稼ぐ力

・発想力や想像力は見えない貯金

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今回の書籍。

「50代から」と付いています。

もちろん、ターゲット層は50代からだと思います。

しかし、50代からの人以外が読んでもいいはずです。

 

なぜなら、視点として参考になることが見つかる。

私はターゲット層は関係なく多様な視点を入れたいので読書します。

10代からも読みますし60代からも読みます。

幅広い視点で語られるので活かせる視点も見つけやすいです。

 

今回は50代からの稼ぐ力。

最近はツイッターでも50代と書いてる人を見かけます。

ネットの年齢層も上がってきている。

そして50代からでもネットで様々な人が増えている印象があります。

そんなところに50代からの稼ぐ力を教えていただける書籍です。

 

 

50代からの「稼ぐ力」:会社にも年金にも頼らず生きる方法

 

 

 

書名:50代からの「稼ぐ力」 会社にも年金にも頼らず生きる方法

著者:大前 研一

出版社:小学館

出版年:2019年1月24日

ページ数:208ページ

 

 

 

これさえ身につければ定年後の人生も怖くない。

大前研一さんの書籍は久しぶりに読ませていただきました。

有名な言葉で私も大好きなのがあります。

 

1、時間配分を変える

2、住む場所を変える

3、付き合う人を変える

 

最も無意味なのは決意を新たにすること。

大前研一さんの人生が変わる方法です。

 

旅をしたり本を読もうというのも有名じゃないでしょうか。

当ブログを読まれている人が50代まで何年あるかわかりません。

もしかしたら、50代の人もおられるかもしれません。

色んな層に当てはまる視点を踏まえ今回は書評させていただきます。

 

 

・稼ぐ力は今後に置いての財産という考え方

 

 

(P.7) 本書が、1人でも多くの読者の「稼ぐ力」につながれば幸いである。

 

 

【目次】


はじめに:「稼ぐ力」は”見えない貯金”である


第1章:近未来 2040年に「老後」は存在しない


第2章:思考改革 人生を「国任せ」にするな


第3章:実践編1 会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける


第4章:実践編2 お金を発想力を磨く


第5章:実践編3 稼げるビジネスはこれだ


第6章:終活編 稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう


おわりに:稼ぐ「発想力」の鍛え方

 

 

本書の目次と概要です。

はじめにや第1章から気になるタイトル。

これは個人的な見解になります。

薄々と思われている人もいるかもしれません。

 

私は2040年前から老後が存在しない時代。

もっと早くから転換期が来そうな気がしています。

どちらにせよ言いたいことは早かろうが遅かろうがです。

個人で稼げる力を鍛えておこうという話。

本書から皆様が参考になる視点を抜粋して書評させていただきます。

 

 

(P.14) 2040年にはAI(人工知能)が人間の脳を超え、我々の生活に計り知れない変化をもたらす「シンギュラリティ」が訪れるとされる。シンギュラリティとは未来学上の概念の一つで、日本語では「技術的特異点」と記される。2040年に現在50代の人は70代、40代の人は60代になっているわけだが、その頃には人間がやっている仕事の多くがAIやロボットに置き換えられてしまうということだ。

 

 

冒頭の2040年という話。

これはシンギュラリティが訪れるから。

理由としてはそれを踏まえて老後は存在しないです。

 

今まで通りの働き方や稼ぎ方をしていても淘汰されてしまう。

だからこそ自分の頭をしっかり働かせて考えていく。

今のうちから視点を未来に向けて一歩ずつでも動いておく。

とても大切なことじゃないでしょうか。

 

 

(P.51) 私はこれを結論として述べているのではない。あくまでも「仮設」である。金利が高くなれば倒産する企業や破産する個人がたくさん出ることも間違いない。しかし、モラトリアム法で救済した企業の業績は改善していないので、それが自由主義経済の自然な姿と割り切るのも、一つの考え方だ。そもそも経済学は時代、世代、年代、場所ごとに異なるミクロ経済の積み上げでしかないのだから、ミクロベースでマクロ政策を考えるべきなのだ。

 

 

結論ではなくあくまでも仮設。

この視点は凄く大切だと思います。

 

本書が出版されたのは2019年1月24日。

書評しているのは2021年1月。

約2年前の書籍ということになります。

 

2020年は新型コロナウイルスが世界に猛威を振るいました。

そして、本書には当たり前ですが、この視点がまったく入っていません。

恐らく大前研一さんの仮設も変わってくるんじゃないでしょうか。

自分の頭で考えつつ読んでみるのも大事です。

 

 

(P.110) 私たちは普段、どうしても同じような考え、発想にとらわれている。年齢を重ねれば重ねるほど「思い込み」に支配されがちだ。しかし、使い古された既成概念から新しいアイデアは生まれない。「自分ではない誰かになりきる」ということは、自分のこれまでの思い込みを排除することにもなる。

 

 

堀江貴文さんならどう考える?

西村博之さんならどう考える?

大前研一さんならどう考える?

メンタリストDaiGoさんならどう考える?

 

著名人じゃなくても身近な人でもいいと思います。

自分とは違う人の角度で物事を考える。

仰る通りで想像以上に思い込みに支配されていると感じます。

発想力を普段から磨く視点を持ち続けておきたいです。

 

 

(P.172) あてにしていた金額を受け取れないだけでなく、退職金はなくなる可能性すらある。つまり、「退職金をもらえたら儲けもの」くらいの心持ちで、「退職金に頼らない老後生活」を計画する必要がある、ということだ。私が「月15万円稼げ」と説くのは、退職金に頼らずに生きるための発想でもあるのだ。

 

 

大手企業の終身雇用は厳しいという話。

終身雇用制度の崩壊も叫ばれる昨今です。

楽観的に考える人も減ったんじゃないでしょうか。

 

会社にも年金にも頼らず生きる。

そのためにも「月15万円稼ぐ」という視点。

会社以外の収入をしっかり考えておく。

今後の人生においても大切です。

 

 

【50代からの「稼ぐ力」 会社にも年金にも頼らず生きる方法】

 

 

 

 

・ネットで稼ごうとする人が年代を問わず増えた

 

【書評】 会社も年金も頼らない 大前研一の50代からの稼ぐ力でした。

ここ数年でネットで稼ごうとする人が増えました。

年齢層が若い人や主婦の人が進出するは昔からです。

そうではなくそれ以外の進出が本当に増えたと感じます。

 

それだけ終身雇用に危機感を持っている人が増えている。

年金はあてに出来ないと思い動き出している人も増えている。

本書で言う50代からの稼ぐ力という部分。

50代になったときに武器が多いように今から意欲的にいきたいですね。