・大嶋信頼さんの新刊
大嶋信頼さんの書籍。
出版ペースが早い著者さんです。
それでいてクオリティもしっかりしています。
Amazonカスタマーレビューでも基本的に点数が高いです。
今回の書籍も現時点ですごいことになっています。
2019年5月21日に出版。
2019年6月29日が本日。
出版から約1ヵ月ちょいと言ったところ。
そこからAmazonカスタマーレビューが50件入っています。
50件で「おすすめ度5点」という満点です。
50件もカスタマーレビューが入っているのがすごい。
そこからさらに高得点を維持しているのもすごいと思います。
誰かしら点数を下げる人が出てくるのは必然です。
満点を見るとあまのじゃく的にって人がいておかしくないですから(笑)
それでも「現時点」では満点の書籍ですし書いておきたいと思います。
書名:「自分を苦しめる嫌なこと」から、うまく逃げる方法
著者:大嶋信頼
出版社:光文社
出版年:2019年5月21日
ページ数:216ページ
大人気カウンセラー著者累計45万部。
人生を好転させよう。
人それぞれ参考になる箇所が見つかります。
いろんな状況に合わせて適切な解答を見つけることができるはずです。
それでは、私なりの書評をしていきたいと思います。
・逃げられないのは脳が作り出す「孤独」が影響している
(P.4) 本書で詳しく述べるように、「逃げられない」ことには脳が作り出す「孤独」が影響しています。「逃げられない」という「苦痛」によって孤独が刺激され、そのことで分泌される脳内麻薬のせいで逃げられなくなってしまうのです。さらに、「あなただけが苦しい状況から逃げて自由になるなんてずるい!」という周囲の人からの見えない嫉妬で逃げられなくなる、という仕組みについても紹介しています。読んでいただくと、それらがすべてつながっていて、どうやっても自分の意志で逃げられない状況が作り出されていたことが見えてきます。
【目次】
はじめに
第1章:逃げ出したい、でも、逃げられない……
第2章:世界は「依存」に満ちている
第3章:「孤独」と「嫉妬」の意外な関係
第4章:孤独を解消して「一体感」を得る方法
第5章:「家族」の嫌なことから逃げ出したい
第6章:「恋愛」のグダグダから逃げ出したい
第7章:「友人」との面倒な付き合いから逃げ出したい
第8章:「職場」の嫌なことから逃げ出したい
第9章:「ダメな自分」から逃げ出したい
おわりに
本書の概要と目次です。
「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…」
名言と言うか有名なセリフありますよね。
「逃げるべきではない」と思う人も多いかもしれません。
ただ「逃げた方がいいのでは?」という視点。
むしろ逃げた方が人生が良くなる方向性。
それをはじめにから書かれているのが本書になります。
逃げたくても逃げられないという人は実際いると思います。
例えば、ブラック企業に勤めています。
生活のためにやめられない…。
これなどはまさしく逃げたくても逃げられないですよね。
本書で言う目次の部分だと「職場」です。
それ以外にも「家族」や「恋愛」や「友人」などなど。
本書の視点というのは色んな人に役立つのは保証します。
(P.57) パワハラは脳の「発作」によるものですから、本人には悪いことをしている自覚が全くありません。脳にいつもより強い電流が一時的に流れ、「電気ショック」を受けたような状態なので、自分にとって都合の悪いことは見事に記憶から抜けてしまいます。だから、後でその上司のパワハラが問題になっても、「そんなことは言っていない!」と平気な顔で言えてしまいます。
「発作」という言葉が出ています。
これは今までの大嶋信頼さんの書籍でも書かれています。
発作による反応のためにという説明があります。
だからといって「発作だから許そうね」ということでもありません。
引用部分の「パワハラ」で言うとです。
精神的に追い込まれたら我慢できないですよね。
それを発作だからとすぐ受け止められる人は少ないと思います。
相手が「そんなこと言っていない!」と思われてしまう状況。
それなら「録音」するなどの対策も必要だと思います。
現に国会議員や市長。
パワハラまがいのことを受けた秘書や市議会議員。
録音音声をマスコミに暴露する。
それでパワハラしてた人が辞職されたケースも多々あります。
録音は「記録」として残り証拠にもなるのでそのような対策をするのも有りです。
