・連続起業家という視点
昨今は副業についてです。
副業する人が増えています。
10年前、20年前と比べたらです。
天と地ほどの差がありそうな気がします。
それだけ時代が変わった。
副業についての意味合いも変わってきていると思います。
その一方で、起業についてです。
起業はまだまだハードルが高いんじゃないでしょうか。
独立して起業する。
夢だけど、そんなに甘くないよな…。
失敗したらどうしよう…。
そんな人に向けての今回の新刊の紹介になります。
著者である牧田彰俊さんの視点を知ることが出来ます。
書名:シリアルアントレプレナー 連続起業家
著者:牧田 彰俊
出版社:幻冬舎
出版年:2021年4月28日
ページ数:238ページ
成功サイクルを徹底解説。
起業について最初に触れました。
「経営者」から「連続起業家」へ。
連続起業家という視点についてです。
普段、ふつうに生活していたら考えられない。
頭にも浮かんでこないことじゃないでしょうか。
だからこそ本で実体験を教えていただけることが出来る。
有り難さを噛み締めつつ今回も書評していきたいと思います。
・本書を参考にして連続起業にトライし大きな成功への道を進めてください
(P.7) 起業にはリスクがあり、ある程度の確率で失敗は生じます。その失敗を恐れてばかりいては、成功への道に踏み出すこともできません。しかし、避けられる失敗なのであれば、それはできるだけ避けたほうがいいことも間違いありません。本書では、私自身の失敗経験も踏まえ、失敗しないための考え方についても、できるだけ触れたつもりです。ぜひ本書を参考にして連続起業にトライし、大きな成功への道を進めてください。
【目次】
はじめに
第1章:マネーリッチ、タイムリッチ、フレンドリッチ 会社を売って人生を楽しみ尽くす「元・経営者たち」
第2章:会社の売却益で起業して、また売却して起業して……脚光を浴びる「連続起業家」という生き方
第3章:連続起業家への第一歩 事業の価値を高め、高額イグジットを目指せ
第4章:事業の売り時を見極めろ 戦略的M&Aで高値売却を成功させる
第5章:経営者から連続起業家へ――高額売却の経験を活かし、新たな”売れる事業”を創れ
おわりに
本書の概要と目次になります。
とても勉強になる新刊でした。
実はこちらはゲーム動画を投稿している有名人。
おやつの人こと、おやつさんです。
Twitterでおすすめされていました。
そこで気になり本書を手に取りました。
ロマンシングサガのゲーム動画で有名な人。
「ひたすら楽してシリーズ」なども有名です。
その一方でビジネス的な面もすごい人だったりします。
迫真投資部というゲームとは別のチャンネルがあります。
そちらを視聴していても理論に裏打ちされている。
しっかり筋が通っていることを仰っていると感じます。
今回の新刊はそういう経緯もあり書評しています。
(P.31) 自分が得意な、あるいは好きな事業だけを行って、ある程度のところまで育てたらM&Aイグジットをしていいんだ、また、それが自分にとっても社会にとっても価値のあることなんだと気づく起業家が増えてきました。そこで、日本においても若い世代の起業家には、最初から連続起業を志向する人、言い換えると、イグジットを視野に入れて起業する人が確実に増えているのです。
連続起業する人が確実に増えている。
時代背景というのもあるんでしょうね。
日本的な背景。
慣習と言える部分。
外野からは批判的な反応。
創業者が立ち上げた事業を売却するのを否定的に見る。
まだまだ多そうな気がしています。
あくまで外野が見た場合です。
そういうのを気にしない。
自分を貫いている人が連続起業家。
具体的な名前も挙げられています。
その方々の名前を見ていてです。
世間のそういう声なんて気にしない。
視野が違うんだろうなって感じる人が多かった。
本書など書籍を読むと本当に勉強になります。
(P.38-39) 0→1や1→10が得意な起業家が会社を10まで成長させたとき、「ここから先、さらに100を目指すことは自分には難しそうだから、10→100が得意な第三者にM&Aをして経営をバトンタッチしよう」と考えることは、立派な「経営判断」です。そして、起業家自身はM&Aイグジットにより得られた資金で、再び自分が得意な0→1や1→10を目指し、会社や社員はグロースを得意とする新経営者のもとで、成長の果実を得るということは、それぞれの立場にとって、幸せな選択となり得ます。
なるほどー!と思えた視点です。
別に起業だけに限らないと思います。
人それぞれ得意分野が違うと言える。
それなのに0→1が得意な人が、10→100をやっちゃう。
逆に0→1が苦手な人がそこばかり考えすぎてしまう。
肝に銘じたいし色んな面に当てはめたいです。
自分がどこが得意でどこを伸ばしていけるのか。
経営判断もですし自己判断としても役立てたいです。
(P.63) 皆さんもそうだと思いますが、例えばお昼に焼き肉が食べたくて、「新宿 ランチ 焼肉」といったワードで検索した際に、Googleで表示される上位の順、あるいは1ページ目に表示されている中の目についたサイトから見ていくと思います。一番上か二番目に掲載されているサイトしか見ないことも普通です。仕事のデータなど念入りに調べたいときには、何ページも見て回ることはありますが、飲食店情報といった比較的軽い気持ちでの検索では、検索サイトの2ページ目、まして3ページ目以降がチェックされることはまれでしょう。
私はブロガーです。
引用部分で仰ること。
とても理解しています。
ブログを書いているブロガーさん。
グーグル先生のさじ加減。
天国と地獄を味わった人も多いでしょう。
私も実体験で味わっているので大切さは痛いほど理解できます。
とは言え別の視点も最近は考えています。
「SNSからの流入」
Google検索で上位表示されること。
SEOを頑張ったとしてもいたちごっこ。
そこでSNS流入に力を入れることも1つの手段。
最近の私はどちらかと言うとこちらに力を入れています。
別にブログ以外にもSNSって使用できます。
そういう意味でも力を入れて損は無いんですよね。
(P.235) 多くの起業家が輩出されるためには、周りと違う行動をして、リスクを取ってチャレンジすることを肯定的に評価し、それで成功して成金となった人はさらに大きく褒め称えられるような文化が形成されなければならないでしょう。連続起業家が注目を集め、M&Aイグジットを目指す若手起業家が増えていることは、その意味からも大変すばらしいことだと私は思っています。ぜひ多くの人に連続起業にチャレンジしていただき、個人的な成功をつかむとともに、日本経済を盛り上げていってほしいと願います。
これは見る側としても。
ニュースなどで企業買収や売却のニュースを見る。
色眼鏡で見ないようにしたいです。
「連続起業家」
知らなかった人も多いと思います。
私も冒頭で具体的な人の名前を挙げられる。
そこで腑に落ちた言葉だったので周知されると良いと思いました。
【シリアルアントレプレナー 連続起業家】
・勉強になることが多すぎました
【新刊】 牧田彰俊 シリアルアントレプレナー 連続起業家でした。
人間は知らないことは知らない。
改めて感じる機会が多かった勉強になる1冊でした。
それと同時に起業家を色眼鏡で見たりしない。
世間のニュースに流されず自分の頭で考えること大切だと感じました。