・話し方の本で有名な野口敏さんの新刊
今回、書評する著者さん。
野口敏さんと言えば大ベストセラーがあります。
すばる舎から出版されている話し方についての書籍。
〆誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方66のルール
〆誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方 やっぱり大事!!46のルール
誰とでも会話がとぎれない話し方シリーズ。
そのように言っても良い有名な書籍。
大型書店ならどこにでも置いてあるんじゃないでしょうか?
それだけ言い切れるくらい定番の書籍だと思います。
私にとっての著者の野口敏さん。
誰とでも会話がとぎれない話し方も好きです。
好きですが、こちらの書籍の印象がどうしても強い。
【【座右の書】ポジティブアクション 金持ちトーク貧乏トーク】
金持ちトーク貧乏トーク 無限の富を生み出す話し方、ドンドン貧乏になる話し方
経済界から出版されている書籍です。
『座右の書』と言えるくらい影響を受けてます。
野口敏さん関連では少しマイナーな部類かもしれませんがオススメです。
今回は短く伝えるテクニックに焦点が当たった書籍になります。
書名:大事なことは3語で伝えなさい 短い言葉は心に刺さる
著者:野口敏
出版社:PHP研究所
出版年:2019年6月20日
ページ数:223ページ
まず3語。
すると瞬時に伝わる。
伝え方の書籍なので内容。
解説の伝わり方も理解しやすいです。
リアルでもネットでも役立つ書籍を紹介していきます。
・仕事の考え方、進め方にも良い影響が出るの間違いなし
(P.2) 相手のことも考えず、内容をいっぺんに伝えてしまっては、相手は映像を浮かべることができず、ただ文字としての情報しか受け取れません。これではよほど集中して聞いてもらわないと、理解も、記憶されることもないのです。短い言葉で大事なことが伝えられるようになれば、自分でも気づけなかった大事なことが見えてくることも多くなります。それにより、仕事の考え方、進め方にもいい影響があることをお約束いたします。
【目次】
まえがき
プロローグ:あなたもやっているかもしれない。説明下手5つのパターン
1章:結論は3語に絞り込む。これで100%伝わる
2章:結論が楽にイメージできるようになる! トレーニング
3章:話はすべて3語で伝えなさい。驚くほど伝わる話し方
4章:「何が言いたいのかわからない」とは、もう言わせない
5章:売上が伸びる、企画が通る、収入が倍増する。3語の伝え方
6章:3語で話せば、人前であがらず上手に話せる
7章:「断る」「ほめる」「叱る」「指示」「相談」「反論」も3語で解決
「3語に要約する力」は人生も変える ~あとがきに代えて
本書の概要と目次です。
3語で伝えるテクニック。
目次の5章の箇所にもあります。
色んな場面で役立つテクニックになります。
私の場合は説明しようとするとです。
どうしても長くなってしまうことが多い。
それを踏まえると本書のテクニックはほしい。
実践して活かしたいと思えるところが多い書籍でした。
少しでも上手く丁寧に簡潔に伝われるようになりたいです。
(P.36-37) 結論が曖昧な人は、真実の研ぎ澄まされた結論が見えていないことを、私は経験で知っています。だから話が曖昧になるのです。「我が国を豊かにするのはこのぶどうです」と言うよりも、「我が国を豊かにするのはこの種を植えることです」と言うほうが、すべての人にその本質が伝わることがご理解いただけるでしょう。結論を見つけるプロセスもこれと同じ。まずは大きな部分を見つけ、そこからだんだんと言葉を絞り込みます。最後に短く具体的な言葉にまで落とし込む。すると、物事の本質が本当によく見えるのです。これができるようになると、あなたの説明や報告は短い言葉で多くを伝えることができるようになります。相手は一瞬で結論が見えるのですから、あなたの話は驚くほどわかりやすく、そして伝わるようになります。
