・情報を鵜呑みにせずに自分で考える
現代は情報化社会。
今回の書名タイトル。
「健康情報は8割疑え」
健康情報に限りません。
色んな情報が溢れている。
情報の取捨選択できるようになる。
このスキルは大切な時代になっていると感じます。
そのためには情報を疑う視点。
あらかじめ俯瞰的に情報を見れる視点。
普段から知識を入れて知識武装することも大事です。
そのために本書のような書籍を読んで勉強しておきましょう。
書名:健康情報は8割疑え!: 京大医学部のヘルスリテラシー教室
著者:中山 健夫
出版社:法研
出版年:2021年9月21日
ページ数:182ページ
京大医学部のヘルスリテラシー教室。
白黒つけにくい情報を解釈。
納得のいく行動に繋げるためのアドバイス。
健康情報は特に見解が違う情報も散らばっています。
解釈と言う面で参考になる知見をご教授いただきましょう。
・健康情報とうまく付き合っていくための道案内となる1冊
(P.5) 今回のパンデミックが収まっても、私たちが日々生きていくうえでは、無数の情報から何かを選び、何かをスルーし、大小さまざまな意思決定をしていくことになります。そこで本書は、皆さんが今の自分自身に必要な情報を見つけ出し、情報とうまく付き合っていくための道案内となる一冊を目指しました。本書が読者の方々のよりよい意思決定に向けた一助となることを願い、序文とさせていただきます。
【目次】
はじめに
プロローグ:どの情報を選ぶかが、あなたの健康を左右する!?
第1章:健康情報はここを疑え! ――情報を見極めるための8つの掟
第2章:メディア情報との付き合い方
第3章:選んだ情報から「白黒つける」 ――意思決定のポイント
おわりに
出典一覧
本書の概要と目次になります。
今回のパンデミックが収まってもと言う話。
コロナ禍が収まっても健康系の情報。
色んな情報が飛び交うのは変わりません。
むしろ、コロナ禍での錯綜した情報。
それを見て気を引き締めた人もいるかもしれません。
今後を踏まえての健康情報は8割疑えと言う視点。
本書の考え方を私なりの書評していこうと思います。
(P.14) 今となっては(あまり笑えない)笑い話の1つかもしれませんが、あなたがこの文章を初めて受け取ったとき、本当に内容に疑問をもったでしょうか。よかれと思って、友人にその情報を伝えようという気持ちにならなかったでしょうか? まず、私が皆さんにお伝えしたいのは、健康・医療に関する情報を目の前にしたときには、「本当に信頼できる情報か?」と疑って立ち止まってほしいということです。
新型コロナウイルスについて情報が少なかった頃。
お湯を飲めば予防が出来ると情報が出回ったそうです。
大手メディアも記事を掲載して取り上げていたみたいです。
知っていたり覚えている人もいるかもしれませんね。
しかし、2021年の私たちから見たらです。
ガセネタって言うのは一目瞭然になります。
ただ、そういうことを踏まえて引用を読んでみてほしいです。
大手メディアでも取り上げられている。
友人がリンクを貼って、お湯で予防できるらしいよと言ってくる。
果たしてこの情報を疑い切れるでしょうか?
