・起業して2年継続するのも一苦労
あなたは起業に興味ありますか?
既に起業している人。
これから起業したい人。
色んな人がいるはずです。
起業と言うと成功した起業家さん。
起業して失敗してしまった起業家さん。
本書のタイトルでも成功と失敗とあります。
しかし、起業してからの勝負。
「事業継続」
成功の前に継続していけるかどうか。
継続がある意味で成功になるかもしれません。
厳しい起業を生き抜く3つのフェイズ。
著者の金原 隆之さんから教えていただきましょう。
書名:起業で成功する人、失敗する人
著者:金原隆之
出版社:フォレスト出版
出版年:2020年3月19日
ページ数:224ページ
95%は起業失敗。
残り5%の勝者になれる成功ルートの選び方。
起業している人も起業を考えている人も。
インストールした方が良い知見が満載です。
・本書はメンタルや知識、実務の両面から過不足なく解説
(P.9) 本書では、メンタルや知識、そして実務の両面から過不足なく解説させていただきました。私はこの本を通じて、起業家の皆さんには5年間の事業継続を必ず成功させて、ビジネス界に生き残る経営者になってほしいのです。そのための「手引書」として、ぜひ本書をご活用ください。
【目次】
まえがき:3つのフェイズから考える生き残る起業
5年以上の事業継続達成チャート
フェイズ1:起業準備 起業=ゴールではない
フェイズ2:起業後2年間 安定軌道に乗せるためのサバイバル
フェイズ3:5年間の事業継続 絶対負けない経営力の育て方
あとがき:誰かができたのなら、必ずあなたにも
本書の概要と目次です。
起業する人が増えている現代。
しかし、起業で成功する人は一握り。
2年継続するのも一苦労です。
本書では3つのフェイズ。
その2年間を安定軌道に乗せる。
その後の事業継続についても書かれています。
メンタルや知識について知ることができるまさしく手引書です。
(P.18) 起業の準備期間といえば、その「事業内容」や、必要な資金を集める「資金調達」、社員やアルバイト等の従業員を集める「人材確保」などを思い浮かべることでしょう。当然、これらの準備が不足していれば、起業することはできません。その際に最も大切になるのが「行動力」と「決断力」、ではありません。むしろ、石橋を叩いて渡るくらいの慎重さと、常に「もしもの時」を想定するような臆病さのほうが必要になります。「起業には勢いが必要だ」と主張する人は多く存在します。そして、素直な人ほどそうした声に熱心に耳を傾け、勘違いをしてしまいます。
起業は熱いうちに即行動。
勢いが大切という言葉。
私も何度も見ている言葉でございます。
本書の著者である金原隆之さんは違います。
「石橋を叩いて渡るくらいの慎重さと、常にもしもの時を想定するような臆病さ」
こちらが必要と申し上げています。
何度も書いていることで2年継続。
2年継続するのも大変な世界です。
行きあたりばったりでは通用しません。
慎重さや臆病さを持つ大切さがわかります。
(P.21) 起業までの時間の短さを競うよりも、起業後の事業継続のほうがずっと大切です。そのために必要なのが、自分のビジネスへの強いこだわり、起業家としてのマインドセット、「勝つべくして勝つ」くらいの計画を練り込める周到さです。事業の安定した継続を視野に入れるとすれば、起業の3つのフェイズのうち、「起業準備」の重要度は全体の60%を超えると私は考えています。要するに半分以上の割合で「起業準備」に力を費やさなければならないのです。
本書で大切な3つのフェイズ。
そのうちの1つである「事前知識」です。
重要度は全体の半分を超える60%。
先程も書きましたけど、最近の風潮。
勢いで起業してみる流れもよく書かれています。
そこに釘を刺すような1冊です。
真剣に練り込んで起業の準備をとことんする。
2年先や5年先を見据えて成功への道を進むなら重要です。
(P.24-25) どのような思考が真の起業家としてのベストマインドなのでしょうか。それは起業を考えている人自身が「自らのビジョン(信念)を持っている状態」であることです。「ビジョン」や「ミッション」という話をすると、急にコンサルタントが用いがちな抽象論になりそうですが、要は「なぜそのビジネスを選んだのか?」に対する明確な答えを持っているかどうかなのです。
起業家としてのベストマインド。
自らのビジョン。
なぜそのビジネスを選んだのか?
ここをしっかりさせろという話。
例えでラーメン屋さんの話が出ています。
どうしてもラーメン屋さんになりたい。
とりあえずラーメン屋さんでいい。
マインドと言うと大袈裟に聞こえます。
この例えだと志の大きさがわかりますよね。
熱量というのがどうしてもの人の方が強い。
明確な答えを導くの忘れないようにです。
(P.30) 「いかに儲けるかを先に考える人は起業家に向かない」と説明したばかりですが、儲けることを考えること自体は起業家として正しすぎる姿勢です。しかし、「儲けるためにどんなビジネスをするか」と「このビジネスでいかに儲けるか」というのは、似ているようで全然違うことを理解しましょう。
似ているようで全然違うマインド。
このような違いを理解して起業する。
起業は利益を出さなければ廃業してしまいます。
起業に取り組む上で大切な視点が本書からよく伝わります。
【起業で成功する人、失敗する人】
・起業する上で大切なマインド理解できます
【新刊】起業にご興味は? 起業で成功する人、失敗する人でした。
現代は起業に興味ある人は多くいるはずです。
既に大小問わずで起業家さんもいらっしゃるかと思います。
今後のことを踏まえても本書の視点は入れておくと助かる1冊。
今の自分を見直せる1冊になるかと思います。
私としても考え方の甘さを正すのに参考になりました。