・本書は呪文の書みたいにお使いください
本日は4月22日。
4月から新生活。
自分自身が環境が変わっていない人もですよ。
4月というのは他の人が新生活なりで気分が変化しますよね。
そしてゴールデンウィークまで後少しだから頑張ろう。
気合いを入れ直している人もいるかもしれません。
環境の変化が1番と言ってもいいくらいの悩み。
「ストレス」だと思います。
当ブログでは先日の話。
新社会人や新生活にオススメ書籍をまとめさせていただきました。
その時はこちらの書籍はまだ読んでいませんでした。
読んだ結果は「悩んだらツベコベ言わずにこの1冊」になります。
本書を手元に置いておき役立てる。
ゲームの呪文のように本書を使いましょう。
これは私が言っているのではなく著者の鈴木祐さんが仰っていることです。
ちなみに著者の鈴木祐さん。
「パレオな男」としても有名。
別名でパレオさんと言って良いお方です。
私はメンタリストDaiGoさん経由で知りました。
そこから欠かさずブログを読んでいます。
本書のような知見を得ることができるのでおすすめです。
そもそもストレス対策。
それは新生活に限りません。
いろんな場面で常にかかって来ると思います。
夏なら夏で暑さにイライラしてしまう。
これだってストレスですよね。
つまり、年中無休で使用できるテクニック。
本書のメソッドを使えばストレス対策は万全。
何と言っても100のテクニックです。
「効果は人それぞれだからこそ」いろいろ試してみる。
そこのフォローをしっかりしているのも流石だと思いました。
書名:超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
著者:鈴木祐
出版社:鉄人社
出版年:2018年5月22日
ページ数:320ページ
効果実証済みの科学的メソッド。
しかしながら「個人差」はあります。
だからこそ「100個」も紹介しているわけです。
この話は本書の冒頭に書かれています。
「手っ取り早く1番効くやつ教えてよ?」に人間なりがちですよね。
そうではなく色んな場面でいろいろ応用して使用する。
まるでゲームの呪文のように使うことを推奨している書籍です。
・世の中に山程あるストレス解消法から本当に効く100個
(P.2-3) 本書は、世の中に山ほどある「ストレス解消法」のなかから、本当に効く100個を厳選してまとめたものです。いずれのテクニックも、ハーバードやスタンフォードといった一流の研究機関が実証したものばかり。欧米の企業や学校などがストレス対策に取り入れ、実際に高い成果を上げている最先端の技法だけをピックアップしました。もちろん、すべてのテクニックは個人的にも実践しています。「そんなにたくさんあっても使い切れない!」「一番効くやつだけを教えて欲しい!」と思われた方もいるかもしれません。しかし、ご安心あれ。ことストレス解消においては、質より量の方が大事なのです。
【目次】
まえがき
本書の正しい読み方
第1章:当たり前なのに誰もやらないストレス対策の超基本
第2章:どうしてもあなたのストレスが減らない3つの根本原因
第3章:すぐに効いて効き目長持ち! ストレス対策の三種の神器
第4章:最速でイライラが激減! 18の超時短メンタルトリック
第5章:無敵のメンタルを手に入れる! ストレス解消「ゲーム化」ガイド
おわりに
参考文献
本書の目次と概要になります。
本当に効く100個を厳選して紹介してくれています。
その本当に効く中でも個人差はあるわけです。
だからこそいろいろ試してみましょう。
冒頭に書かれている言葉で素敵だと思った言葉があります。
「ストレス解消は質より量」という箇所。
知らなければ知らないまま何にもできません。
知っていたら対処の方法もあるわけです。
(P.21-22) 自分のストレスを正確に把握するには、「なんかイライラするなぁ」や「上司には頭に来る」ぐらいの認識では意味がありません。例えば上司に怒られてイラッとしたときなどは、
・いまのイライラや不安は100点満点で何点だろうか?
・このストレスは、過去のものとくらべて何%ぐらい辛いだろうか?
といったレベルまで考える必要があります。始めにこの作業をしないと、せっかくのストレス解消法が無意味になってしまうのです。考えてみれば当然でしょう。自分の体重を知らずにダイエットをする人はいませんし、貯金をしたいのに毎月の出費額がわからなければ話になりません。どんなことでも、現状を正確につかまえるのが最優先です。ところが、なぜか「ストレス対策」に関しては、最初に現状を把握しようとする人はほとんどいません。現代では、あまりにもストレスが普通の感覚になり、そもそも「ちゃんと気づこう」という発想にならないのでしょう。
言われてみるとそうだと思いませんか?
誰しも「ストレス感じてるな~」はあると思います。
でも「そのストレスどれくらい?」までは把握しませんよね。
ダイエットなら体重を把握する。
貯金なら家計簿つけたり支出がわかる。
それなのにストレスは…という事で大切です。
自分を客観的に見る。
自分を可視化する。
状況を俯瞰的に見るととらわれずに済むと思います。
例えば書いてあることを想像してみてください。
「上司にイライラする」
イライラしている状況がずっと続いています。
このイライラ何点くらいなんだろう?
私にも悪いところあったし60点くらいかな…。
それに過去のあの出来事よりは今回の方がマシかも。
そのように思えてたらストレス減ると思いませんか?
