☆ダイヤモンド社の翻訳本はさすが
毎回のように書いていること。
ダイヤモンド社の翻訳本のクオリティ。
読後に思うのはさすがの一言です。
もちろん、ダイヤモンド社は翻訳本以外も素晴らしい。
ダイヤモンド社から出版されているって1つの評価だと思います。
今回の翻訳本は科学的根拠があること。
そういう科学的根拠があることをベースに網羅されています。
科学的根拠があるって大切だと思うんですよね。
ダイヤモンド社の翻訳本はこのことはクリアしている本ばかりです。
私が前からよく口にしていること。
普段はあまり読書をしない。
でも、自分を成長させたい。
そのような人はダイヤモンド社の翻訳本。
それにこう言った科学的根拠のある著書を読めばまずハズレは無いです。
何かしら得ることも多いし実践してみたくなる著書が多いですよ。
【天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法 コロンビア大学ビジネススクール最重要講義】
【小さな習慣】
先日、書評した超、思考法はおかげさまで人気でした。
去年で言うと小さな習慣も人気ありましたね。
どちらも改めて紹介させていただきました。
このような著書が多いのもダイヤモンド社の翻訳本です。
これから紹介する著書も自信を持って素晴らしいと言える内容でした。
書名:PEAK PERFORMANCE 最強の成長術
著者:ブラッド・スタルバーグ
著者:スティーブ・マグネス
訳者:福井久美子
出版社:ダイヤモンド社
出版社:2017年11月23日
ページ数:312ページ
全能力が爆発的にパワーアップ。
脅威の成果を連発できる。
アダム・グラント、ダニエル・ピンク、ケリー・マクゴニガル絶賛。
この皆さまの翻訳本は大好きです。
そのような人も絶賛するくらいの著書がPEAK PERFORMANCEです。
☆科学的根拠それ大切 PEAK PERFORMANCE 最強の成長術
はじめに:最新科学にもとづく誰でもどんな状況でも成長する方法
プロローグ:トップエリートに「共通するノウハウ」を教えよう【第1部:「成長する人」に変わる】
第1章:成長の方程式
第2章:絶対に成長に欠かせないこと
第3章:「たった一つ」にとことん集中する
第4章:「脳のスイッチ」を切り替える
第5章:「休息」を最適化する【第2部:成長を「習慣」にする】
第6章:集中する
第7章:やめる【第3部:成長を「続ける」】
第8章:「目的の力」を使う
第9章:目的を見つけるおわりに:「3つのスキル」が最高のパフォーマンスを可能にする!
原注
(P.3-4) ぼくたちの意図がきちんと伝われば、読者はこの本を読み終わる頃には、次のことを理解できているはずだ。
・成長や発達を決める科学的な法則
・最高のパフォーマンスを発揮したり、1日の生産性を上げるための原則
・「目的」に隠されたパフォーマンスを上げる効果
とはいえ、一番重要なことは、あなたの仕事や活動にこれらのコンセプトをあてはめることだ。この本で学んだことを実践し、役立ててほしい。
PEAK PERFORMANCE 最強の成長術の目次です。
本書はいいとこ取りです。
脳について、習慣について、シングルタスクについて、休息について。
色んなことが盛り込まれている著書になります。
日本語タイトルの最強の成長術という最強に相応しい本書です。
(P.26) 高校生ランナーもコンサルタントもまばゆく光り輝いたものの、結局は成績が伸び悩み、健康を害し、充実感を失っていったのだ。このような話は珍しくはない。あちこちで見聞きするし、誰にでも起こりうる。ぼくたちも例外ではない。というか、実をいうとこれはぼくたち著者らの話だ。高校生ランナーはスティーブ、コンサルタントはブラッドだ。
引用だけ読んでもわかりにくいと思います。
本書のプロローグ部分です。
私はこの部分で背筋がゾクッとなる感じ。
鳥肌が立つ感覚に襲われました。
まさしく本書の凄さを感じたのはここです。
著者のブラッド・スタルバーグさん。
著書のスティーブ・マグネスさん。
この2人の体験があってこその最強の成長術です。
プロローグで惹きこまれる感覚になったのは久しぶりでした。
(P.50) 科学者たちによると、人間は誘惑に抵抗したり、物事を深く考えたり、強く集中したりするたびに、同じことが前よりもうまくできるようになるそうだ。かつては意志力には限界があるといわれていたが、最新の研究はそれに異論を唱えており、小さな成長を積み重ねることで人は鍛えられ、やがて大きく成長すると言われる。いずれにせよ、意志力であれ、自制心であれ、いかなる知力であれ、心を酷使し続けるとやがて疲れ果ててしまうだろう(少なくとも効率は落ちる)。かといって、まずは小さい問題を解決して力をつけなければ、精神的にタフで難しい問題を解決できるようにならない。
結局、行き着くのは「負荷+休息=成長」という原点なのである。
負荷+休息=成長。
負荷を掛けつつ休息もするわけです。
負荷というのはバランス良く考えないとダメだと思います。
簡単すぎると負荷が掛からず難しすぎると辛くて挫折する。
逃げ出してやりたくなくなったことは皆さまも経験あると思います。
