・伊庭正康さんの新刊
今回の著者さん。
伊庭正康さんになります。
過去にも何冊か書評。
当ブログでも書評記事がございます。
伊庭正康さんと言えば仕事術全般。
時短系のテクニック。
仕事や生活に役立つスキルや考え方が満載。
そのような本を書いている方の印象があります。
今回も取り入れたいと思える技が満載の1冊です。
書名:無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ
著者:伊庭 正康
出版社:明日香出版社
出版年:2022年4月8日
ページ数:200ページ
スピードと質が劇的に上がる。
80のTipsが章ごとに書かれています。
ちょっとの工夫でサクサク進む。
1日の時間を有限なので時短したいですよね。
本書から私と一緒に学んでいきましょう。
・残業中毒だった伊庭正康さんが1ヵ月でできた!
(P.3) この本には、私のある想いが込もっています。「時間に対する主導権」を持つことこそが人生、仕事の勝利者になる、という想いです。もちろん、タスクの処理力を高めることも大事でしょう。でも、本当に大事なことは、そうではないのです。
【目次】
はじめに:「特急仕事」で、消耗している場合ではない
第1章:すぐやめよう! あなたを苦しめている「ムダ」とは
第2章:モヤモヤが消える! 「後回しにしない」テクニック
第3章:努力ではなく、結果を! 「最短で結果を出す」テクニック
第4章:スマホの誘惑にも負けない! 「集中力がアップする」テクニック
第5章:タスク処理を3倍速に! 「スピードアップ」テクニック
第6章:お願い上手になれる! 「人のチカラを借りる」テクニック
第7章:知らないと損! 「稟議をスムーズに通す」テクニック
第8章:集中して、「打ち合わせを高速で済ませる」テクニック
おわりに:あなたが「時間に対する主導権」を持った時、見える景色
本書の概要と目次になります。
本書は2015年2月に刊行された書籍。
「絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ」
改題し一部加筆、修正したものみたいです。
再出版になるくらい現代も役立つテクニックが満載。
これは時短のためにも取り入れていきたいと思えます。
ここからは僭越ながら私なりの書評させていただきます。
(P.30) 「なる早でお願い」と言われたら、自分の予定を入れ替えて、急いで対応していませんか? それをすると、時間に追われ続けることになるでしょう。絶対にやめてください。時短のゲームを制するのは、すぐやる人ではなく、「締め切りの主導権」を持つ人です。だから、最初にやるべきことは「納期交渉」というわけです。
納期交渉をしっかりしようという話。
著者である伊庭正康さんはしっかりしているそうです。
30年ビジネスをしていて交渉で嫌われたこともないそうです。
確かに依頼するほうが早くしてほしい。
とりあえず、急ぎって形にはなりますよね。
ただ、そこに納期交渉の余地がある。
こちらの都合も加味して合わせたほうがいいですよね。
なる早でお願いされた場合。
しっかり話を聞いて納期交渉する。
忘れないようにしたいと思います。
(P.66) 短時間で結果を出す際は、「量」ではなく、「率」を高めることが先決だからです。なので、「量」を増やす前に「率」を高めることから考えてください。数を増やすのはその後。弓矢だって、命中率が低い状態で、矢を放ちまくると労力のムダ遣いになるでしょう。これと一緒です。
量と質はよく言われます。
「量と率」はあまり聞きませんよね。
とは言え引用箇所で語られていること。
弓矢の命中率の話は的確。
この例えを聞いて腑に落ちました。
短時間で結果を出したい。
量を増やす前に率について考える。
率が上がるように着手して行動したいです。
(P.88) やってみると隙間時間にできることは意外と多いもの。私は、会議がはじめるまでの時間、ホームで電車を待つ時間、エレベーターを待つ時間にスマホでメールの返信や、ニュースのチェックをしています。こうした行動によって、飛躍的に生産性が上がることを実感しています。また、このように、できることを予め考えておくと、不意に隙間時間ができた時に「今何ができるか?」と考える習慣ができるようになるのでオススメです。私がそうであったように、意味なくスマホをいじったりして、時間を無意識にムダにすることがなくなります。
隙間時間は多いもの。
仕事だけでなく私生活です。
色んなシーンで待ち時間は生まれますよね。
その時間の使い方。
ただの浪費ではなく日頃から考える。
ここは差がつくんじゃないでしょうか。
私も時間が空いちゃった場合。
待ち時間をムダにしないためにどうするか。
待ち時間をいかに快適に過ごしていけるかは日頃から考えてます。
(P.178) 「おとしどころ」の決め方は簡単。次のステップに進めるために必要なこと、「いつ」「誰が」「何を」「どのように」を決めることになります。ゴールを決めることで打ち合わせがよりシャープになります。さて、結論です。打ち合わせをする際は必ず「おとしどころ」を確認した上でスタートさせましょう。
ここも仕事だけに限らないと思う。
普段のコミュニケーションでも大切じゃないでしょうか。
相手の気持ちを察すること。
相手は相手で自分は自分で難しい。
私は聞いちゃうのもありだと思います。
相手の着地点と自分の着地点がわかっていない。
お互い別の着地点に向かって会話しているかもしれませんからね。
会話をしてるときの「おとしどころ」の確認は大事だと思います。
【無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ (伊庭 正康)】
・時間に余裕が生まれる
【新刊】 伊庭正康の最速で仕事が終わる人の時短のワザでした。
本書を読んでいて感じたこと。
ここはもっと時短できるです。
それと同時に時間の使い方の見直し。
それぞれの視点で学べることが多い1冊でした。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。