・正しい怒り方
人間いろいろな人がいます。
怒れない人。
怒りっぽい人。
どちらの人間もいますよね。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
本書はなぜ私は怒れないのだろう。
書名の通りで怒れない人に向けての新刊です。
私はどちらかと言うと怒れないタイプ。
ただ、怒りを溜め込んでるとは違います。
怒れないと言うか怒るのが面倒くさいんですよね。
怒るよりも視点変更して違う見方をするタイプです。
怒れないと言うより怒らないかもしれません。
そんな私も気になる新刊の紹介をしていきます。
書名:なぜ私は怒れないのだろう
著者:安藤 俊介
出版社:産業編集センター
出版年:2021年11月15日
ページ数:204ページ
怒りはあなたが幸せになるために必要。
怒りはとても大切な感情という話です。
怒ることが面倒くさい人。
怒られるとムカッとする人。
こちらの人も必読の1冊になります。
こちらは該当する人は多いんじゃないでしょうか。
私自身は最初に書いた通りで怒るの面倒くさい人ですからね。
私も気になる内容が書かれている本書を早速の私なりの書評していきます。
・素直に怒れるようになると本当に気持ちがいい
(P.7) 素直に怒れるようになると、本当に気持ちがいいものですよ。そして気持ちがいいから、本当の意味でいい人でいられるようになります。取り繕った人でいるのが、心身ともに健康的でないことは自分自身でよく知っているはずです。さあでは早速本書で素直に気持ちよく怒れる人になっていきましょう。大丈夫です。何も心配はいりません。誰でも最初は怒るのが苦手というところからのスタートです。
【目次】
はじめに
1章:怒れない人は損をする
2章:あなたが怒れない7大理由
3章:何のために怒るのか
4章:怒ることに自信が持てるようになる10の習慣
5章:怒れない人のためのケーススタディ
本書の概要と目次です。
怒れない理由は人それぞれ。
現代だと「怒らない理由」もありますよね。
冒頭にも書かれていること。
「褒めて伸ばす文化」
怒っていると他人からの目が気になる。
怒りにくい時代と言うのもあるかもしれません。
怒れない理由と何のために怒るのかという部分。
怒りについて詳しく書かれている本書は勉強になります。
(P.26) あなたが怒ることは、あなた自信を守ることです。怒ることは全く恥ずかしいことではありませんし、躊躇することでもありません。怒ることは人として自然なことであって、私達が持っている当然の権利です。
私の場合は怒れないではなく怒らない。
1年に1~3回くらいある感じですかね。
「あなたが怒ることは、あなた自信を守ること」
こういうときに怒ります。
私が好きな斎藤一人さんの言葉があります。
「エバッちゃいけない、ナメられちゃいけない」
言うときはしっかり言うようにしています。
何でもかんでも噛みつくわけではなく正当防衛。
当然の権利として怒りを出すところは出したいですね。
(P.41) 誤解を恐れずに言えば、世間のあなたに対する評価は適当なものですし、無責任なものです。世間があなたをどう評価しようが、世間はあなたの人生の何の責任もとってくれません。その評価を当てにしてそのように振る舞ったとして、あなたが人生でどうなろうとも世間には関係ないのです。そしてその評価は簡単に掌返しされ、悪い評価にもなります。
この後に書かれていること。
人気者がスキャンダルで一気に高感度が下がる。
世間の評価なんてガラッと変わってしまいます。
リアルでもネットでも同じだと思います。
過度に人を意識しすぎてしまう人。
私はこの視点は前から大切にしています。
「世間はあなたの人生の何の責任もとってくれない」
いくらネットで濃い関係だったとしてもです。
距離感って言う部分でここを意識して活動する。
私は変わってくるんじゃないかなって実体験でも感じています。
あなたの人生の責任はあなた自身。
怒りの感情以外でも相手を気にし過ぎてしまう。
マナーは大事ですが、評価を気にして萎縮しないようにはしたいですね。
(P.43) 「怒ること」「怒らないこと」のメリハリがつけられるかです。怒れない人には、怒る必要のあること、必要のないことのメリハリがありません。怒る必要のあること、必要のないことが分けられないことは、大切なものが何かを自分でわかっていないことです。もしくは大切なものがわかっていながら、その大切なものが危険な目にあったとしても黙認するか、目を逸らしていることです。そんなことをしていたら自分の大切な人生はボロボロです。
怒る必要のあること。
怒る必要のないこと。
メリハリがしっかり付いているかです。
私の怒る場合も感情任せに怒るわけではない。
怒る必要があると感じて怒っています。
この辺りは私自身も大切だと思う部分。
自分の大切な価値観や信念を自覚しているってことにも繋がる。
そこ傷つけてくるなら黙認したり目を逸らさず怒れる人になりたいですね。
(P.62) 自分の怒り方は間違っていない。自分の怒り方は正しく、疑うところがないと思っている人も世の中にはたくさんいます。そうした人達は誰かを傷つけ、自分自身でも何かうまくいかないなと思いつつ、特に改善することもなくずっと同じように怒り続け問題を作り続けます。塵も積もれば山となるではないですが、小さな問題の積み重ねはやがてどうにも解決できない大きな問題になるでしょう。それは本人、周りの人にとってとても残念なことです。
怒り方がわからない人に向けてです。
怒りっぽい人よりは謙虚さもあるし良いですよね。
正しい怒り方を後から学び適材適所で怒りをぶつけていけばいい。
親や兄弟や友達や恋人や先生や職場の人。
色んな人の怒り方を目の当たりにする機会はあります。
最初に見るのがやっぱり両親ですよね。
その両親が正しい怒り方をしていたとは限らない。
怒り方だって改善していけばいい。
怒る必要のあること、ないことだってそうです。
怒り任せにならずに冷静になったときに見つめ直す。
自分の怒りについて落ち着いたときに考えたいですね。
(P.166) 多面的な視点から物事を捉えられるようになることで、価値がある / ないのようにゼロイチで判断するのではなく、物事には様々な価値があることに気づけるようになります。様々な価値があることが理解できれば、何か一つの面だけを見て自分には価値がないと思うようなことはなくなります。
そのためにどうしたらいいのか?
3つの視点で見れるようにしましょう。
自分目線
相手目線
第三者目線
3つの目線を意識する。
私は客観的や俯瞰的に見てると言われます。
これは角度を変更してもう1度考えています。
私的に思うことです。
正解不正解ではなくまず考える。
考えるクセを付けることが何よりも大事。
それが巡り巡って普段の自分の思考。
そちらにも反映されていくと思っています。
世の中には様々な価値がある。
価値がないなんて思わないようにしたいですね。
【なぜ私は怒れないのだろう (安藤 俊介)】
・適材適所で怒りを使っていく
【新刊】 安藤俊介のなぜ私は怒れないのだろうでした。
怒りについて多く触れられている本書。
怒りって聞くとネガティブなイメージある人も多いと思います。
しかし、必要な感情だから人間に備わっています。
怒りの感情と上手く付き合い上手い怒り方を身に着けたいと感じました。