・決め抜く力
本書の著者さん。
薄井シンシアさんになります。
激動の人生を送られている。
SNSなどで話題の人と言うことです。
ご存の人はご存知かもしれません。
私はまったく存じ上げておりませんでした。
違う視点で言えば、先入観なく本書を読めました。
本人のキャリア年表などもあります。
最初にそちらを見つつ本文の内容。
心に突き刺さる一言が多いと思いました。
今回は私の実体験も踏まえての私なりの書評です。
決断力って部分でも本書を紹介していきます。
書名:人生は、もっと、自分で決めていい
著者:薄井 シンシア
出版社:日経BP
出版年:2021年10月21日
ページ数:239ページ
私には限界がある。
でも、大丈夫。
弱さと向き合ってわかった決め抜く力。
納得いく自分で前に進める、シンプルな方法。
早速の新刊である本書を書評させていただきたいと思います。
・自分の価値観は早くから定めたほうが良い
(P.8) 私は私、あなたはあなたです。これから語る薄井シンシアは、マニュアルではありません。ただの参考書です。読者の皆さんが、自分に合わせてカスタマイズできるヒントを見つけてくだされば、幸いです。
【目次】
はじめに:人生は、もっと、自分で決めていい
薄井シンシアのキャリア年表
第1章:私には「限界」がある
第2章:自分の強みは「価値観」で決まる
第3章:選んで、捨てて、決めるまで
第4章:決めたあと、「迷い」を生まないために
第5章:40代からできる、自己ブランディング
おわりに:これからの人生は、「幸せ」ではなく「満足」でいい
本書の概要と目次です。
第1章から第5章まで。
気になる薄井シンシアさんの視点でございます。
考え方は1つずつ学ばさせていただきます。
もっと自分で決めていい視点を吸収していきましょう。
(P.28-29) 自分の限界は、意識しないとなかなか見えづらいものです。自分の力で変えられるものもあれば、どうしたって変えられないものもある。変えられるものであっても、変えられる限界があります。そこを冷静に把握しておくこと、これが、的確な判断や納得のいく決断の支えになります。
深いこと仰っていると感じます。
自分の力で変えられるもの。
自分の力で変えられないもの。
世の中にこの2つは存在します。
しかし、人間って頑張ろうと思ったとき。
決意や覚悟が足りないのかな?
行動量が足りていないのかな?
このように考えてしまいがちです。
もちろん、考えて改善すれば良いと思います。
だから、変えられないものがあること。
変えられても変えられる限界があることを冷静に把握するの大切ですね。
(P.54-55) 価値観を振り返るためにはどんなことが必要なのか。実は、私たちの日常生活の行動のなかに大切な材料があるのです。それは、何かを選ぶとき、ものを考えるとき、いつも無意識に自分が何を優先させているのかに気づくこと。誰にでもある「考え方の癖」や「優先順位の付け方」が大きな手がかりになります。
価値観を振り返る手がかり。
その2つが考え方の癖を知る。
優先順位の付け方。
誰にでも絶対にある。
しかも無意識ってその通りです。
日常生活の行動にヒントや答えが隠れているのも事実。
日頃から自分を客観的に見てみる。
あっ、これは癖でやっていると気づく。
気づいたら変えてみるくらいのノリで良いと思います。
意外と惰性的を能動的に変えるだけですぐに変えられますね。
(P.75) 自分の強みと弱みを仕分けるとき、私たちは、過去の経験に照らし合わせて考えます。このときに大切なのは、過去に振り回されるのではなく、過去から学ぶこと。かく言う私自身は、過去から学び、過去の経験を土台にすることを自分のルールにしてきました。
過去に振り回されるのではなく過去から学ぶ。
この感覚って私もここ数年で理解できてきました。
過去を過大評価してしまう。
これは過去の悪いことだけではない。
過去の良いことだって必要以上に過大評価。
大きく思い出として残っていることがあります。
過去から学び、過去の経験を土台にする。
あくまでも過去は過去というスタンス。
過去から学ぶだけで余計なものはくっつけない。
過去の経験と照らし合わせるときに気をつけたいですね。
(P.109) 判断に迷ってしまい、なかなか決断できないとき、そんなときは、紙に選択肢をすべて書き出しています。迷いがあると、ああでもない、こうでもない、と同じところをぐるぐる回ってしまって先へ進めません。もし決められないなら、自分の中の捨てたくない気持ちが、堂々巡りをさせ続けているのかもしれない。それを断ち切るため、頭の中を整理するために、紙に書き出すのです。さらに、それぞれの選択肢を選んだときのメリットとデメリットを書き並べるとより分かりやすくなります。
決断できないときは紙に書き出す。
古典的なテクニックだけど、馬鹿にできませんよ。
昔から言われるからこそ使用している人が多いテクニック。
有効テクニックで私もおすすめしたいんですよね。
それぞれの選択肢を選んだときのメリットとデメリットを書き並べる。
書くのが、面倒くさいと言う人の別の視点。
これって別に決断に限らず普段から情報などを見るときの角度。
色んなものに触れるときに少しで良いからメリットとデメリットを考える。
私は日頃から習慣的にしています。
自分の角度以外から見るのを癖にする。
自分自身に客観力が身についていくんですよね。
「我」って部分を忘れニュートラルにも見ることができます。
こちらもおすすめテクニックと言いますか普段から活用している視点です。
(P.233) 私は、アカウントを取得してしばらくの間は、じっくり観察をしていました。著名人から身近な人まで、自分が気になる人をとにかくたくさんフォローし、その人たちがどんな投稿をしているのか、どんな投稿がいいと思ったのか、研究から始めたのです。リンクトインで初めて投稿したのは、アカウントを取得して約2年たってから。これも、やってよかったことの一つです。これから始める人は、まずアカウントだけを取り、実際のやり取りを観察しながら、コミュニケーションのマナーやルールを学ぶ期間を設けるといいと思います。
じっくり観察する。
昔はこのことを「ROMる」と言いました。
マナーやルールがわからない人に向けての言葉。
「半年ROMってろ」
こういう言葉も投げかけられました。
だからじっくり観察するだけっていいんですよね。
ついつい、前のめりになってしまいがちだと思います。
そこを最初は抑え気味にして観察するのもいかがでしょうか。
【人生は、もっと、自分で決めていい】
・人生はもっと自分で決めていく
【新刊】 薄井シンシアの人生は、もっと、自分で決めていいでした。
私は自分軸がある。
決断力があると言われる方です。
ただ、最初からこういう感じでは無い。
今でも優柔不断なところは優柔不断です。
時間があるときはファミレスやカフェのメニュー。
じっくりとメニュー表とにらめっこして選択します(笑)
本書は自分で決めていくと言う視点で勉強になること。
私も実践しているような考え方も満載で役立つポイントが多いと思います。