・グレッグ マキューンの色褪せない良書
エッセンシャル思考。
2014年11月にかんき出版から出版。
5年以上前に出版された書籍です。
そちらを今回は書評させていただきます。
本当は書評する予定は無かったです。
私としては何度も読んでいる良書。
しかしながらだいぶ前の書籍。
それにオススメしている人も多い良書。
今さら私が書評してもの印象がありました。
とは言え、私の書評だから読んでみたいという人。
それにまだまだエッセンシャル思考を知らない人もいるはず。
そこで方向転換して書評することにしました。
今だとネットでガチって行動したい人も増えています。
その前に読んでおくと視点として参考になること多いですよ。
書名:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
著者:グレッグ マキューン
翻訳:高橋璃子
出版社:かんき出版
出版年:2014年11月19日
ページ数:320ページ
全米ベストセラーの邦訳。
99%の無駄を捨て1%に集中する。
今の私に必要なのはここだと改めて感じました。
そこでエッセンシャル思考を再読しました。
行動する前や行動を見直す意味でも大切な視点を提供してくれます。
・ものの見方を大きく変えることが必要
(はじめ) 本書は、より多くの仕事をこなすためのものではなく、やり方を変えるためのものである。そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になる。
【目次】
[PART1:エッセンシャル思考とは何か]
第1章:エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
第2章:選択――選ぶ力を取り戻す
第3章:ノイズ――大多数のものは無価値である
第4章:トレードオフ――何かを選ぶことは、何かを捨てること
[PART2:見極める技術]
第5章:孤独――考えるためのスペースをつくる
第6章:洞察――情報の本質をつかみとる
第7章:遊び――内なる子供の声を聴く
第8章:睡眠――1時間の眠りが数時間分の成果を生む
第9章:選択――もっとも厳しい基準で決める
[PART3:捨てる技術]
第10章:目標――最終形を明確にする
第11章:拒否――断固として上手に断る
第12章:キャンセル――過去の損失を切り捨てる
第13章:編集――余剰を削り、本質を取り出す
第14章:線引き――境界を決めると自由になれる
[PART4:しくみ化の技術]
第15章:バッファ――最悪の事態を想定する
第16章:削減――仕事を減らし、成果を増やす
第17章:前進――小さな一歩を積み重ねる
第18章:習慣――本質的な行動を無意識化する
第19章:集中――「今、何が重要か」を考える
第20章:未来――エッセンシャル思考を生きる
最終章:エッセンシャル思考のリーダーシップ
本書の概要と目次でございます。
章立てはとても細かい。
PARTごとに分かれています。
本書で言うところのこちら。
「エッセンシャル思考」
エッセンシャル思考は色んな面で役立ちます。
私も自分の行動を見直す際に改めて考える。
その都度、読み直すことも多い良書になります。
今回も久しぶりに読み直し書評しました。
何年経っても色褪せない良書です。
(P.20) 自分の生活を振り返ってみてほしい。よく考えずに仕事を引き受け、「何でこんなことやっているんだろう」と不満に思うことはないだろうか。相手の機嫌を損ねないためだけに依頼を引き受けていないだろうか。イエスと言うことに慣れすぎて、思考停止していないだろうか? また、忙しすぎてすり減っていると感じることはないだろうか。働きすぎなのに成果が出なかったり、どうでもいい作業に追われて仕事ができないと感じたことはないだろうか。つねに走りつづけているのに、どこにもたどり着けないような気がしないだろうか? ひとつでも思い当たることがあるなら、エッセンシャル思考を試してみたほうがいい。
あるあると思われた人。
大多数の人がそうだと思います。
私自身も日々の生活でエッセンシャル思考を意識する。
しかし、人間は流されてしまう生き物。
軸を戻していこうと気を引き締めます。
それが今回の機会と思い読み直しました。
思い当たる人は多いはずです。
とても素敵な書籍ですし考え方。
エッセンシャル思考すばらしいのひと言です。
(P.22) エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではない。正しいことをやりとげる技術だ。少なければいいというものでもない。自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。
最小の時間で成果を最大にする。
だからと言って一点集中。
一点突破というわけでもございません。
やるべきことをしっかりこなせるように集中。
「正しいことをやりとげる技術」
この言葉が簡潔にあらわしています。
日々の生活でやることがいくつかあるはずです。
重要な仕事にリソースを注ぎ最大限の成果を上げる。
その意味でのエッセンシャル思考です。
(P.34) 選択肢が増えただけでなく、他人からの口出しもあらゆる方向からやってくる。つながり過剰や情報過多などとよく言われるが、問題は他人からのプレッシャーが大きすぎることなのかもしれない。インターネットを通じて他人の意見がなだれ込み、私たちにああすべきこうすべきとうるさく指図するのだ。
ネットニュース、ブログ、Twitter。
SNS全般などそうかもしれません。
色んな情報が飛び交っているのが今の時代。
その選択肢も有益なものが多いです。
正解不正解よりも人それぞれ。
取捨選択に迷う情報が多いのも納得です。
それを踏まえてのある程度の軸になります。
他人の意見に従うのか自分の意志や意図で行動できるのか。
エッセンシャル思考で行動していきましょう。
(P.48) たくさんのどうでもいいことより、数少ない本質的なことを全力で追求しようではないか。そのためのしくみを学び、もっと研ぎ澄まされた生き方をしようではないか。私は別に、古き良き生活に戻ろうと言っているのではない。メールもインターネットも断ち切って隠居生活を送ろうと言っているのではない。そんな後ろ向きな生き方なんてお断りだ、エッセンシャルとは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方だ。それは未来へ向かうイノベーションである。
より少なく、しかしより良く。
モノやコトを少なくする。
それで生きにくくなってしまう。
それでつまらない毎日になってしまう。
それは違うよって言うことです。
未来へ向かうイノベーション。
未来をより良くする方法。
それがエッセンシャル思考。
この後から具体的な視点を提供してくれます。
私も多くのメモを改めて再読で取りました。
【エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする】
・取捨選択や本質を見る大切さ
【良書】行動する前に読んでおくの大切なエッセンシャル思考でした。
1日は24時間でみんなに平等。
その24時間の使い方は人それぞれの差が出てきます。
そこでエッセンシャル思考という考え方。
とても重要になってくると私は感じています。