引用の例えにある言葉。
我が国を豊かにするのはぶどう。
我が国を豊かにするのはこの種。
確かに「本質」という部分でそうです。
大きな部分を見つけて言葉を絞り込む。
短い言葉で伝わると思いました。
この視点で説明されたとしたらです。
話も聞きたくなりますし続きが気になると思います。
(P.44) 説明や報告を行う際には、「この情報の中で、相手が一番知りたい情報は何だろうか」と考えを深める意思を持ってみましょう。こうしていっぱいに広がった情報を、しだいに絞っていくのが結論を見つける秘訣です。
[中略]
自問する時に大事なのが、相手になりきること。相手になりきるとは、自分が知っていることや常識、価値観をすべて白紙にして考えてみるということです。自分とは別の人格で、別の価値観を持ち、異なる情報を持つ他人の立場で考える練習を積んでください。
自分事ではなく相手事。
自分目線ではなく相手目線。
相手に上手く伝える方法。
その秘訣は「相手になりきる」ということです。
ただ、相手目線では無いと思います。
自分とは別の人格で価値観すら変える。
異なる情報を持つ他人で考える。
箕輪厚介さん風にいうと「憑依」だと思います。
憑依して考えるからこそ相手にしっかり伝わるわけです。
(P.73) あなたがする必要のある説明には、誰が登場しますか。その人は、あなたからの情報を受けて何をするのでしょうか。そのために必要な情報は何でしょう。いつもそう考える習慣をつけてみてください。
相手になりきると言ってもです。
1人だけとは限りません。
ブログやSNSなんかはそうですよね。
複数の読者さんやフォロワーさんがいます。
その時には視野を広がる視点。
自分がする必要のある説明を掘り下げる。
そこをしてから情報を発信する。
そうした方がより伝わると思います。
私も今からそう考える習慣を実践です。
(P.81) 自分自身が誰かの説明を受ける時もチャンスです。説明が下手な人に出会ったら、「私が一番欲しい情報は○○だな」「私はこの人の説明を聞いて、○○に使いたいと思っているんだな」などと考えてみます。すると結論がすぐに見つかるようになっていくはずです。それもこれも、「相手はこの情報を何に使うのか」「相手が一番欲しい情報は何か」という結論を見つけるセオリーを知っているからできることです。次に誰かが説明や報告をする場面に出会えたら、決して他人事と思わず、自分が成長するチャンスととらえて、そっとそばに寄らせてもらいましょう。
説明が下手な人に出くわした。
結論を早く言ってほしいなど。
イライラしてしまう人も多いかもしれません。
負の感情が湧き上がって話が入ってこないもあるかもです。
しかしながら、逆の発想。
そういう人だからこそ学べるわけです。
他人事として考えずに自分事として置き換える。
自分が成長するチャンスは伝えられる側になってもあります。
(P.101) 言葉で伝えるのではない、映像で伝えるのだ。この感覚を体得するのは簡単ではないかもしれません。でも本当の話し上手は必ず映像を相手に浮かべさせます。あなたが経験したことを、相手にも似た映像が浮かぶように伝えることができれば、あなたの経験を、相手にも体験させることができるのです。
映像で伝えられる人。
イメージが浮かぶと親密感が増しますよね。
私的に映像が浮かぶテクニック。
言われた側の視点として理解できます。
焼肉屋に行かない?
よりも、、
熱々ジューシーのお肉を食べに行かない?
これだけでも映像化の違いが出てるんじゃないでしょうか。
そして後者の方がこの誘いに行きたくなりますよね。
【大事なことは3語で伝えなさい 短い言葉は心に刺さる】
・ブログやSNSにも活かせる書籍
【新刊】短く簡潔に伝える 野口敏の大事なことは3語で伝えなさいでした。
本書のテクニックは仕事だけではありません。
ブログやSNSでも活躍すること間違いなしです。
伝え方という部分ではどこでも必要ですからね。
私も本書のテクニックを駆使してより伝わる文章を書いていきます。