・監修&著者さんの新刊
本書はお酒ライター。
葉石かおりさんが著者。
監修になります。
浅部伸一さんが監修されています。
どちらもお酒を嗜まれる人。
好きなお酒も書かれています。
当ブログを読んでいる人。
一滴も飲まない人もいるかと思います。
それ以上にお酒を嗜む人は多いんじゃないでしょうか。
本書から気になる「飲酒」について学んでいきましょう。
書名:名医が教える飲酒の科学 一生健康で飲むための必修講義
著者:葉石かおり
監修:浅部伸一
出版社:日経BP
出版年:2022年3月17日
ページ数:296ページ
減らしたいのに減らせない。
健康診断の結果が悪くなった。
最近お酒に弱くなったなどなど。
お酒の悩み。
お酒のモヤモヤ。
仕組みを解説していただきましょう。
・飲酒の専門的な知見をわかりやすく解説
(P.6) 本書は、読むだけで「飲酒寿命」が延びるバイブルとして、酒瓶とともにそばに置いていただけたら、酒好きのひとりとしてこれほど嬉しいことはない。
【目次】
第1章:飲む前に読む飲酒の科学
第2章:後悔する飲み方、しない飲み方
第3章:がんのリスクは酒でどれぐらい上がるか
第4章:酒飲みの宿命 胃酸逆流
第5章:結局、酒を飲むと太るのか?
第6章:酒と免疫
第7章:依存症のリスク
おわりに
参考文献
取材先一覧
本書の概要と目次。
お酒についての知見。
飲酒についての知見。
取材先も多い。
網羅されていると感じました。
最近お酒について気になるな…。
そういう方には助けになる1冊になると思います。
(P.23) 酒に強くなれば、それだけたくさん飲めるのだから良いことではないか、と思うかもしれない。しかし、薬の代謝に影響を与えるという困った問題も起きてくるのだから、手放しで喜べるものではない。若くて健康なうちはまだいいが、年を取って持病を抱えるようになれば、薬が効きにくくなったり効き過ぎたりするのは大問題だ。
薬が効きにくい。
逆に薬が効き過ぎてしまう。
薬の説明書。
服用の際、アルコールは控えてください。
しっかりと明記されていることは多いですよね。
お酒が多く飲める。
飲めることによってのリスクもある。
付き合い方と言う面でしっかりと考えておきたいですね。
(P.93) 血中アルコール濃度が、酒気帯びの基準より下回っている、軽く飲んだ程度でも、運転能力は確実に影響を受けるということ。当たり前だが、「ちょっと飲んだ程度だから運転してOK」なんてあり得ないのだ。
ここ数年で飲酒運転の取り締まり。
厳しさを増してますし世間の目も厳しいですよね。
飲酒運転というとです。
飲んで運転してしまったイメージありますよね。
このように書くとそりゃそうでしょになるかと思います。
本書で書かれてますが、昨今多い事柄です。
家で飲んだ翌日。
翌日の朝に出勤のために運転する。
実は昨日の酒が残り飲酒運転になっていたパターンが多い。
これはコロナ禍で家飲みが増えたのも要因にあるかもしれません。
自分では寝たし酒が抜けている。
そう思っても実はお酒が抜けていない。
そういうことも多いみたいなので運転する人は気をつける。
用心しておくに越したことは無いと感じます。
(P.115) 30年間の飲酒生活で2割もがんのリスクが上がってしまうのだから、財津さんが言う通り、これは決して無視していいものではない。ちりも積もれば山となる。酒もまた、少量でも日々重ねていけば、がんのリスクは確実に上がっていくのである。
酒を飲むいろいろなリスク。
そのうちの1つでがんのリスクが取り上げられています。
30年間の飲酒生活。
2割もがんのリスクが上がるのは高いですね。
確かに無視して良い数字と思えません。
こうやって健康に対しての不安を煽ってくれるとお酒を減らしたい人。
お酒を経ってこれから禁酒していきたい人にはやめようと励みになる数字ですよね。
(P.215) 大好きな酒を悪者にしないためにも、コロナ禍こそ酒の飲み方を見直し、自分の免疫を低下させないようにしたい。そして晴れてコロナ禍が明け、かつてのように酒が自由に飲めるようになったときに、心底楽しんでほしい。
本書は飲酒の科学。
著者さんもお酒が大好き。
だからこその酒について学ぶ。
酒について付き合い方を発信してくれています。
お酒を飲まない人が本を書く。
健康に悪いから飲むのやめなさい!
このように書かれるよりよっぽど説得力があります。
大好きなお酒を悪者にしない。
そのためにもお酒との適切な距離感。
お酒との付き合い方は上手くなっておきたいですね。
(P.251) 酒好きにとって、断酒・減酒は、人生の楽しみや生活の潤いを手放すようなもの。しかし手放した分、病気のリスク減少や健康、時間といった手に入るものもある。今は平均寿命も長くなり、人生100年と言われる時代だ。酒好きだからこそ、長く酒を楽しむために、まずは減酒という選択肢を考えてみてはどうだろうか。
タバコをやめた人。
卒煙の話と比べたらです。
断酒は少ないイメージがあります。
あくまで私的に感じている部分です。
いきなり、断酒しよう。
飲み続けていた人には厳しい。
だからこその「減酒」です。
飲む量を少しずつ減らしていく。
休肝日などをつくり健康に気をつけていきましょう。
【名医が教える飲酒の科学 一生健康で飲むための必修講義】
・飲酒のことについて科学的に学べます
【新刊】 葉石かおりの名医が教える飲酒の科学でした。
本書は書名の通り。
「断酒」の本では無いです。
一生健康で飲むになります。
禁酒って難しいし付き合いもあります。
だからと言ってそれに甘えて飲みすぎるのも良くない。
お酒を飲むのが楽しみって人もおられると思います。
断酒はしたくないけど、飲む量や頻度は減酒していきたい人。
そういう方には参考になる知見が満載だと思います。