・プロサッカー選手!
どうも管理人のポポリッチです。
本書の著者である宮市亮さん。
高校卒業。
海外の名門チーム。
プレミアリーグのアーセナルと契約。
大々的にニュースになりました。
サッカー見ていない人でも知っている。
そういう方も多いかもしれません。
宮市亮さんと言うともう1つあります。
大ケガとの付き合い。
何度も何度も大ケガ。
それを乗り越えてサッカー選手を続ける。
そのような話も含めて赤裸々に語られています。
書名:それでも前を向く
著者:宮市亮
出版社:朝日新聞出版
出版年:2023年12月20日
ページ数:272ページ
繰り返される大怪我。
長く苦しいリハビリ。
期待に応えられない後ろめたさ。
ここまでのサッカー人生を語られている本書を書評です。
・なぜ前を向き続けられたのか!
(P.39-40) もともと、100メートルは10秒台、50メートルは5秒6で走ったことがあった。陸上の記録会のような厳密な計測によるタイムではないが、全国レベルの実力者がそろっていた中京大中京高校の陸上部のスプリンターとも互角以上に渡り合えるという実感があった。
めちゃくちゃ速いですよね。
あくまでも私の個人の感想です。
日本のプロスポーツ選手。
野球とサッカー選手を目指す人が大半。
野球選手もサッカー選手もです。
宮市亮さんみたいに足がすごく速い。
そのような選手は多くいます。
もしもそんな選手がみんな陸上をやっていたらどうなるか。
日本の陸上のレベルすごいことになりそうと考えたことがあります。
(P.164) 地道にケガせずコツコツ積み重ねることが、いかに大切か――。「無事これ名馬」とはよく言ったもので、ケガなく何シーズンもやり切る。それができることが本当にすごい選手で、称賛されるべき選手だと思う。
大ケガをする。
ケガが完治する。
ゼロからのスタートと思いますよね。
そうではないという話。
マイナスからのスタート。
半年以上も実践から離れている。
体力も落ちていてコンディションも戻らない。
そして精神的に焦りも出てしまう。
そのような葛藤が赤裸々に語られています。
(P.203) 実際にJリーグでプレーしてみて感じたのは、「どのリーグとくらべて格が上か下か」と評価しようとすること自体がナンセンスだということだった。やっているサッカーがそもそも違う。そんな認識だ。
海外スポーツ。
文化の違いはよく言われますよね。
メジャーリーグに挑戦した野球選手。
こちらも同じことを言われる方もいます。
日本は日本の文化。
海外は海外の文化。
そこにしっかり適応していく。
適応して自分の実力を出すという話ですね。
【それでも前を向く (宮市亮)】
・一時は引退も決断!
【新刊】 宮市亮のそれでも前を向くでした。
書評では触れなかった部分。
2022年7月に10年ぶりの日本代表に選出。
代表選の試合で3度目の大ケガをされました。
そのときは引退も覚悟していたそうです。
そこから復活の話は読んでいて感動的でしたよ。