・みんな大好き諭吉さん
私は福澤諭吉が嫌いだ。
そういう人はあまり見かけません。
やっぱり印象的にはこちらでしょう。
1万円札の人って部分がありますよね。
私も諭吉さん大好きです(笑)
福澤諭吉で1万円札以外で有名なこと。
学問のすすめですよね。
名前を聞いたことある人も多いと思います。
実際に読んだことある人は少ないかもしれません。
そこで齋藤孝さんが図解で分かりやすく解説してくれているのが本書です。
書名:図解学問のすすめ カラリと晴れた生き方をしよう
著者:齋藤孝
出版社:2021年3月18日
出版年:ウェッジ
ページ数:192ページ
仕事と生き方。
社会・政治へのスタンス。
親子関係・人間関係。
自己評価。
心持ちがガラリと変わる。
福澤諭吉の精神と気概を注入していきましょう。
・学問のすすめをわかりやすく解説し魅力を伝える本
(P.4-5) 『学問のすすめ』は当時としては簡単でわかりやすい文章なのですが、文語文なので、いまの人にとっては少し読みにくいと思います。それをわかりやすく解説しながら、その魅力を伝えることができていれば幸いに思います。文語文であるため、格調があって調子のよい名文が多いので、引用した箇所は音読してみると、さらにみなさんの体に染み込んでいくことでしょう。
【目次】
まえがき:上機嫌に、明るく物事をとらえて生きよう
第1章:「社会」とのつきあい方
第2章:「学問」とのつきあい方
第3章:「他人」とのつきあい方
第4章:「自分」とのつきあい方
あとがき:福沢諭吉と2020年代のリアル。
本書の概要と目次でございます。
齋藤孝さんの書籍は分かりやすい。
それがさらに分かりやすく図解なので楽しみです。
余談になります。
福沢諭吉と福澤諭吉。
どちらで書こうか迷いました。
今回は「福澤諭吉」で統一しています。
(P.55) サッカー選手でも、外国で中田英寿さんや長谷部誠さんが活躍すると、日本人というものが評価され、後続が海外に進出しやすくなりますね。このように各分野で、いわば日本を背負って立っている人たちがいるのです。私たちもそうした気力をもって生きたいものです。
最初に原文と現代語訳が載っています。
それを踏まえての齋藤孝さんの解説です。
引用部分は齋藤孝さんの解説部分になります。
最近は本当にグローバルです。
私には関係ないと意外に言えないんですよね。
例えば、YouTubeをやっている。
ツイッターをやっている。
ふとしたきっかけで世界と繋がる場合もあります。
e-スポーツで世界と戦っている人もいる。
ピコ太郎さんみたいにYouTubeの動画がバズることもある。
日本と海外という視点は持っておきたいです。
(P.69) 現代の問題に対応できるのが、「学者」なのです。私たちはみな学者であって、福澤諭吉塾の塾生なのだ、と考えましょう。それは、常に何か問題解決に向かう思考をもとう、ということになり、つまり知識だけでなく、ものの道理を理解することになるでしょう。
常に自分をアップデートする。
現代は情報過多になりやすいのは確かです。
しかし、学ばないと時代に置いていかれる危険もあります。
知っていることにより助かることがある。
常に何か問題解決に向かう思考を持つと言う部分。
自発的に能動的に学ぶことはいくらでも出来る時代です。
だからこそ情報の取捨選択をしっかりする。
頭の中の知識をアップデートして使いこなしていきたいです。
(P.81) もちろん本を読むことは大事ですが、それぞれの生きている時代で、それぞれの仕事でどれだけ新しいものを取り入れてチャレンジできるのか、こうしたことができないと、学問をしているとはいえない。活用する、実際に試してみる、ということが、福澤の中では大事だったのです。
福澤諭吉のすごさです。
活用する。
実際に試してみる。
肝に銘じたいことです。
新しいものを取り入れてチャレンジする。
チャレンジ精神を忘れずに進んでいきます。
(P.111) マナーとして、自由とわがままが区別され、社会的なルールができていくわけです。携帯電話でも、どういう場所ならよいのかいけないのか、最初はなんとなくルーズな状態で始まったのが、徐々にマナーとして成立し、ここではダメと図に×印を入れたものが貼られたりして、そのマナーが固定化してきます。こうした変化、マナーの形成過程をみなさんも経験していることでしょう。
実際そういう部分ありますよね。
社会のルールは大切だと思います。
その一方で最近の息苦しさを訴える人。
コンプライアンス違反の定義がどんどん厳しくなっている。
マナーとして自由とわがままが区別される。
社会的なルールができていく。
しかし、ネット時代だと個の意見が強い。
この辺りは色んな意見が飛んでいる印象です。
良い悪いではなくみんながどういう意見を持つのか。
時代の変化を感じ取ることは意識しています。
【図解学問のすすめ カラリと晴れた生き方をしよう】
・さすが福澤諭吉と言える内容
【新刊】 福澤諭吉さん 齋藤孝の図解学問のすすめでした。
今回の書籍は図解でわかりやすい。
名言集のカテゴライズでいいくらいです。
齋藤孝さんの解説も本当に理解しやすかった。
例えや現代風に当てはめてくれて頭によく入りました。