・青木真也さんの考え方を注入
幻冬舎の書籍。
箕輪厚介さんが編集。
約2年半前に出版された本。
だいぶ前に発売されたのなんて関係ない。
そんなのお構いなしに読ませていただきました。
新刊ではないですけど、熱い気持ちと凄まじい熱量。
それに青木真也さんの考え方も視点として参考になりました。
遅ればせながら読んで良かった1冊です。
箕輪厚介さんが著書の死ぬこと以外かすり傷で書いていました。
僕の編集した本は「思想」を売っていると。
まさしくの情熱的な本で青木真也さんからパワーいただけました。
青木真也さんは今年、新刊を出されています。
「ストロング本能 人生を後悔しない「自分だけのものさし」」
こちらは「KADOKAWA」から出版されています。
今回の書籍で青木真也さんに興味を持ったのでこちらも読んでみたい1冊です。
書名:空気を読んではいけない
著者:青木真也
出版社:幻冬舎
出版年:2016年9月8日
ページ数:155ページ
この表紙はインパクトありますよね。
突き刺さる表紙だと思います。
書名の「空気を読んではいけない」です。
青木真也さんの生き様そのまま。
本書を読むと熱いパッションを感じることができます。
・空気を読みすぎる人は読んみるといいかもしれない
(P.8) この本では、僕が「どのように、空気を読まずに生きているか」を知っていただければと考えている。ただ、僕は自分のやり方を押し付けようとは思わないし、そもそも僕の生き方が誰にでも当てはまるとは全く思っていない。僕としては、「こんな生き方もあるんだ」と、新しい価値観を提供できたらそれだけで十分だし、僕と同じような”持たざる”境遇で苦しんでいる人や、「空気」を読むことに疲れて、幸せを見失っている人たちにとって少しでも参考になれば嬉しい。
【目次】
はじめに
第1章:人間関係を始末する
第2章:欲望を整理する
第3章:怒り、妬み、苦しみ、恐れ。負の感情をコントロールする
第4章:一人で生きていくためのサバイバル能力の養い方
第5章:他人の「幸せ」に乗らない
おわりに
本書の目次と概要です。
青木真也さんの自伝といっていい書籍。
ほんと生き様が伝わってきた1冊。
はじめにで書かれている言葉。
「こんな生き方もあるんだ」とまさしく思えました。
私の場合は青木真也さんのことをまったく知りませんでした。
長島☆自演乙☆雄一郎さんとの1戦のことが本書に書かれています。
それを読んでうろ覚えで覚えてる!と思えるくらいです。
本書にも書いてありますが、青木真也さんが負けても脳裏に浮かぶ。
ある意味で敗戦しても勝ちの試合なんだと私も思えました。
その試合のことで青木真也さんのことを覚えていましたから。
考え方が独特ですし「ストイック」と思われると思います。
青木真也さん自身は本書でストイックということは否定しています。
他人からはそう見えても本人の事情は違うというやつ。
私も読んでいてストイックな人だと思ったので皆様も思うはずです。
ただ、そこは青木真也さんが青木真也さんであるからこそだとも思えますよ。
(P.27) 部活の練習で満足している部員たちをよそに、「お前らが遊んでいる間に、俺は練習しているんだ」と思いながら休まず通った。他の部員の2倍の練習量をこなすわけだから、自然と地力も上がっていく。結果として、レギュラーの座を奪い取ることができた。僕は強くなる要素は、決して才能や身体能力だけではないと考えている。続けられる強さ、自分はやれると信じる強さは必ずある。「諦めない」という言葉だと聞こえはいいが、僕はよりしたたかだったと思う。成り上がりたかったら、群れてはいけない。周りと一緒にいると、知らず知らずのうちに周囲と同化してしまう。才能のないものが成り上がるためには、周りを切らなくてはいけないのだ。
これを読むとストイックだと思いませんか?
