【新刊】徳を積めば運もよくなる お金に悩まず幸せになれる方法

・1万人の人生を見た弁護士が教える本

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運についてです。

私なりの価値観。

私なりの考え方。

度々と言っていることです。

これがこちらになります。

 

良いことに見えることも悪い結果になることがある。

悪いことに見えることも良い結果になることがある。

 

事が起きたときに感じることは習慣的思考。

だからすぐに判断しないで天におまかせする。

今後の人生(毎日)でどちらに転ぶかなんてわかりません。

だからこそ、すぐに判断しないで自分を磨くことを優先。

それこそ、本書で言うなら「徳を積む」を意識したほうが良いと思います。

 

「徳を積む」という概念。

私はもっといろんな人が持つと良いと思うんですよね。

何でかと言うとそれだけで世界が豊かになるはずです。

世界は大げさですけど、少なくとも日本は良くなると思います。

他人を思いやるという気持ちが「ネット」によって希薄になった感があります。

これは特に最近は思うところであります。

 

炎上した人に対して野次馬どころか火に油を注ぐような行為をしている人。

「成功している人を」妬んだり恨んだり陥れようと画策する人。

何というか徳を積む行為の真逆をしている人が多い印象です。

昔風で言うと「他人の不幸は蜜の味」ってやつですね。

ネットに限らず改めて自分に集中しましょうよという話しです。

そんな、運も良くなり、お金にも悩まなくなることを伝えてくれる新刊を紹介します。

 

 

書名:1万人の人生を見た弁護士が教える お金に悩まず、幸せになれる方法

著者:西中務

出版社:PHP研究所

出版年:2018年6月26日

ページ数:169ページ

 

あなたは何のために働くか。

そして、誰のために生きるのか。

お金に悩まず幸せになる方法の書名以上に深いタイトルです。

本書は「強運の法則」とも書かれています。

運についても説かれていますのでそこも含めて書評させていただきます。

 

・お金に振り回されるんじゃなくて自分で切り開こう

 

はじめに
第1章:運とお金はリンクする
第2章:目的をお金に置くと、幸せになれない
第3章:争うと、幸せと豊かさが逃げていく
第4章:幸せに生きるための毎日の習慣
あとがきにかえて:徳を積めば、運をもたらす

 

(P.3) 人はお金にふり回されるために生まれてきたのではありません。幸せになるために生まれてきたのです。この本を読んでひとつでもみなさんの参考になることが見つかり、幸せな人生に役立つことがあれば幸いです。

 

本書の目次になります。

人はお金に振り回されるために生まれてきたのではない。

本書の一貫したテーマはこちらです。

弁護士だけあって「お金に対しての醜いこと」をたくさん見てきたと思います。

だから、著者の西中務さんには説得力があります。

そこも含めての詳しい書評を私なりの解釈をしてこれから紹介します。

 

(P.11) 「ラックマネジメント」という言葉があるくらいで、ちゃんと運がよくなるような生き方ができるのです。これは逆を考えるとよくわかります。「運が悪くなる生き方」とはどんな生き方か。そう考えたら、すぐに運が悪くなる生き方はイメージできるのではないでしょうか。人をだましたり、うらみを買ったり、いつもけんかばかりしていたら運がよくなるわけがありません。ギャンブルなどでお金を散財したり、自堕落な生活を送っていても、運がよくなりようがありません。運がよくなりたかったら、運が悪くなるような生き方と反対の生き方をすればいいのです。

 

ラックマネジメントという言葉。

最近の私もこの概念は取り入れています。

「やること」も重要だけど「やらないこと」も重要という話しです。

「良い」と「悪い」で二極化できると思います。

「良い」に意識が行き過ぎる人も多いかと思います。

そこを悪いを無くすという方向にベクトルと変えると良いです。

 

これは逆にも言えるんですよ。

悪いにベクトルが行っている人は良いにベクトルを持っていく。

どちらにせよ、まずは自分の思うことを意識的になった方がいい。

よく言われる通りで「原因があれば結果がある」です。

そのことを意識すると改善点が早く見つかりますからね。

 

(P.13) これは「お金持ちになった」という意味ではなく、「お金に困らなくなった」という意味です。いくらお金持ちであっても、いつもお金の心配をして心を悩まされていたり、お金にふり回されている人はたくさんいます。私はお金持ちではありませんが、お金に困らない人生を送っています。運がいい人はお金のことで悩んだり、ふり回されたりしないのです。運のよさとお金で困らないことは、リンクしているのだと思います。

 

月収100万円。

月収1000万円。

そんなこと聞いたら発狂する。

羨ましすぎて妬みたく人もいるかもしれません。

とは言え、収入と幸せの因果関係はありません。

 

毎月100万円の収入があっても減る方(支出)は150万円。

そんな人はマイナス50万円ですよね。

そこを踏まえると収入が高いからと言って幸せではないわけです。

最近は「田舎暮らしの良さ」を伝えるブログや動画。

物を買うんじゃなくて自分でつくろうという内容のブログや動画。

ここ数年で増えてきていると思います。

 

私はそういうのは良いと思うんですよね。

「お金では買えない幸せを体系化している」と思います。

お金があれば幸せとは限りません。

たとえば、音楽CDやゲームソフトや本などなど。

何でも良いと思うんですよ。

 

中古(ブックオフでもどこでもいいですが)で購入しました。

それを読んだり聞いたりプレイしたりしました。

それが一生モンの財産になったとします。

しかしながら、お値段「108円」でしたもありえると思います。

逆に10万円使っても自分にとっては不満足は大いにありえるんですよ。

 

だからこそ、「お金に比重を置きすぎない」ということ。

私は「高すぎることも否定」しないということも声を大にして言いたいです。

だって、どちらも「自分が経験しないとわからない」じゃないですか!