(P.74) 最近は、インターネットでなんでも検索できてしまう時代です。たとえば、体調を崩してお医者さんの診断を受けても、患者さんはネットで病名や病状について検索し、自分なりに勉強します。ときには専門的な論文にまで目を通すことだってあるでしょう。そして、次の診察のときに「先生、ネットでいろいろ調べたんですけど、こっちの可能性もあるんじゃないですかね?」などと質問したりするのですが、医者の中には、それに嫉妬の炎を燃え上がらせる人もいます。「えっ? お医者さんのほうが専門的知識も豊富だし、お金だってたくさん稼いでいるんだから、患者さんにいちいち嫉妬なんかしないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、嫉妬は何度も言うように動物的な発作です。頭でコントロールすることができません。
私は自分のことを自己分析します。
書籍も読みますし病状も検索すると思います。
つまり、お医者さんに事前に質問してしまうタイプ。
「これってこの病状じゃないですか?」と聞きそうです。
それを踏まえて著者の大嶋信頼さんの視点。
無意識に言っちゃいそうなので怖いと思いました。
私が知識をつけてそれを踏まえて質問する。
そこで嫉妬されて蔑ろにされたら病院に行く意味が…ですよね…。
意外な視点だったのでもし通院する時は意識したいと思いました。
(P.102-103) 誰かに関して不快なことを考え始めたら、「今を献上する」という言葉を頭の中で唱える、というものです。これは、カウンセリングの「逆説」という考え方を使ったテクニックです。相手のことを考えて嫌な気持ちになり、不快感でいっぱいのときは、他のことは何も考えられない状態になっています。つまり、私の「今」という貴重な時間を相手に「献上」してしまっているわけです。そういうときは、「今を献上する」という言葉を頭の中で唱えてみます。すると、「とんでもない! あんなヤツに私の貴重な時間を献上なんかしたくない!」という気持ちになります。こうして相手に今を献上しなくなれば、今の孤独と向き合うことになります。
これは納税額日本一。
幸せなお金持ちで有名な斎藤一人さん。
心が軽くなる言葉が多い斎藤一人さんの視点も参考になります。
誰かに関して不快なことを考えている。
あなたがモヤモヤしている深夜。
その相手はぐっすりスヤスヤ寝ているんですよ?
その時間は勿体なくないですか?という視点。
本書で言う「今を献上している」だと思います。
あんな奴に貴重な時間は献上したくない!という視点になれますよね。
本を読むというのはこのような多様な視点を知ることが出来る。
心を軽くする試行錯誤を自分で出来るので大好きです。
(P.150-151) 人間の脳には、「相手の脳の状態を鏡のように真似てしまう」ミラーニューロンという細胞があります。この細胞は、相手の姿勢や動作を真似ることで活性化され、他のこともどんどん真似てしまうという特徴があります。緊張している人がそばにいるとこちらまで緊張してしまったりするのは、ミラーニューロンの存在があるからです。それと同じように、孤独に関係する脳の部位が活発に活動している人に注目すると孤独になります。だから、もしかしたら、テレビなどのメディアが発達する前は、「人とつるんでいないと不安、寂しい」ということはあまりなかったのかもしれないと思うのです。
テレビやSNSへの視点。
私はネットは肯定派です。
ネットの恩恵や有り難みを受けている。
悪口などは言わないほうです。
とは言え「視点」という方向性。
引用部分の大嶋信頼さんが仰ることはわかります。
最初から無ければそのように思うことも無い。
例えば、ただ単に1人で読書するのに孤独は感じませんよね。
そういう視点で読んでみるとなるほどとも思います。
(P.192) 仕事をしているときも、頭の中でくり返し「本当の自分」と唱えていると、仕事がどんどん楽しくなっていくことに気づくでしょう。発作を起こしている自分ではなく、「本当の自分」で生きるようになると、自分を取り巻く世界そのものが変わってきます。
「本当の自分」という言葉。
唱え続けてると意識的になります。
意識的になるということは本当の自分に気づくということです。
本当の自分として生きられるようになると思います。
私も頭の中で反復したい意識的になりたい言葉です。
【「自分を苦しめる嫌なこと」から、うまく逃げる方法】
・逃げるときは「うまく」逃げよう
【新刊】大嶋信頼さん 自分を苦しめる嫌な事からうまく逃げる方法でした。
「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが流行りました。
私は「逃げるは恥」とは思いません。
適切に逃げたい状況のときは逃げる。
うまく逃げた方が良いかと思います。
現時点で逃げたくても逃げられない人はいるんじゃないでしょうか。
参考になる視点が見つかる。
日々の生活に落とし込んで実行していく。
環境が変わっていくかもしれません。