でも別の視点から考えてみましょう。
「才能のないものが成り上がるためには群れてはいけない」
たとえば、本日は5月10日になります。
先日までGW(ゴールデンウィーク)でした。
GW期間中の作業量という話です。
私がブロガーなのでブログやツイッターで例えます。
みんなが休んでいる間にせっせと動く。
「お前らが遊んでいる間に、俺は練習しているんだ」
この視点を持ちつつ作業量をこなせる人は強いと思います。
もう1つがTwitterを見てて思うんですよ。
別に本人の勝手だし本人がそれで楽しんでいるならいいんです。
でも、ブログで収入を得たいとかインフルエンサー最初に目指してた人。
おはようの挨拶に力を入れたり会話のリプライばかりする人になってる。
少し悲しい気分にもなったりします…。
これは別に本人がその路線を諦めて楽しんでるとかならいいんですけどね。
「知らず知らずのうちに周囲と同化」
ただし、私はこれかな?って思います。
みんながおはようやってるから自分もやる。
仲良くなっている人がやるから自分もやる。
最初に目指してた熱量はどっかに行ってしまった。
SNSって刺激をもらえる良い面もあれば悪い面もあるかもって話です。
(P.69) 結局、人間の身体はひとつで、腕も足も2本ずつしかない。服や時計、靴がいくらあっても、使い切れないのならば、持っている意味はないはずだ。一事が万事という言葉があるように、不要なものをすべて捨てるこだわりは、無駄な人間関係をなくそうとする姿勢につながっているとも言える。僕みたいな才能に恵まれていない人間が一流を目指すのであれば、生活から贅肉を削ぎ落として、極力シンプルにするしかない。何が要らないかをハッキリさせるしかない。流されるがままに不要なものを持ち、意味のない食事をして、価値観の合わない人と付き合っていては、本当にやるべきことに集中できない。可能な限り、余分を捨てて生きていこうと思っている。
流行りの言葉でいうと断捨離。
生活に必要ないものはバッサバッサ切り捨てる。
私も令和から本気出す!を掲げています。
本書を読んで良かったのは必要なマインド。
青木真也さんの考え方で注入したいマインドが多かったことです。
私は1年とか半年とか言わず3ヵ月で成り上がりたいと思っています。
限られた時間をどう使用するかという意味でも徹底したいです。
(P.76-77) 「お金がない」と言うならば、水筒に水を入れて家から持ってくればいい。普段着もボロボロでいい。そうやって、どうにか捻出した費用で質の良いグローブを買い、一心不乱に練習に打ち込む方が、絶対に先につながる。女の子と遊ぶのに1万円かかるのであれば、デートを我慢してアルバイトを2日休む。その2日間を練習に充てた方が必ず力はつく。もしも本当に強くなって格闘技一本で食べていきたいならば、エネルギーを投下すべきところは間違いなく格闘技だけだ。それ以外に費やす時間と金は無駄遣いでしかない。良い服を着たい。良い家に住みたい。女と遊びたい。友達とも飲みに行きたい。家族も持ちたい。その上で「格闘技に命かけています」と言ったって、そんなの夢ですらない妄想だ。何かを得るためには、それ以外のすべてをすてなくてはならない。彼らは欲望もエネルギーも、すべてが散らかっているように僕には映る。すべてを我慢するくらいの気持ちがなければ、恵まれていない業界でメシは食えない。お金も時間も限りがあるのだから、せめて頭角を現すまでは、すべてを格闘技に捧げるべきだ。
厳しい言葉だけど、ごもっとも。
仕事道具にお金をしっかり掛けろという話でもあります。
私は今日の今日で肝に銘じたいです。
なぜなら、ノートパソコンが壊れそう。
今日になってさらに酷い状況でバキッてなりました。
断線して電源つかなくなるか心配でしたが事なきを得ました…。
今年夏で6年目。
夏までノートパソコンが持つか怪しいところになってきてます。
いつ画面が付かなくなるかの秒読み段階に入ってます。
だからこそ、耳の痛い話であり何をやっているんだ…という気分。
私の場合はこうなります。
「ブログに命かけています!」
これは説得力が無い言葉です。
なぜなら、ノートパソコンが壊れたときのリスクを放置。
この約6年の間にいくらでも買い替えのタイミングはありました。
ブログが書けなくなれば毎日更新の日数は当たり前ですが止まります。
