・副業or複業
同じ読み方。
「ふくぎょう」
あなたはどう思いますか?
副なのか複なのかです。
私としては印象が変わります。
言葉尻だけじゃなくて他の部分。
私は「複業」が好きです。
考え方としてこれからの時代。
複業のスタイルが良いと感じています。
人それぞれの性格もあると思う。
メインとサブがしっかりしていた方が良い。
本職がしっかりやれているからこそのサブになります。
しっかり安心して成果を出せるタイプの人もいると思うのです。
その一方で複数を手掛ける。
複数のことを探していく。
一極集中せずに複数の芽を育てる。
私はこのスタイルのが合います。
ということで私も気になる新刊を紹介します。
書名:出世しなくても、幸せに働けます。 複数の仕事で自分を満たす生き方
著者:中村 龍太
出版社:PHP研究所
出版年:2021年7月28日
ページ数:224ページ
超会社人間だった僕。
著者である中村龍太さんです。
自分の人生を取り戻すまで。
今はコロナ禍でいろいろあります。
仕事に対しても変化が求められているところも多いはず。
考え方の幅が広がる知見が満載です。
・少しでもあなたのモヤモヤが晴れたら
(P.3) 逆境に陥ったとき、「生きる張り合いがない」「モヤモヤする」などと、なんとなくパッとしない生活を送りながらくすぶってしまうこともあるでしょう。そんなときに役立つ本になればいいなと思って、この本を書きました。少しでもあなたのモヤモヤが晴れたら、著者としてこんなに嬉しいことはありません。
【目次】
はじめに
第1章:犬の散歩だって立派な複業
第2章:マネージャーを二度も降ろされる 複業家以前1
第3章:「ノミの箱」から飛び出す 複業家以前2
第4章:複業家として生きていく
第5章:複業の芽を見つけて育てる方法
エピローグ
本書の概要と目次になります。
複業家という部分です。
著者である中村龍太さんの実体験が満載。
以前から今のことまで幅広く書かれています。
はじめにで書かれていることです。
生きる張り合いがない、モヤモヤするなど。
コロナ禍で閉塞感を感じている人もいるかもしれません。
そんな人にも視点の手助けとなる考え方じゃないでしょうか。
(P.28) 二つの決定的な違いは、副業が本業の収入を補填するサブ的な仕事という位置づけであるのに対して、複業はすべての仕事の位置づけが並列ということです。また、複業で得られる対価は金銭とは限りません。収入がなくても、自分らしい経験を積めたり、スキルや信頼を獲得できたりすればいい。「何らかの価値創造につながっている」と自分が思える活動なら、その時点で複業なのです。僕にとっては、この違いは非常に重要です。
副業と複業についてになります。
具体的で理解しやすい解説だと感じます。
それプラスで中村龍太さんの視点が入っています。
「複業で得られる対価は金銭とは限らない」
スキルや信頼を獲得できたりすればいい。
何らかの価値創造につながっていると自分が思える活動。
その時点で複業という扱いになります。
金銭を頂かずにスキルや信頼を獲得している。
昨今だとその手の活動をしている人も多いかもしれません。
複業の第一歩を既に歩んでいる人は意外と多いんじゃないでしょうか。
(P.35-36) 会社員だった頃の僕もそうでしたが、一つの会社で収入ややりがい、成長など、すべての要素を満たすのは、なかなか難しいものです。やりがいはあるけれど給料が低かったり、逆に、給料はそこそこもらえて安定もしているけれど、やりがいや成長を実感できなかったり……。今の仕事で充足できない要素を、別の仕事で埋めることができるのが、複業の効果です。その対価は収入、金銭とは限りません。人とのつながりや経験など、今の仕事だけでは満たされなかったものを満たせるのなら、それも金銭と同じような立派な報酬です。
今の仕事だけでは満たされない部分を満たす。
それだって金銭と同じような立派な報酬。
例えば、趣味で動画投稿を始める。
例えば、趣味でライブ配信を始めて見る。
金銭とか考えずに新しい自分が発見される。
やりがいなどの実感を感じることが出来るかもしれません。
ブログだってアドセンスやアフィリエイトをやる必要は無い。
趣味ブログで趣味全開に楽しく運用することだって出来ます。
「副業」って部分でネットで稼ぐことがフォーカスされがちな時代。
楽しむって視点を思い出す意味でも複業の考えもあって良いと思います。
(P.151-152) 複業をやりたい、けれど自分に何ができるかがわからない、何から手をつければいいかもわからない……。そうした状況から脱したいと思っているのに、行動する前に「やりたいことは何か」と考え込んでしまうのです。そうした人に僕がアドバイスしたいのは、やりたいこと探しは「他力本願でいい」ということです。複業に限らず、本業でも趣味でも、世の中には「やりたいことを探そう」というメッセージが溢れています。でも、もともとそれがある人はともかく、特にない人がいきなり「やりたいことを見つける」のは、実は難しいものです。
やりたいこと探しは他力本願で良い。
この気持ちめちゃくちゃ理解できます。
私自身が考えてもあまりやりたいことが出てこないタイプ。
過去にやりたいことリストを書きました。
やりたいことが全然浮かんでこないになりました(笑)
今の時代は生きていたら勝手に情報が飛び込んで来ます。
「これ良いかも!」
そういうことに出会う機会は多いです。
そういう意味で他力本願と言う考え方。
私にも合っているし1人で考え込むより良いかと思います。
(P.190) 複業で多くの人が迷うのは、報酬をいくらに設定するかです。「報酬」というと当然ながら、金銭面での報酬を想像するでしょう。もちろん金銭面報酬は高いに越したことはありません。事業を継続するためにも、お金は重要です。でも、そのために無理にやりたくないことにまで手を広げ、体力的にも精神的にも疲弊しては元も子もありません。僕は複業の「報酬」は3つあると考えています。「お金・経験・つながり」です。
ここまでの書評になります。
報酬が発生しなくても複業。
お金に対しての発信は少なめでした。
大体の人は最初にお金で考えますからね。
金銭面報酬は高いに越したことはない。
事業を継続するためにもお金は重要です。
複業の中でも折り合いをつけて考えていく。
「お金・経験・つながり」
この報酬3つの線引きを考えつつ複業をがんばる。
複業ごとに意識しておきたい大事なポイントだと感じました。
【出世しなくても、幸せに働けます。 複数の仕事で自分を満たす生き方】
・リスク管理の意味でも複業は大切
【新刊】 中村龍太の出世しなくても幸せに働けますでした。
おわりにで書かれていることになります。
本業だけで生きていくことのリスク。
今の時代は何が起きるかなんて予測不可能。
1つのことが倒れたら一気に酷い状況になり得ます。
その意味でも複業と言う考え方は今の時代にマッチしていると思いました。