・2019年に向けて手帳本の新刊が続々登場
またまた手帳本の新刊です。
この時期はお店に色んな手帳が並んでいます。
そして、本屋には「手帳術」に関しての本。
新刊も色とりどりと登場しています。
私は1つのテクニックに依存するのではなく色んな物を取り入れたい。
だから、「手帳術」に関してはこういう方法もあるのか!
そのような発見があるので本を読んでいて楽しいです。
そして、新しい手帳術を取り入れることもあります。
ブラッシュアップしてより良い「手帳」になることが最高ですからね。
今回の手帳術は「振り返り」の手帳術です。
「振り返り」というと今の時期だと1年の振り返り。
今日は11月10日なので2018年も残り僅かになってきました。
ただ、いざ、振り返ってみようとしても思い出せますか?
ざっくりくらいなら思い出せるかもしれません。
その記憶を呼び起こすという意味でも「振り返り手帳」は役に立ちます。
どういうことなのか、ここからは具体的に書評に移っていきます。
書名:振り返り手帳術
著者:伊藤精哉
出版社:新泉社
出版年:2018年10月6日
ページ数:208ページ
「マイニュース」を書けば目標達成できる!
「現実的で実践的な手帳本」とブログ記事タイトルに書きました。
説明はこの後に譲りますが、本書の特徴はそこです。
2018年を振り返りたくても振り返られない人もいるかもしれません。
メモを残していなくて後悔している人もいるかもしれません。
本書はそんな人にもドンピシャだと思います。それでは、書評です。
・マイニュースをつけて毎日を豊かにしよう!
(P.5-6) 手帳活用に関する本にはさまざまなタイプがあります。本書は、タイムマネジメントで残業をゼロにしようという純粋な時間管理系ではなく、「書けば叶う」式のスピリチュアルな引き寄せ系でもありません。普通のサラリーマンなので、経営者や学者ら功成り名遂げた著名人が書いた本とも、もちろん違います。現役編集デスクならではの現実的で実践的な手帳本です。
【目次】
はじめに
第1章:「振り返り手帳術」とは何か?
第2章:自分の1日に見出しを付ける
第3章:目標を設定し、手帳で振り返る
第4章:手帳は行動の司令塔(手帳活用実践編)
第5章:マイベスト手帳への道
おわりに
参考文献
本書の目次になります。
手帳に関しての本って本当に多いです。
だからこそ、1つに固執する必要は無いと思うんですよ。
だって、自分に合う合わないは人それぞれ絶対にありますから。
自分なりの手帳術を常にブラッシュアップする意識が大切だと思います。
先ほども書いた通りで本書は現実的で実践的な手帳本です。
来年からと言わず、今日からでも簡単に実行することができる手帳本ですよ。
(P.15-16) 本書では、自分の行動に関すること、自分の身の回りで起きた出来事、自分が考えたこと、感じたことを「マイニュース」と定義しています。アーカイブという英単語は保存記録、保管文書などと訳します。マイニュースアーカイブは、自分に関する記録が保存されたものが手帳という意味合いだとご理解ください。振り返るものであり、これは過去のページです。つまり、手帳は未来――現在――過去をつないで人生を豊かにするための自己管理ツールだというのが私の見解です。過去を振り返ることで現在の状況を確認し、本当にやりたいこと、ありたい未来を描き、どんどん実現させていく――これがすべて手帳でできてしまうのです。
まずは「マイニュース」の定義。
本書のキーワードとして「マイニュース」は大きいです。
私は本書を読んでこの「マイニュース」という考え方は好きです。
というよりも、やったほうが良くない?と思いました。
その部分に関してはこの後の解説でなぜかを説明したいと思います。
(P.17-18) せっかく好きな手帳をゲットして使っていても、日々の生活に充実感を感じていないとしたら……。
「時間があれば、やりたいことがやれるのに……」
「いつも締め切りを過ぎてしまい、相手に迷惑を掛けてしまっている」
「なんとなく1日が終わってしまい、昨日何を食べたかすら思い出せない」
このような思いで日々を過ごしているとしたら、手帳という「宝の持ち腐れ」です。書きっぱなしにせず、手帳にちょっとした工夫を加えてください。行動結果や感じたことを思い出して記録する「振り返り」で問題は一気に解決します。
手帳術が続かない理由。
手帳が「ワクワクしないから」だと誰かが言っていました。
私は的を得ていると思って納得しました。
今だとお店にいろんな手帳が並んでいます。
大半の人は自分がワクワクする手帳を購入すると思うんですよ。
デザインが好きだったり高級感があるとか使いやすそうとか理由はあると思います。
だから、最初の段階の手帳購入は大丈夫でしょう。
問題は購入した後にする「中身」です。
「宝の持ち腐れ」という言葉は言い得て妙です。
ちょっとした工夫で毎日どころか数時間に1回覗きたくなるのが手帳になりますよ。