だから、100円のモノでも良い経験を得られるかもしれない。

もちろん、10万円払って今まで生きてきた1番の体験を得られることもあります。

「お金」ではなく「お金に振り回された考え方」をしないが大切だと思います。

 

(P.29) 目に見えるお金や財産は、人にあげると自分の分はなくなります。一枚のパイを奪い合うのと同じです。人がとれば、自分の分は少なくなる。自分がとれば、相手の分は少なくなる。そういうものです。でも目に見えない徳や善行はいくら与えても、その分量は減ることはありません。人にあげればあげるほど、相手は豊かになり、自分も豊かになります。そして善行は人にどんどん伝染して、さらにたくさんの人を豊かにします。だから善行を重ねて、いいことをすればするほど、社会が豊かに明るくなっていくのです。

 

目に見えるお金や財産は人にあげると自分の分はなくなる。

当たり前のことですよね。

でも、それが後々よいほうに繋がった人。

そのような人もいるかもしれません。

でも、お金は減っても「心の豊かさは満たされる」という感性。

 

たとえば、コンビニの募金箱です。

手持ちのお金は減りますよね。

でも、良いことをしたという充足感。

心の豊かさが満たされた人も多いと思います。

私も個人、個人が善行を重ねていく大切さ。

それが輪になってループして広がる文化は共感します。

 

(P.60) 私は学力もお金も否定しません。でもそれは生きていくための道具にすぎません。「何のために」という目的を忘れてしまって、道具を目的にしてしまうと、道をあやまるだけです。自分だけがもうかればいい。自分だけが偉くなればいい。そう思って行動しても、自分だけでは幸せになれません。幸せは一人だけでなるものではない。みんなでなるものです。「人生の目的」を考えるなら、みんなの役に立つことを考えるべきです。道具を目的にすえてしまうのでは、最初からスタートする方角が間違っているのですから、幸せになるというゴールには到達できないのです。

 

東京六大学を卒業している。

お金を1000万円以上持っている。

このようなことはステータスだと思います。

私はそのようなこと自体は否定しません。

でも、「何のために」という目的意識。

これを忘れてしまうとそれも無駄になってしまいますよね。

 

悪い例えかもしれませんのでご了承ください。

たとえば、祖父や祖母が亡くなってタンス貯金で1000万円見つかる。

東京六大学や高学歴と言える大学を卒業しているのにニート。

そういう実例ってネット文化が発達して伝わるじゃないですか。

そう考えると「何のために」という考え方は大切だと思うんですよね…。

 

何のためにタンス貯金1000万円したの?

何のために東京六大学(高学歴)の資格を得たの?

学歴に関しては「両親からの刷り込み」もあると思います。

学歴を持て余している人も否定することはないです。

だから、全部が全部を否定しませんしそれについて即答できたら良いと思うんですよ。

何のために?と聞かれてすぐに即答できたら素晴らしいと思います。

どちらにしても「何のために?」という考え方は誰もが意識したほうがいいですね。

 

(P.126) 私は困難が起きても、すべて感謝する気持ちでとらえるようになりました。起きることはすべてOK。自分を成長させてくれるための神さまの恩寵的試練である。そう思えば、すべてのことはありがたく、感謝の気持ちを持って受け取れます。「ああ、失敗した」「運が悪い」ではなく、「ああ、ありがたい」「勉強させていただいた」と感謝する。そうすることによってマイナスの流れを断ち切って、失敗を学習の場に変え、運を向上させることができるのです。

 

私は「人間塞翁が馬」という考え方が根深いです。

良いことが起きても悪いことにつながるかもしれない。

悪いことが起きても良いことにつながるかもしれない。

このような考え方で生きている人間です。

もちろん、喜ぶところはちゃんと喜んでいたりはするんですけどねw

 

運が悪いと思うことも運が悪いことではない。

失敗と思えることも失敗ではない。

私はこういう観念ってすごく良いと思うんですよ。

だって、気持ちがラクになるじゃないですか。

それに私の人生経験的にも実際にそういうことあるので説得力があります。

起きていることは起きているということなので流されない気持ちも大切です。

 

【1万人の人生を見た弁護士が教える お金に悩まず、幸せになれる方法】

 

・まとめ

【新刊】徳を積めば運もよくなる お金に悩まず幸せになれる方法でした。

運についてやお金についての本は山ほどあります。

その人なりの「解釈」や「考え方」があるので読んでいて楽しいです。

本書は「お金持ちになりたい人向け」ではないと思います。

とは言え、「お金」に対してすごく良い説明をしてくれているのは事実です。

お金がたくさんあっても幸せじゃない人なんて多いですからね。

そういうお金や幸せについての「価値観」を学べる書籍と思っていただければです。