だからこそ、健康や医療に関するニュース。
目にしたときは立ち止まり思考停止せずに考えたいですね。
(P.36) 日常生活のなかで、常識やイメージで「体によい」と思っているものについては、「本当かな?」といったん疑ってかかることが必要です。新しく目にした情報はもちろん、これまで正しいと信じてきた情報でも、「根拠は?」と時々立ち止まって考えてみてください。
みんな日常生活の中での常識。
テレビやマスメディアの情報だけでは無いです。
家族や友人からの間接的な情報で知る。
信じ込んでしまっていることもあると思う。
実際に私はたまごについてです。
たまごの食べ過ぎは良くないから1日1個。
コレステロールのことで言われてた記憶あります。
だから、大食いYouTuberの方が大量にたまごを食べる。
これって大丈夫なのかな?って心配になりました。
その後に健康系の書籍に目を通していたときにです。
たまごの食べ過ぎのことについてウソ情報と書かれていました。
もちろん、食べ物なので節度って部分はあるかと思います。
ただ、1日1個しかダメって情報は間違っているのが分かった。
ウソ情報を信じ込んでいたんだなって勉強になる出来事でした。
(P.40) どんなに慎重になっても、バイアスを100%取り除くことは難しいでしょう。ですから、情報を受け取ったり発信したりする際には、いつも何かのバイアスがあるだろうと注意深く見ることをおすすめします。バイアスに気がついたら、それが本当の姿よりも大きく見せているか、小さく見せているかを考えてみてください。情報を読み解いていくには、現実をきちんと見る力と、見えていない部分を想像する力の両方が必要と言えるでしょう。
バイアスを100%取り除くことは難しい。
私は客観的や俯瞰的に見ていると言われる方です。
そう思っていただくのは本当に有り難いと思っています。
しかし、私自身は後から振り返るとバイアスで物事を見ていた。
角度的に片方の想像が強すぎると少し時間を置いてから感じることがあります。
引用で言うところの「本当の姿より大きく見せている」方に引きずられる感じ。
現実をきちんと見る力と見えていない部分を想像する力。
この2つの力はもっともっと意識的に磨くのと同時に見えるようにしたいです。
(P.91) うまい文章というのは、ついつい信じてしまって、いつの間にか書き手の思う方向に自然に、とても心地よく、引っ張られてしまうものです。時々「おっと、危ない」と立ち止まってみることが大切です。これまで、自分の考えと一致する情報や自分に都合のよい情報に対して、そのまま鵜呑みにせず、いったん冷静に考えてみることを繰り返しおすすめしてきました。さらにおすすめしたいのが、時には自分好みでない情報や別の角度からの視点をもつ情報、そして反対のことを言っている情報についても、意識的に調べてみることです。
私はネット上で議論したくないタイプ。
基本的にわざわざ反対意見なんて見ない人です。
ただ、「基本的に」なんですよね。
私なりの書評なのであくまでも私なりのスタンス。
書籍を読んで気に入った人の反対意見。
この人は好きって分かってる人の別の角度からの意見。
わざわざ嫌いな人をフォローする必要は無いと思っています。
意見の違いって好きな人でも真逆のことを言うことはあります。
そのときに謙虚に学ぶ姿勢。
私自身は自分から反対意見を探し出さなくても良いかと思ってます。
もちろん、健康情報の場合は根拠なども影響するので反対意見は無いのかな?
探しに行き比較するのも大事だと思うのであくまで考え方よりの話になります。
(P.95) 人の心理状態というのは、かくも簡単に情報に左右されてしまうという見本のような例でした。人の、いや私たち自身のそのような傾向を意識しておくことも、情報に振り回されたり、自分自身が危険な発信者になったりするのを防ぐための手立ての1つとなるでしょう。
トイレットペーパーが買い占めにより店頭から無くなる。
間違った情報で店頭から無くなってしまったのは記憶に新しいです。
大事だなって思う視点はテレビでもツイッターを見ていてもです。
早い段階からトイレットペーパーは大丈夫って情報は流れていました。
しかし、インパクトある映像や写真を撮りたくなる。
テレビではトイレットペーパーやティッシュコーナーが空になっている映像。
ツイッターでもうちの近所は空で無いって写真付きで出回っていました。
これを見たらヤバいのかも?と思い走る人も出てきてしまいますよね。
在庫も倉庫にあって大丈夫と言う情報。
それよりも不安に思う情報のほうが過敏に察知する。
人の心理状態は簡単に情報に左右されてしまう。
この場合は在庫あるの分かってたんだから意識して行動したいですね。
【健康情報は8割疑え!: 京大医学部のヘルスリテラシー教室】
・私が好きな情報発信者のタイプ
【新刊】 知識武装しよう 中山健夫の健康情報は8割疑えでした。
冒頭にも書いた通りになります。
健康情報に限りません。
疑う視点というのは忘れないようにしたいです。
私が好きなタイプの情報発信者。
私の情報すら疑ってくださいと仰る人。
そういう人の方が立ち止まり考える機会を作ってもらえる。
それくらい疑って意識的に能動的に考えることは大切だと思っています。