気づくことによってストレスが減る。
見逃しては行けない視点だと思いました。
皆様もまず最初にこの2つの質問を自分自身にしてみる。
それだけでもストレス緩和に役立つと思いますよ。
(P.48) たとえば、あなたが「自分はいつも失敗している」と考えたとしても、本当に100%の確率でミスをしていたら、まともに社会生活は送れないはず。現実的には、失敗もあれば成功することもあるでしょう。「どうせ次もうまくいかないだろうな……」と考えた場合も同様です。仕事をミスした時点では、それはただの予測に過ぎず、やはり明確な根拠はありません。ここでハッキリ事実だと言えるのは「あなたがミスをした」という現象のみ。となれば、根拠のない思考にとらわれるのではなく、ミスが起きた原因を突き止めて再発の防止に努めるしか最適な行動はないでしょう。
私が今でも大好きな言葉があります。
アンソニー・ロビンズという人の言葉です。
これは一瞬で自分を変える法(翻訳は本田健さん)に書かれていました。
言われてみたら当たり前だけど意識したい言葉です。
※失敗はない。あるのは結果のみ※
確かに「その時点」では失敗かもしれません。
でもその失敗があったからと思える出来事。
人生の中で何個も見つかるんじゃないでしょうか。
そう考えると「あるのは結果のみ」というスタンス。
『失敗と思わず今の結果』と思うほうがいい。
私はそのように思いました。
だからこそ鈴木祐さんの仰る視点。
「現象のみ」という部分。
焦らず騒がず冷静に対処する。
再発の防止に努める。
最適な行動をするのみだと思います。
(P.54) 「自動思考」が恐ろしいのは、ほとんどの人は自分がどんなことを考えたのかすら意識していない点です。人間にとって脳内の思考やイメージは当たり前すぎる現象なので、それがどれだけ破壊的な内容だったとしても、すぐに忘れてしまいます。しかし、マイナスの「自動思考」によって起きたダメージは、無意識のうちに心の奥底に蓄積され、やがて大爆発をおこすことに。いったんこの状態に陥ってしまうと、糖尿病や高血圧と同じように、元の状態に復帰するのは難しくなります。そんな悲劇が起こる前に、あらかじめ対策を講じておくのが大事なポイントです。つね日ごろから、「自動思考」にアンバランスが起きていないかどうかを点検し、精神のメンテナンスを行いましょう。それでは、自分でも気づかない「自動思考」を意識するにはどうすればいいのでしょうか? 具体的なトレーニング法をご紹介します。
「自動思考」という言葉が出てきました。
私も本当に実感してますしブログでよく書くことです。
『惰性的ではなく能動的』という部分。
ついつい、惰性的になりがちなのが人間。
だからこそ能動的に行動しましょうって話です。
本書には自動思考への対処。
自動思考の改善方法。
精神のメンテナンスを行う具体例と言いますかトレーニング法があります。
本書の良いところはワークもしっかりあるところです。
(P.68-69) 日記帳にグチを書いたり非公開のブログに悩みを書き込んだりと、誰にも見られない場所に日々のストレスを吐き出した経験がある人は少なくないでしょう。これも立派な「エクスプレッシブ・ライティング」です。ここでは、どんなことを書いても構いません。
・あの新人は会社の電話を取ろうともしない! 本当に腹が立つ!
・パソコンを開いたら自動更新が始まった! 作業ができなくてイライラする!
・悩んでるはずなのに、何に悩んでるのか分からない……。でもとにかく泣きそう
あなたがイライラしたりネガティブな気持ちになった出来事であれば、どんな小さなことでもOK。どうせ誰も見ないのだから、安心してストレスを吐き出しましょう。とてもシンプルな手法ですが、すでに数百を越す実証研究があり、不安やストレスへの効果が広く認められています。現時点では、まず取り組むべきストレス対策の筆頭と言えるでしょう。
エクスプレッシブライティングという言葉が出てきました。
これは簡単に言うとです。
グチや不満をノートに書きなぐりましょう。
それだけの話になります。
本人に直接ぶつけただけで関係が悪くなるだけ。
それならノートに不満をぶつけてください。
やってみると意外と思うところあるかもしれません。
本人に言うまでも無いかもと解消しちゃうかもしれません。
突発的な行動を取ってしまい後から後悔してしまう。
人間ならありえる行動パターンじゃないですか。
それを回避する意味でも書き出しちゃうのアリだと思います。
というよりも「科学的根拠」あるんですからやるの得じゃないでしょうか。
(P.126-127) ネガティブな感情を避けたせいで、逆にメンタルに悪影響が出てしまうわけです。この現象を、専門的には「体験の回避」と呼びます。近年の心理学では「体験の回避」こそがメンタルを病む最大の原因のひとつだと考えており、多くの研究でも、日々のストレスが大きい人ほど、自分の「緊張感」や「不安感」を認めるのが苦手なことがわかっています。つまり、本当にストレスに強くなりたいなら、ネガティブな体験を避けるのは最悪のミス。現実的には、「需要」の精神を育てながら、人生のリアルを積極的に受け入れていくしかないのです。
私がストレスを感じる部分。
引用最後のこちらが大きいです。
私と同じタイプの人って多いと思うんですよね。
ネガティブな感情を避ける。
別の言い方だと抑圧してしまうかもしれません。
それが逆にダメ。
体験の回避になってしまうという話です。
避けるのではなく積極的に受け入れていく。
私も客観的になったり俯瞰的にみるようになってからです。
複数の視点から見えて変わった部分があります。
出来る範囲から認めていきましょう。
【超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド】
・まとめ
新生活におすすめ! イライラが一瞬で消える100の科学的メソッドでした。
記事タイトル名は「新生活におすすめ」と書きました。
しかしながらストレスは年中無休で掛かります。
それを踏まえるとずっと使える普遍的な書籍です。
もちろん、科学的な根拠は変わる部分があります。
そのような知識はアップデートされていくので情報収集。
常に新しい情報も受け入れる姿勢を持っておくの大切です。