【書評】 武豊の勝つための思考法 続・勝負師の極意

・武豊騎手の考え方!

 

 

どうも管理人のポポリッチです。
 
日本で1番有名な騎手。
武豊さんの書籍を紹介します。
 
結構前の書籍です。
新刊ではございません。
内容的には古い部分もあります。
 
とは言え馬とのエピソード。
競馬での色んなエピソード。
何よりも武豊騎手の考え方や視点が散りばめられています。
 
 
 

「勝つ」ための思考法~続・勝負師の極意~

 

 

 

書名:「勝つ」ための思考法~続・勝負師の極意~

 

著者:武 豊

 

出版社:双葉社

 

出版年:2015年3月11日

 

ページ数:216ページ

 

 

 

天才と呼ばれる陰。
人知れぬ努力と独特の考え方があった。
世間からは天才ジョッキーとも言われますからね。
 
とは言え武豊騎手は本当に競馬好き。
競馬を考える時間は誰よりも人一倍でしょうからね。
そういう意味では野球のイチローさんに似ているかもしれません。
 
 
 

・勝つイメージを持ってすべてをプラスに捉える!

 

 

 

【目次】
 
はじめに
 
勝つための思考法 前編
 
特別付録:武豊×安藤勝己「トップジョッキー対談」
 
勝つための思考法 後編

 

 

 

本書の目次でございます。
週刊大衆で連載。
勝負師の作法を加筆修正した書籍。
出版も2015年と古めです。
しかし、楽しく読めた内容でした。
 
 
 
(P.57) 世界中、呼ばれたらどこへでも、ムチと鞍を持って出かけていく――それが武豊の競馬哲学でもあります。

 

 

 

競馬をあまり知らない人。
ピンと来ない話かもしれません。
 
中央競馬は基本的に土日開催です。
一般的に言えば土日に騎乗している。
競馬の騎手は土日がメインと思っている人もいるでしょう。
 
武豊騎手どれだけタフなのかと言われる所以。
一時期のスケジュールが物語っています。
中央競馬の他に地方競馬もあります。
地方競馬は平日開催です。
中央との交流レースに乗りに行く。
 
それに海外に呼ばれて海外の競馬場に乗りに行くこともある。
そして何食わぬ顔で中央競馬の開催に乗る。
とことん環境が変わる状況で平然と乗り続ける。
私だったら体力消費し過ぎて平常心を保てませんね……(汗)。
こういうところもレジェンドだと私は思うのです。
 
 
 
(P.123) 普通なら、ジョッキーが大ケガを負うほど、激しく転倒していたはずなのに、それでも彼は最後まで踏ん張っていてくれました。僕が大ケガをしないように、痛みを必死に堪え、体を支えていたサイレンススズカ……。あの姿を思い出すたびに、馬と騎手の信頼関係、築き上げてきた絆の強さを感じずにはいられません。今はまだ彼のことを思い出すと、心の傷口が疼きます。

 

 

 

サイレンススズカの話です。
逸話は色々あります。
書籍を読んだり後から知ったこともあります。
とは言え、私は現役時代を見ていました。
 
私はダービースタリオンから競馬にハマる。
競馬ゲームからのタイプで純粋にレース見るの好きでした。
サイレンススズカに思春期の私はそりゃ惚れるに決まっていますよ。
だからあの天皇賞秋はショック過ぎましたね…。
当事者の武豊騎手なら尚更でしょうね。
 
 
 
(P.166) 人気のない馬で勝つことにも喜びはあります。でも、強い馬が強い競馬で勝つことが、真の意味で競馬発展に繋がっていく――スペシャルウィークとの弥生賞は、そんな僕の思いを体現したレースでした。競馬も人生も同じです。強い相手と真っ向うからぶつかり、それを倒してこそ、自分の本当の力が見えてきます。ここ! というときは、技に走らず、正面からぶつかりましょう。負けたら、一から努力すればいいんですから。

 

 

 

スペシャルウィークの話。
日本ダービー馬。
古馬になってからも活躍しました。
 
ダービー馬が古馬になっても活躍。
ライバルとしのぎを削って勝負していく。
グラスワンダーとの戦いは名勝負です。
 
 
 
【勝つための思考法 続・勝負師の極意 (武豊)】

 

 

・武豊騎手は話もおもしろい!

 

 

【書評】 武豊の勝つための思考法 続・勝負師の極意でした。
 
武豊騎手よりも優れた騎手は今後もしかしたら出るかもしれない。
でも、武豊騎手のようなスター性を身につけた騎手は難しい。
競馬騎手を見ていてこのように言われる人もいます。
 
確かに競馬騎手がスポーツ番組に出演することもあります。
受け答えの仕方やユーモアを交えた話などなど。
他の騎手と比べたら武豊騎手の凄さはその辺りもあるんですよね。
本書も競馬を知らない人が読んでも楽しいと感じる内容ですよ。