・目に見えていないところを見る視点
目に見えてることが答えじゃない。
目に見えていないところを掘り下げる。
その意味でも「無自覚」を知るって大切です。
これは自分自身と照らし合わせてもそうかもしれません。
○○が欲しいと思う。
しかし、掘り下げてみたらこちらが欲しい。
典型的な悩みとしてよくあるのがこちら。
私も腑に落ちたと言うか何というかです。
お金の悩みになります。
お金の悩みってお金が欲しいですよね?
でもよくよく考えてみてください。
別に自分が安心できたら欲求が達成されませんか?
つまり、安心があればお金は必要は無いとも言えます。
人間ってついつい近視眼的に考えてしまいます。
これは自分自身でもそうだし相手に対してもそうです。
だからこそ日頃から奥の奥を感じ取る視点。
本当の欲求を考え抜くことって大切じゃないでしょうか。
書名:ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚
著者:大松孝弘
著者:波田浩之
出版社:宣伝会議
出版年:2020年1月15日
ページ数:240ページ
著者は2人。
共著と言える書籍。
本質を突くための思考法とは。
本書はブログ運営やSNSカテゴリーにしました。
もちろん、私生活や仕事でも役立つ思考法です。
・本書で紹介する「ほんとうの欲求を見つけるフレーム」はシンプルな構造
(P.5) 本書で紹介する「ほんとうの欲求を見つけるフレーム」は、シンプルな構造になっています。読んでいただければ、すぐに実践することができます。シンプルで本質を突くものなので、出発点であるビジネス領域だけでなく、家族や友人などの個人的な人間関係の悩みから、政治や行政が扱う公共の問題まで、全く同じ考え方で解決のための手がかりを得ることができます。
【目次】
はじめに
序章:いま”ほんとうの欲求”は、本人も自覚できていない
第1章:みんな”見当違いの欲求”に応えようとしている
第2章:”ほんとうの欲求”の見つけ方はシンプル
第3章:4つの窓から見えてくる”ほんとうの欲求”
第4章:なぜ”ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚”なのか
第5章:”本人も気づいていないほんとうの欲求”それがインサイト
第6章:インサイトを明らかにする方法
第7章:インサイトからヒットを生み出す方法論
おわりに
本書の概要と目次になります。
本当の欲求を見つける書籍。
ブログやSNS運営においてです。
役立つ視点になるんじゃないでしょうか。
本書は多様な視点で使うことが出来ます。
家族や友人などの個人的な人間関係。
それに政治や行政の公共の問題まで。
冒頭からマクドナルドのエピソードが書かれています。
見る視点が変わってくると言える視点変更になる1冊です。
(P.15) 「不満の解消」が、状況を打開し新しいものを生み出す、ということを否定する人はいないでしょう。ビジネスはもちろんのこと、例えば妻の不満を夫が解消すれば夫婦の関係が良くなるように、個人から社会全体の問題まで、不満は物事をポジティブに変えるための出発点です。しかし、いま、社会には膨大な量の「不満」があふれています。
確かに今の時代は溢れるくらいの不満。
膨大すぎて不満だらけに思えるくらいです。
これはそれだけ書きやすい場所が増えました。
昔なら2ちゃんねるに書いておけだったと思います。
今は不満をすぐツイート出来たりもしますからね。
不満の解消が状況を打開し新しいものを生み出す。
この「不満」は果たして本当の不満なのか?
不満を解消して本当の欲求を提供する視点を身につけるのが本書です。
(P.21) 不満とは心や気持ちの問題である、というのが辞書的な理解です。私たちは、もう少し踏み込んで、不満とは、「その人が求めているものが、満たされていない状態」と説明しています。ここで言うところの「その人が求めているもの」とは、その人が感じている「価値」ということになります。その価値を手にできていないのが、不満という状態なのです。
不満とは心や気持ちの問題。
価値を手にできていないから不満の状態。
そこをさらに掘り下げているのが本書です。
「本当の欲求」というのが重要になります。
第1章のエピソードで書かれています。
マクドナルドが不満を解消しようとしたエピソード。
覚えている人もいるかもしれません。
ヘルシー路線のメニューが大量に販売される。
2014年春~夏の食レポ時期。
まさしくそんな期間限定メニューを多く食レポしました。
しかし、そのメニューはマクドナルドの利用客。
望んでいるものではなく人気が出ませんでした。
その後に販売されたガッツリメニューで復活しました。
不満をすべて聞いてたら大丈夫というわけではない。
目に見えていない本当の欲求を探っていく。
その視点でマクドナルドの話で腑に落ちました。
(P.32) 表面的な不満を真に受けて、解消するための手を打ったとしても、このように空振りに終わってしまいます。たとえ「お客様自身が言っている」ことであっても、です。お客様が言ったことは事実ではありますが、その言葉に応えても、お客様を実際に動かすには至っていない、ということです。それよりも、実際の行動や態度の変化につながる不満=無自覚な不満を見つけることこそが、かけた労力や費用を無駄にしないために必要なのです。
マクドナルドの先程のエピソードを踏まえてです。
こちらはブログ運営やSNS運営にも当てはまります。
ご意見をいただきフィードバックするのは大切。
私も聞くときは聞きます。
ただ、聞くのは技術的なことが多いです。
ライブ配信なら音声が聞こえてますか?
電波が途切れ途切れになっていませんか?
風の音がうるさかったりしませんか?などなど。
主観的評価は聞かない方です。
「無自覚な見えていない不満」って私もあると思います。
なぜなら私は不満は言わないタイプになります。
ブログやSNS運営で意見くださいと言う人がいます。
そのこと自体は悪いことでは無いです。
それを100%受け入れてその人の通りにしてしまう。
「前の方が良かったのに…」というやつです。
新たな不満が生まれてしまうってあると感じます。
どこに正解があるかわかりません。
だからこそのお客様の言ったことは事実。
でも言葉に応えてもどうなのかはわからない。
見えていない無自覚な不満も意識的になりましょう。
(P.43) 不満とは「十分に満たされていないこと、満足しないこと」です。満足を与えてくれないという状態は、必ずしも強い拒否や文句につながるわけではないのです。何か自分を充たしてくれない。その状態こそが不満ですから、「その対象は、自分をどう充たしてくれていないのか」を深く掘り下げる必要があります。
人間いろんな人がいます。
考え方や視点も十人十色。
つまり、自分の価値観だけでは間違った答え。
だからと言って聞いても間違いはあります。
十人十色だからこそ十人十色の意見を踏まえる。
不満を深堀りしていくのが大切です。
これは自分自身で実際にやってみる。
客観的に見たり俯瞰的に見るクセもつくのでオススメです。
【ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚】
・言葉の裏の裏を探っていく
【新刊】チャンスは隠れ不満に 本当の欲求はほとんど無自覚でした。
不満を不満として捉えない。
言葉の裏の裏を探り本質的な不満を感じ取る。
この視点をエピソード交え勉強できた1冊でした。