【書評】 お金の名著と呼ばれる本 図解 バビロンの大富豪

・お金への考え方として知っておきたい

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バビロンの大富豪。

読んだことなくても名前は聞いたことある。

そのような人も多そうな名著中の名著です。

色んな人が名前を挙げられること多い書籍。

 

最近だと私も大好きな両学長。

両学長 リベラルアーツ大学。

YouTubeの人気チャンネルでも名前をよく挙げられます。

著名人が名前を多く挙げるということはです。

 

原著だけでなく多くの形で出版されています。

実はマンガ版もございます。

マンガ版で読むの違う角度から読めるから大好きです。

そして図解版もございます。

今回の書評はその図解版を紹介させていただきます。

 

 

図解 バビロンの大富豪 7人の賢者が教える「お金と幸せ」30の言葉

 

 

書名:図解 バビロンの大富豪 7人の賢者が教える「お金と幸せ」30の言葉

著者:中野明

出版社:学研プラス

出版年:2020年9月30日

ページ数:176ページ

 

 

収入の10分の1を蓄えよ。

バビロンの大富豪と言えばです。

ここが最初に出てくると思います。

今、読むべきお金の名著を徹底解説。

分かりやすく読みやすくしてくれた図解版を私なりの書評していきます。

 

 

・あなたのお金の価値観を変えるかもしれない名著

 

 

(P.15) 本書では、クレイソンの著作に登場する7名の主要人物を軸に、『バビロンの大富豪』のストーリーをコンパクトに紹介するとともに、そこに秘められた知恵や手法を豊富な図解とともに解説しました。彼らが語る珠玉の名言も多数引用しましたから、実際に原典を読んでいる雰囲気も味わえると思います。本書を読まれた方が10年後、「あのとき、クレイソンの言うとおりにしておいてよかった」と感じていただけたら、著者としては望外の喜びです。

 

 

【目次】


はじめに


prologue:『バビロンの大富豪』とは何か?


Episode1:富を操る3つの法則 大富豪アルガミッシュの教え


Episode2:財布を肥え太らせる7つの鉄則 賢者アルカドの知恵


Episode3:5つの金貨の法則 アルカドの息子ノマジールの冒険


Episode4:お金を貸すときの心得 金貸しメイソンの流儀


Episode5:負債といかに戦うか ラクダ商人ダバジールの試練


Episode6:失敗のない借金返済法 考古学者シュルーズベリの悩み


Episode7:仕事を最良の友にせよ 元奴隷シャル・ナダの教訓


Epilogue:現代人を守る「城壁」とは? 老兵バンザールの自信


参考文献


バビロンの大富豪の「金言」

 

 

本書の目次と概要でございます。

クレイソンというのはこちらです。

 

ジョージ・サミュエル・クレイソン

(ジョージ・S・クレイソン)

 

バビロンの大富豪の原著。

著者のことを指しています。

原典を読んでいる雰囲気を味わいつつの解説。

お金の勉強をしていきましょう(両学長風)。

 

 

(P.48) よいか。少なくとも収入の10分の1を自分のものとして取り置きなさい。余裕があればそれ以上でも構わん。残った金で日々の生活をするようにしなさい。富は樹木のように小さな種から生長する。収入の10分の1がその小さな種だと思いなさい。

 

 

バビロンの大富豪と言えばとここです。

収入の10分の1を残しておく。

こちらはお金の余裕もあります。

しかし、心の余裕もそうじゃないでしょうか。

 

バビロンの大富豪が出版された当時は好景気。

そこから数年後に大恐慌になったという話です。

書評時の2021年1月は新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

仕事が無くなったり生活苦の人もいらっしゃるかもしれません。

 

このバビロンの大富豪の考え方。

その意味でも現代においても大切。

意識的にならなければ行けない部分だと感じます。

この先なにが起きるかわからない時代に突入する。

いざというときの備えをしっかりしておきたいです。

 

 

(P.62) 最も注意すべきが、一攫千金を狙って、リスクの大きい事業や物件に投資することです。長期的に考えるとリスクの大きな賭けに勝ち続けられるはずがありません。守るべき投資の原則とは、元本の保証を確実にすることです。一攫千金など考えてはなりません。また、投資対象については深くじっくりと研究すべきです。こうすることで事前にリスクを明らかにできます。

 

 

リスク管理をしっかりする。

10分1の金額を蓄えたとしてもです。

そのお金で一攫千金を狙ったら元も子もない。

適切なリスク管理をした上で投資をしていく。

しっかり胸に刻んで適切に対応していきましょう。

 

 

(P.128) 囚われの身であることは動かしがたい事実です。しかし、自分の精神が敵に屈するかどうかは自分次第です。敵に屈し、「奴隷の身で何ができるのか」と泣き言を繰り返すこともできます。これに対して「誰であろうと精神の自由までは奪えない」と、現状を耐え抜くこともできます。

 

 

身につけた知識は奪われない。

そして心の自由までは奪われません。

視点変更や多様な考え方を身につける。

これは防御でもあるし現状を耐え抜く力にもなる。

 

同じ環境でも抜け出す人もいれば抜け出せない人もいる。

それはフォーカス視点が違うからかもしれません。

「自分の精神が敵に屈するかどうかは自分次第」

この気持ちはあらゆることで肝に銘じておきたいです。

 

 

(P.170) バビロンを私たちや自分の家族に置き換えてみてください。それを取り囲む城壁とは、悲劇から自分や家族を守ってくれる、「貯蓄」や「信頼できる投資」「保険」です。これらは現代の我々にとって、万が一のときの「強固な城壁」になるわけです。そして、この城壁の造り方を教えてくれたのが『バビロンの大富豪』に他なりません。仕事を友にし、収入の10分の1を自分に取っておくことで城壁を造ることができるとは、ちょっと驚きだとは思いませんか。

 

 

コロナ禍の現代においてです。

今の状況になって痛く痛感している人。

あの時こうしておけば……。

後悔している人もいらっしゃるかもしれません。

 

とは言え後悔よりも今です。

今からでも改善できるところは改善できる。

今日からスタートしていけばいいだけです。

そのお供にバビロンの大富豪は良いかもしれません。

 

 

【図解 バビロンの大富豪 7人の賢者が教える「お金と幸せ」30の言葉】

 

 

 

・今、読むべきに相応しい内容

 

【書評】 お金の名著と呼ばれる本 図解 バビロンの大富豪でした。

当ブログでは「お金への考え方」のカテゴリー。

多くの書籍を書評させていただいています。

その中でもバビロンの大富豪の教え。

現代において大切な視点が多く記されていると改めて感じました。