(P.28-29) マイニュースは感情を動かした出来事を新聞やテレビのニュースのように、客観的にひと言で表現するイメージでしょうか。日記と備忘録の「いいとこ取り」をしているという言い方もできるかもしれません。自分の気持ちのなかで、いいことが何もなかった、何一つとして思い通りにならなかった、感じるような「ダメダメ」な1日だったとしても、プラス面を探し出し、それを見出しにするのがポイントです。心に栄養を与えるのです。
[中略]
仕事でミスをしてしまうこともあるでしょう。そんなときは、落ち込んだり、自分を責めたりするのではなく、「たまにはこんなこともある」と楽観的に捉えます。ポジティブなセンターを働かせ、「こうすれば次はうまくいくのではないか」と前向きな教訓を導き出し、それを見出しにできないかと考える習慣を身に付けるのが継続のコツです。
先ほどのマイニュースに関しての続き。
私はこちらの引用を全面的に取り入れたいです。
私自身は「振り返る」や「ポジティブ」系は大丈夫だと思います。
私が特に良いと思ったのは「それを見出しにする」という部分です。
これって、「要約力」が上がると思うんですよ。
私の場合は毎日ブログを書いてブログ継続日数1776日目です。
ブログにはタイトル名と見出しが密接に関わっています。
つまり、「要約力」を高めておいて損は無いわけです。
これはSNSの「文章」を書く上でもスキルアップになると思います。
例えば、Twitterは140文字でいかに伝えるかというのがありますよね。
おすすめトレンドに上がるトレンド(ニュース)について話している人。
話題のツイートやすべてを辿ってみるとわかりやすい人とわかりにくい人がいます。
これこそが、「要約力」に差が出ていると思うんですよね。
これは何もSNSに限らず、日常生活でもそうじゃないですか?
テレビ番組などを見て感想を伝えるのが上手い人もいれば、下手な人もいる。
だからこそ、自分の1日を俯瞰して「見出し」にするという方法。
このマイニュースの手法は今日から早速使っていきます。
(P.89) 5年後、10年後、あるいは30年後、自分はどこにいて、何をしているのか、どういう状態になっているのが望ましいのか?
ありありと想像してみてください。5年後に「こうなっていてほしい」未来に身を置いたつもりになって、そこに到達する道のりを「振り返る」わけです。魅力的な将来像が「設定」できていれば、プラスの感情に満たされます。それによってこれから起きるかもしれない出来事に対する解釈が変わってくるはずです。
将来の自分がどうなりたいか?
この部分がしっかりしている人は強いと思います。
なんで、強いかというと「大枠の軸がしっかりしていてブレない」が1つ。
もう1つが、「現実に振り回されない」という部分です。
今の現実が悪くても5年後や10年後の望ましい姿をしっかり想像できている。
つまり、現実は「通過点」でしか無いわけですから、大丈夫なわけです。
未来の幸せな自分から見たら「そんなこともあったな~」程度のことですからね。
私はこの「視点」を持てるようになって少しは現実に振り回されなくなりました。
(P.93-94) 「100個書き出したけど、なぜか、あまりワクワクしない」という人もいます。一つひとつの事柄が断片的なため、本当はどうなりたいのか自分の中で整理されていないことが考えられます。
究極の質問「本当は何をしたいの?
どうなりたいの?」を自分に問いかけてみてください。自分が何を望んでいるのかを明確にする簡単な方法があります。100リストをひと言で要約してみるのです。100個の夢には何らかの共通点があると推測します。俯瞰の視点を取り入れることで、「夢のエキス」が抽出できるでしょう。
夢リスト100。
死ぬまでに達成したい100のリスト。
私は過去に100のリストの失敗した話。
100のリストは必要ない的なことも書きました。
こちらの引用を少しやってみたくなりました。
というのも、「整理されていない」という部分。
著者の伊藤精哉さんが仰ることはまさしくだと思いました。
それに「100リストをひと言で要約する」というのが良いと思いました。
これって、自分の志や目立つ位置が的確になって良いと思うんですよね。
【【新刊】良書すぎて鳥肌もの 1冊のノートがあなたの言葉を育てる】
1冊のノートが「あなたの言葉」を育てる。
川上徹也さんの書籍です。
当ブログの「ノート術・手帳術・メモ術」で1番の人気といっていい書評。
こちらの本でも「自分を定義する言葉ひと言で」と書かれていました。
会社だってキャッチフレーズ聞いて、「あの会社!」とピンと来るの多いと思います。
個人だってそういうキャッチフレーズ(キャッチコピー)つけようと仰っています。
2つの本のいいとこ取りで自分の良いキャッチコピーが見つかるのではと思いました。
【振り返り手帳術】
・まとめ
【新刊】現実的で実践的な手帳本 伊藤精哉の振り返り手帳術でした。
2019年の手帳についての各社の競争。
手帳自体もそうですが、本もそうです。
新刊が多く登場する時期なので読んでいて楽しいです。
これからも気になる「手帳術」の本が見つかりましたら書評していきます。