自分に適した「負荷のレベル」を知っておくことも大切です。
(P.70) 頭の中で「無理かもしれない」という心細そうな声が聞こえたら、あなたは正しい道に立っていると考えていい。心がいつものコンフォートゾーンに戻りたがっているのだ。「かろうじて手が届く挑戦」とは、思い切って歩きなれた道から外れて、ややきつい道を進むことに他ならない。トレーニングであれ、音楽演奏であれ、会社のプロジェクトであれ、この概念は何にでもあてはめられる。
心はいつもコンフォートゾーンに戻りたがっている。
コンフォートゾーンというのは自分の居心地の良い空間です。
この概念は何にでもあてはめられるというのはまさしくだと思います。
何のことにせよ、人それぞれのコンフォートゾーンってあります。
居心地が悪いところに一歩踏み出してみる。
それがコンフォートゾーンから抜け出す簡単な方法であります。
ただ、その最初の一歩がなかなか踏み出せないのもわかる部分ですが。
(P.82) ドクター・ボブが多くの仕事で成功を収めているのは、一度に1つのことだけに取り組み、なおかつその活動に全力で集中するからだ──執筆活動、医療政策への提言、企業への投資はもちろんのこと、良き夫、良き父親であることに至るまで一度に1つのことしかやらない。シングルタスクにこだわることで、彼は原稿を執筆するたびに、そして人と接するたびに、確実に学び、成長している。
シングルタスクについて。
最近はマルチタスクはやめよう。
シングルタスクで仕事をしようは大きく叫ばれていますね。
【SINGLE TASK 一点集中術 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる】
シングルタスクの著書。
マルチタスクをやめたくなる本です。
この本もダイヤモンド社の翻訳本なんですよね。
こちらも書評した当時に大絶賛しました。
ほんと迷ったらダイヤモンド社の翻訳本を読んでおけ。
おすすめできることでもあります。
(P.120) 規則正しく瞑想することを決意した彼は、1日1分の瞑想から始めた。ほんの数週間で、大きな変化が見られたそうだ。自分自身や自分の感情を敏感に感じ取れるようになり、どんな感情がどんな行動を引き起こしやすいかを意識できるようになった。問題解決するときや、仕事中は、頭のなかは相変わらず目まぐるしく展開していたが、それも夜には休められるようになった。人の話に耳を傾け、よく眠れるようもなった。瞑想する時間を長くし、回数も増やしたところ、自分をコントロールできるようになり、まわりの意見に振りまわされなくなったそうだ。
私は1月1日から瞑想の時間を6分から8分に増やしました。
1日10分はしたほうがいいと聞くので瞑想の時間を10分まで増やします。
その瞑想10分をいきなり10分ではなく段階を踏んでいるわけです。
私はこの1分から始めることを推薦します。
それくらいから初めて継続したほうが続くと思いますよ。
私も本書の引用部分を読んで1回1分でやってみました。
毎日8分やっている人なので1分でやったらめちゃくちゃ集中できました。
そして、1分という時の流れをあっという間に感じることもできました。
そういう意味で毎日の瞑想8分もしっかりと身になっていると実感です。
本書にはマインドフルネス瞑想についても書かれています。
マインドフルネス瞑想の簡単なやり方。
実践している人のエピソード付きで書いてあります。
マインドフルネス瞑想は気になるけど取っつきにくい。
そういう人もこういうことかと納得してもらえると思えますよ。
(P.211) 本番前のルーティンが心と体を整えるように、仕事環境も仕事の効率に影響を与える。同じ環境で同じルーティンを繰り返しながら仕事に取り組むと、脳と体が深いレベルでこれらと連携するようになる。反射的に「ルーティン+環境=仕事」とリンクするようになるのだ。要は、仕事をするよう自分を「条件付け」するのである。
仕事環境も仕事の効率に影響する。
私は朝のルーティンを決めていたことありました。
そのときにテンションが上がる曲を流しで10曲くらい選んで毎日聞いてました。
そうすると曲を聞くと勝手にやるぞーとスイッチが入る感覚はありました。
そして、仕事が捗るという反射的リンクも経験ありです。
ここはもう1つあって仕事環境。
仕事をする場所は仕事以外はしないということも大事です。
たとえば、そこで娯楽して遊んでしまうのを避けるということです。
おもしろい動画を鑑賞したり、ごはんを食べたりなどなどですね。
仕事は仕事。遊びは遊び(食べることも含めて)で別として切り分ける。
ルーティン+環境が仕事に繋がると考えるとおわかりいだけると思います。
より集中して成長できるための仕事環境は意識しておきたいですね。
【PEAK PERFORMANCE 最強の成長術】
☆まとめ
PEAK PERFORMANCE 最強の成長術。
ブラッド・スタルバーグとスティーブ・マグネス。
翻訳は福井久美子の著書を読んだ読書感想文でした。
ダイヤモンド社の翻訳本はすごいです。
今年これから登場する本も多いと思います。
2018年のダイヤモンド社の翻訳本も期待して待っています。