・医学的根拠に基づいて解説されている
本書の書評カテゴリー。
「マインドフルネス・瞑想・健康」
こちらのカテゴリーがございます。
マインドフルネスや瞑想についての書籍。
最近は書評する機会が減っています。
これは予想していたことでもあります。
そこまで多く新刊が出版されるジャンルでもございません。
そこで「健康」というジャンルを加えさせていただいています。
今回はその健康についての新刊の書評です。
書名:鼻専門医が教える 「熟睡」を手にする最高の方法
著者:黄川田 徹
出版社:日本経済新聞出版
出版年:2021年3月16日
ページ数:184ページ
睡眠の質は鼻で決まる。
第一人者による医学的根拠と家庭でできる改善術。
気になることが最初から書かれています。
睡眠と鼻ってあまり連想しないんじゃないでしょうか。
私も初めて知った知見が多かった新刊を私なりの書評させていただきます。
・鼻づまりによって睡眠の質が悪化するリスクについての理解が広がる1冊
(P.17) 本書を通し、鼻づまりによって睡眠の質が悪化するリスクについての理解が広がり、読者のみなさんがご自身やご家庭のパフォーマンスをアップさせるための一助となれば幸いです。
【目次】
はじめに:睡眠と「鼻」の切っても切れない関係
序章:「寝ても疲れが取れない」なら「鼻」を疑え
第1章:仕事も人生も、毎日の「睡眠の質」で決まる
第2章:「悪い睡眠」のサイン (1)口呼吸
第3章:「悪い睡眠」のサイン (2)いびき
第4章:「熟睡」を手にする鼻づまり解消術 (1)鼻炎薬の特性と効果
第5章:「熟睡」を手にする鼻づまり解消術 (2)家庭でできる鼻洗浄
第6章:「熟睡」を手にする鼻づまり解消術 (3)手術という選択肢
第7章:「睡眠の乱れ」が子どもの心身に与える影響
主要参考文献
本書の概要と目次になります。
睡眠や熟睡という言葉が並んでいます。
まず最初に原因を知る。
その後に解消術を知る。
大まかに言うとこのようになります。
私としても目からウロコの内容が多かったです。
(P.49) 鼻がつまって口呼吸になると、口が開いて舌がのどの奥に落ち込みます。同時に、のどの筋肉の緊張が緩み、のどが狭くなります。こうして狭くなったのどを空気が通過すると、のどの組織が振動して「いびきをかく」のです。ですから、いびきをかいているということは、鼻がつまって口呼吸になっていることの現れだと考えていいでしょう。
なるほどなーと思いました。
いびきのメカニズム。
いびきをかくことを知る。
鼻がつまって口呼吸になっている。
さて、どうするかという部分です。
その解消術が本書には多く書かれています。
さすが、鼻専門医の方の書籍です。
(P.62) 日頃から口で呼吸をするのが当たり前になってしまっている方は、「鼻がつまっている」「鼻呼吸ができなくて苦しい」といった自覚がないことが多いといえます。しかし口呼吸では酸素をしっかり取り込めていないわけですから、自覚はなくても身体は悲鳴を上げているはずなのです。
確かに口呼吸になりやすい。
意識していないときはどうでしょうね…(汗)
瞑想をするときです。
意識的に鼻から息を吸います。
普段から自覚が無くても鼻呼吸。
鼻から呼吸をするのが当たり前になる。
精進していきたいと思いました。
(P.131) 「手術をしないと睡眠中の鼻呼吸を取り戻せない」という方はごく一部であり、鼻洗浄やステロイド点鼻薬の使用で鼻づまりが改善し睡眠の質を向上させられる方は多いはずです。
著者である黄川田 徹さん。
鼻専門医で手術もよくしている。
しかしそれは最終手段。
あくまでも最終手段に進むから多くみえるという話。
通常であれば鼻洗浄。
ステロイド点鼻薬の使用で改善するそうです。
本書ではそちらも詳しく記述されています。
気になる人は試してみるのも有りじゃないでしょうか。
(P.137) 「鼻の手術は出血するし、痛くて大変」というイメージを持つ方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、近年の手術は優れた効果と鼻の機能温存を両立させることができるようになっており、以前の手術と比べると出血が少なく、患者さんの身体的負担も軽い方法といえます。
確かに想像しただけで痛そう…。
しかし、現代は鼻の手術も変わったそうです。
具体的な手術方法。
多く書かれています。
鼻の手術をする。
一口に言っても色んな手術方法がある。
本書で詳しく知り初めて知ったことも多かったです。
【鼻専門医が教える 「熟睡」を手にする最高の方法】
・鼻と熟睡についての関係を詳しく知れました
【新刊】 黄川田徹の鼻専門医が教える熟睡を手にする最高の方法でした。
鼻と熟睡について関係性。
メカニズムについて多くの知見を得ることが出来ました。
それに普段は身近ではない鼻の手術についても具体的に知れました。
鼻について私生活でより意識的になれる1冊です。