・妄想する時間が減っていると感じた1冊
本書はググるの否定形の書籍ではございません。
視点として思い起こしてくれることが書かれています。
今はインターネット検索が当たり前の時代。
ググればすぐにわかる時代とも言えます。
これは答え合わせだけではございません。
「妄想」という視点でもそうだと思いました。
言ったことがない場所があったとします。
自分の頭の中で考えるよりもすぐに検索。
そうなると「妄想」の時間は減るはずです。
私も本書を読んでみて確か!にと合点いきました。
そういえば、妄想する時間が減ってしまった…という部分。
今一度、自分の妄想力を呼び起こす妄想術を紹介していきます。
書名:面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。
著者:浅生鴨
出版社:大和出版
出版年:2020年1月15日
ページ数:208ページ
くだらないこと考えていますか?
私は冒頭に書いた通りです。
ネット時代でスマホが当たり前の時代。
減ったと改めて実感しました。
自分の「妄想力」を呼び覚ます新刊を紹介です。
・妄想から考え始めるアイデア。妄想クリエイティブ。それが僕のやり方
(P.7) 妄想から考え始めるアイデア。妄想クリエイティブ。それが僕のやり方なのだ。検索よりも妄想。いつでも奇妙なことを考え、どこかずれた視点でものを見ることを癖にすれば、少なくとも今までとは違うアイデアが生まれる機会は増えると思う。本当にそれでいいのかはさておき。
【目次】
はじめに
1:妄想にも妄想なりのルールがあるのだ。
2:僕はこんなふうに妄想を広げている
3:具体的に妄想するにはいくつかの方法があって その1
4:具体的に妄想するにはいくつかの方法があって その2
5:さあ、妄想を実際に、形にしてみよう
6:妄想をより奇妙にアレンジするために
おわりに
本書の概要と目次になります。
書名から言ったらです。
Googleばっかり使わない。
検索エンジン使うのやめようと思うかもしれません。
私もどちらかと言えばそのような印象でした。
ところが著者の浅生鴨さん。
インターネット検索とてもするそうです。
使わないより最初から頼りすぎないと言ってもいいかもしれません。
まずは自分の頭の中で妄想の広がりを大切にしてみようという視点。
(P.18) アイデアとは具体なのだ。アイデアとはアウトプットだと言い換えてもいい。頭の中にあるものは、たとえそれがどれだけよさそうに思えるものであっても、そのままではどうにもならない。自分では上手くイメージができているように思っていても、たいていの場合、ただモヤモヤとした感覚的なものが無節操につながっているだけで、それはアイデアでもなんでもない。モヤモヤを実際に言葉や絵にしてみればすぐにわかると思う。
とてもわかりやすい。
言われてみると言い得て妙です。
頭の中にあるだけでは意味が無い。
出してこその形になります。
実際に出してみると違いもわかります。
ここはこうしたら良いが発見できるわけです。
頭のモヤモヤをしっかりアイデアとして昇華する。
前提として忘れてはいけないことです。
(P.21) アウトプットされていないアイデアは、アイデアの種ですらない。何も考えずにただ書き始める。そうして、ある程度書き散らかしているうちに、ようやく自分の書きたかったことに気づくことがある。頭の中でどれほど完成しているように思っていても、書き出してみればまるで完成などしていないことがすぐにわかる。そのために僕は、まだ何も形になっていない段階からどんどん頭の外へ出すように心がけている。
書き散らすという行為。
頭を空っぽにするのにいいです。
もう1つは著者である浅生鴨さんが仰る通り。
書きたかったことに気づくことがあります。
例えば、5個だけ出す場合。
30個まで出す場合。
5個はポンポン出てくるかと思います。
30個だと頭をひねってひねって出てこなくなったところから。
そこからが勝負でいいアイデアや奥深くに眠っていたものが出てきます。
(P.29) 常識とは「みんなはこうしている」「ずっとこうしてきた」という無根拠な習慣のことだと僕は思っている。ああするべき、こうあるべきと言われるもののほとんどには、はっきりとした根拠がない。ただ、そのほうが便利だから、考えやすいから、楽だから共有されているだけのことだ。なぜか「そういうことになっている」のが常識だ。言い換えれば、常識とは多くの人が共通して持っている偏見の一つなのだ。
よく考えてみてください。
数年前に当たり前だったこと。
今では当たり前じゃなくなっている。
逆に昔は否定的だったり良い印象じゃなかったこと。
受け入れられている土台が出来ていることが多いです。
YouTuber(ユーチューバー)はその典型だと感じます。
常識とは多くの人が共通して持っている偏見の1つ。
時代によって移り変わるのが当たり前程度に思っておく。
常識が変わっているのを敏感に察知する。
置いていかれないように価値観をアップデートしておきたいです。
(P.45-46) 実は、課題についてあれこれ集めたものよりも、普段から街で、店内で、電車の中でぼんやり見聞きしていたことや、単なる好奇心でなんとなく調べたことのほうが、何かを妄想するときの材料にはなりやすい。だから、もしも何かを面白いと感じたら、もう少し知りたいと感じたら、それが役に立つかどうかは気にせず、その場でどんどん近づいて見聞きするといい。「忙しいから」「今すぐには必要ないから」などと言いわけをして後回しにしてしまうと、僕たちは間違いなく忘れてしまうし、たとえ忘れていなくても、面白いと感じた瞬間の心の動きは確実に薄れているから、もうそれ以上深く知ろうとはしなくなってしまう。それはもったいない。
知的好奇心の大小は人それぞれ。
気づくということ。
アンテナ感度という部分。
ただみんなピンと来ることはあるはずです。
それを放置して通り過ぎてしまう。
流れていってしまうから忘れてしまう。
私もこの視点はあるかと思っています。
楽しめることはそのまま楽しみ深く知る。
探究心と言う部分にも火を付けるのいいんじゃないでしょうか。
【面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。】
・妄想術を侮るなかれ
【新刊】妄想の大切さ 浅生鴨の面白いを生み出す妄想術でした。
『自分自身をつまらなくしているのは自分』
ここ数年で特に思っていることです。
面白いことが見つからないからつまらないんじゃない。
つまらない視点で世界を見ちゃうからつまらない。
面白いものや楽しいことは世界に多く散らばっています。
それを見つけるという視点が1つ。
もう1つが今あるモノをより楽しむという視点でこなしていく。
ブログもそうですが楽しむことは放棄せず継続していきたいです。