それを放置してたんだから命を掛けてるはおこがましいです。
もう1度、初心忘るべからずで成り上がる覚悟。
青木真也さんのマインドを徹底的に注入する。
「ブログに命かけています!」と自信持って言えるようにしたいです。
(P.113) "値段交渉は受けない"と決めている。契約の交渉は通常、団体の事務所で行うものだが、僕は事前に「ファイトマネーを値切るなら会わない」と伝えている。商品としての自分の単価を一度でも下げてしまうと、次戦や他団体との交渉においても、際限なく下げられてしまうからだ。中には、ギャランティーが安くても「いいな」と思う仕事もあるが、やりたい気持ちをグッと抑えて、はっきりと断るようにしている。自分から「試合に出させてください」というような姿勢では、相手も「試合に出させてあげる」と足元を見てくる。極端な話だが、「タダでも出られればいいんだろ」と甘く見られることにもなりかねない。都合の良い選手ではなく、相手に「出てくれませんか」と、求められる選手になることは必要だ。フリーランスにとって、自分の価値を自分でつくるという意識は大切だ。いいように食い物にされてから気づくようでは甘い。
自分の価値は自分で決める。
自分を安売りするなとはよく言われます。
確かに値下げしちゃうと都合よく足元を見られそうです。
私は「クリエイター支援の時代」になると思っています。
ただ、これはこれでいつまでも支援を受ける側。
そうなると足元を見られる。
もしくはその人への発言権がなくなると思います。
ここら辺は本書の「タニマチ」の話も参考になります。
青木真也さんはタニマチがいないそうです。
タニマチというのは相撲で有名な言葉。
「ひいきにしてくれる客、または後援してくれる人、無償スポンサーのこと」
最近は「GIVE&GIVE&GIVE」でテイクを期待しない。
見返りを期待しないで支援してくれる人は多くなりました。
とは言え、私は「自分で稼ぐ力」というのは絶対につけたほうが良いと思います。
みんながみんな「GIVE&GIVE&GIVE」の精神の持ち主では無い。
この視点もあった方がいいですし支援してくれた人がギブアンドテイクの人だったら。
「いいように食い物にされてしまう」も勿論あるわけです。
そういう意味でも自分で自分の価値を上げて稼ぐ力をつけておく。
大切なことだと思いますし、私も肝に銘じておきたい部分です。
(P.121) 結局、周りの評価なんて、株価と同じようにどうなるかわからない。上がったり下がったり気まぐれなものだ。10年間プロ格闘家をやってきて、賞賛されたり、批判されたり、散々経験してきたが、人の目なんてつくづくいい加減なものだというのが僕の結論だ。つまり、今「最悪だ」と周りから言われる仕事も、後にものすごく評価されるかもしれない。大事なことは周りの評価に惑わされることなく、信念を持って仕事を続けることだ。自分がブレずに仕事を続けていれば、過去の失敗は、未来で変えることができる。今の地獄も、これからの努力次第で、財産に変えることができると思う。
信念を持って仕事を続けること。
周りに流されると自己否定。
自分のやっていることを否定したくなるんじゃないでしょうか。
例えば、ユーチューバー目指している人なんて今はそうかもしれません。
でも、やったもん勝ちだったり成果を出した人のみが知れる世界もある。
それが自分を信じて信念を持って仕事を続けることだと思います。
最後の青木真也さんの言葉は今の私の胸に刺さります。
自分がブレずに仕事を続けていれば、過去の失敗は、未来で変えることができる。
今の地獄も、これからの努力次第で、財産に変えることができると思う。
この言葉を胸に私も現状から脱出して1日でも早く財産に変える。
努力次第の努力をきっちり毎日こなそうと思っています。
【空気を読んではいけない】
・自分の甘えを断ち切って突き進め
こんな生き方もあったんだ! 青木真也の空気を読んではいけないでした。
引用部分の青木真也さんの言葉。
それだけでもやる気注入する元気をもらった。
自分の甘い考えを正すキッカケになった人はいると思います。
私自身もまだまだ「断つべきところは断てる」という判断。
ストイックさが全然足りていないと自覚しました。
『令和から本気出す!』を有言不実行にしない。
そのためにも本書の青木真也さんの熱量を実生活で活かしていきます。