【新刊】 言葉1つ 坂本真樹のオノマトペ・マーケティング

・言葉が加わるだけで印象がかなり変わる

f:id:acutehappp:20210203145401j:plain

 

 

「オノマトペ」という言葉。

皆様はご存知でしょうか?

ほとんどの人は聞いたことあると思うはず。

本書にもついているこちらの言葉。

 

「もふもふからはじめる」

 

もふもふみたいな言葉。

ワクワク、ニコニコ、ドキドキ。

言いたいことも伝わるんじゃないでしょうか。

このオノマトペを活かしていく視点。

 

それが本書で言うところのオノマトペマーケティングです。

本書の書評はブログやSNSでも役に立つかと思います。

書評カテゴリーはブログ・SNS系の運営本にさせていただきました。

今後、マーケティングのカテゴリーが出来たら移動するかもしれません。

 

 

 

オノマトペ・マーケティング: もふもふからはじめる市場調査・商品開発・販促支援

 

 

 

書名:オノマトペ・マーケティング: もふもふからはじめる市場調査・商品開発・販促支援

著者:坂本真樹

出版社:オーム社

出版年:2020年12月28日

ページ数:188ページ

 

 

 

ユーザーの素直なオノマトペを集める。

より簡単でより効果的なマーケティング。

オノマトペがあると臨場感が伝わります。

あるとなしでは大きいと感じる部分は多々あります。

早速、本書からオノマトペを上手く活用する方法を教えていただきましょう。

 

 

 

・本書を通してオノマトペをマーケティングに活用する人が増えたら

 

 

(P.Ⅳ) 本書を通して、オノマトペをマーケティングに活用してみようと思ってくださる方が一人でも増えるよう祈りつつ。

 

 

【目次】


はじめに


Chapter1:オノマトペ×マーケティングが秘める可能性


Chapter2:オノマトペで市場調査してみよう


Chapter3:オノマトペでニーズを可視化してみよう


Chapter4:オノマトペで感じかたの個人差を鍛えよう


Chapter5:オノマトペで商品開発してみよう


Chapter6:オノマトペで販売促進してみよう


おわりに


索引

 

 

本書の概要と目次になります。

「オノマトペ」のオンパレード。

それだけ本書に想いが込められています。

私もオノマトペはもっと使用したいと思っている1人。

本書からエッセンスをいただく所存でございます。

 

 

(P.5) オノマトペとおいしさの関係を調べるための実験を行いました。おいしいと感じる人が多く使用するオノマトペ表現の傾向がわかれば、効果的な広告表現がわかるかもしれない。そのように考え、2004年の秋に以下のような実験をしてみました。

 

 

被験者が対象商品を試食し、それぞれについて自由にオノマトペで表現する。

これを2004年の秋にしたそうです。

今でこそ食物でオノマトペを表現。

ほとんどの商品がされていると言ってもいいかもしれません。

 

それを2004年からというのが凄いところ。

サクサク、ジュージュー、しゅわしゅわ~。

今では当たり前に使用されているような表現ですからね。

前から知らずに使用していたオノマトペの世界は奥深いです。

 

 

(P.23) 形容語対の左右もランダムにするのがよいとされます。いつも左にポジティブな意味の形容語があると、形容語をよく確認せずに思い込みで回答される可能性がありますし、右利きの人は右にチェックしやすい、といった報告もあります。総合的な評価尺度は、最後に置くのが一般的です。「好き―嫌い」という評価尺度が最初にあると、「好き―嫌い」という観点で、「明るい―暗い」といった評価尺度についても、「明るいほうが好き」と考えて回答してしまう可能性があります。

 

 

ここはオノマトペの解説とは少し違います。

へぇ~なるほどと思ったので引用しています。

言われてみると皆様もそうじゃないでしょうか。

右がはいで左がいいえになっているイメージ。

 

ゲームの選択肢も上がはいで下がいいえ。

これを逆手に取って上でいいえになる選択肢。

ゲームによっては合って間違えたーと言う人もいるかもしれません(笑)

それくらい一般的な配置なのでなるほどと思えました。

 

 

(P.36) 「もふもふ」は、動物の毛の、柔らかく温かい感じを表す新表現として広まったものです。「ふわふわ」よりも柔らかく、温かい印象としてシステムが推定できていることがわかります。予備精度を検証するため、「かせかせ」「しゅめり」「じょがり」など、まだ使われていないと思われる新奇オノマトペも含めてシステムで解析しました。

 

 

もふもふとふわふわの感じ方の違い。

確かに!と納得できる視点です。

本書の凄いところを1つ書いておきます。

 

膨大なデータからの検証結果。

図解なども含めて多く解説されています。

著者の実体験だけでなくデータも凄いのです。

オノマトペの凄さと共にそこも凄いと感じる内容になります。

 

 

(P.48) 「もふもふ」という言葉は、セーターというモノに張り付いている言葉ではありません。「もふもふ」は、動物の毛やメロンパンの中の生地など物理的には異なるモノに対して、共通して使われます。

 

 

動物の毛がもふもふ。

メロンパンの中の生地がもふもふ。

セーターがもふもふ。

 

言われてみると仰る通りです。

ねこちゃんがもふもふの場合。

ねこの毛がもふもふと言いたいですからね。

オノマトペの世界は本当に深いと感じます。

 

 

【オノマトペ・マーケティング もふもふからはじめる市場調査・商品開発・販促支援】

 

 

 

・あなたの知らないオノマトペの世界

 

【新刊】 言葉1つ 坂本真樹のオノマトペ・マーケティングでした。

奥深さと言いますかオノマトペの深い世界。

堪能することが出来る1冊でした。

私も文章を書くときにオノマトペ意識して使っていきたいです。