・なぜかテレビ批判しない50代以上の著者
最初に書いておくと批判ではございません。
「価値観の違い」という部分が大きいです。
だから、予防線として最初に書いておきます。
「私なりの解釈の違い」と思っていただければ幸いです。
私は「テレビ」って全否定はしていないんですよ。
「惰性的」ではなく「能動的」に見るが大切だと思います。
たとえば、大好きなアーティストが出演する歌番組を視聴する。
滅多にテレビに出演しないのに出演するなら視聴したくなるじゃないですか?
そのような部分まで否定しませんし私も視聴するのでテレビが悪いわけでは無いです。
だから、「テレビ=悪」ではないことを先に書いておきます。
私が本をたくさん読んでいての疑問点。
特にと言ってもいいかもしれません。
「50代以上の著者」になります。
もちろん、例外はあるので全員では無いですよ。
ただ、著書を読んでいて「やたらSNS批判が多い」という印象があります。
私自身もSNSは「使い方」と思っているタイプです。
だから、批判すること自体は間違いではないです。
でも、頑なにSNS悪いという人も多いんですよね。
私としては「テレビを惰性的に視聴する」方が悪い感はありますが…(爆)
そういう人はテレビ批判は全然しないのが不思議なんですよね。
今の時代にSNSを有効活用するのって当たり前じゃないですか?
だって、終身雇用制度は破綻していると言っても良いと思います。
自分から動いて自分という存在を認知させておく。
みんなが「個人事業主」という意識は大切だと感じています。
これはあくまで「私の価値観」だったりします。
ここまで書きましたが、再度、著者を否定するものではないの書いておきます。
何が言いたいかと言いますと、人それぞれなんですよ。
「多様性」という部分を私は重視しています。
本書だって「20代」が読むのと「50代」が読むので全然変わると思います。
だから、読む前に自分なりの価値観も大切にしてほしい。
そのように思って「SNSのこと」を先に書いておきました。
書名:動じないで生きる 求めず、期待せず、依存せず、気にせず
著者:矢作直樹
出版社:幻冬舎
出版年:2018年11月22日
ページ数:188ページ
他人に振り回されずマイペースを取り戻す。
「自分軸」ってほんと大切だと思います。
本書で提唱されている「4つの軸」と言える部分。
私自身もとても大切だと思います。
そこも含めまして私なりの書評をここからはしていきます。
・求めない、期待しない、依存しない、気にしない
(P.6) 本書はこの四つの要素(求めず、期待せず、依存せず、気にせず)をもとに、他人に振り回されず、マイペースを取り戻すための手法を提案します。皆さんのお役に少しでも立てれば、著者としてこれほど嬉しいことはありません。
【目次】
はじめに
第1章:求めない
第2章:期待しない
第3章:依存しない
第4章:気にしない
本書の目次と概要です。
単刀直入に言うと先ほど太字で書いた通り。
※求めない
※期待しない
※依存しない
※気にしない
この4つが大切という話です。
そこだけ意識していただければなんですよ。
簡潔に言うとそうなので話が終わってしまいますねw
そこを掘り下げて解説してくれているのが著者の矢作直樹さんです。
私なりに「ココは!」とビビッと来た部分を引用と含めて紹介します。
(P.22-23) 生きてるだけで丸儲け。そこには、深い感謝があります。細かく見れば日常では、嫌なこと、不安なこと、頭にくること、悲しいこと、面白くないことが、たくさんあります。それでもまだ死んでいない。生きている。まだ生かされている。生かされていることに感謝できれば、嫌なことが激減します。
生きてるだけで丸儲け。
この言葉を聞くと「明石家さんま」さんを思い浮かべます。
有名なのでご存知の人も多いかもしれません。
明石家さんまさんのお子さんで芸能人の「いまる(IMALU)」さん。
こちらの名前を「生きてるだけで丸儲け」の座右の銘かららしいですよね。
知らない人に軽く書くと(私も詳しいことはわかりません)(汗)。
明石家さんまさんは日航機墜落事故の飛行機に乗る予定だったらしいですね。
それが予定が変わり乗らなかったらしいです。
だからこその「生きてるだけで丸儲け」の境地みたいです。
実際にその状況になったら生きてることに感謝したくなりますよね…。
犠牲者の人に対しての追悼の意と自分に対して生かされた気持ちも出ると思います。
私も現実に振り回されること多いので意識したい視点でもあります。
(P.33) 悪意を持つ人間は心に宿した邪念で人をジャッジするというフィルターがかかっています。それを自分が剥がしてやろう、変えてやろうと思わない。関わって酷い目に遭うのも学びですが、避けられるならそれが一番。人が人を変えることはできません。変わるとしたら、それは自ら得た気づきによります。変わるまでの時間だって、その人にとっては大切な学びです。
人が人を変えることはできない。
これは二重の意味もあると思います。
人を変えようと思っても「イライラ」するだけです。
では、人は変わらないかというとそうではないと思うんですよ。
「自分の視点」という部分です。
「反面教師」という言葉もあります。
「内面の投影」という言葉もあります。
自分の感じ方次第でいかようにも変わると思うんですよね。
私自身も前までなんでそんなに気にしてたの?と思うことは多々あります。
他人は他人で自分は自分なので気にしすぎも良くないですよ。
(P.53) 先に感謝、次に決意。そこに依存しない。これだけお願いしたのに、これだけお賽銭したのに、何度も通ったのに、そんな依存は、感謝もなく、ただ見返りしか考えていない証拠です。お願いが実現するまでの期間は、人それぞれと聞きます。まず感謝、何かをお願いしても、すぐに忘れること。ひょんな機会に叶ったりします。
感謝、決意、依存しない。
引き寄せの法則などでも執着は手放せとよく言われます。
「○○してるのにまだ叶わないんですか?」という質問。
質問する自体が愚の骨頂とはよく言われます。
なぜなら、手放せてないし執着している証拠ですからね。
だから、すぐに忘れてるや手放すは本当に大切な視点だと思います。
(P.64-65) 本書の冒頭に書いたように私自身は、「求めず、期待せず、依存せず、気にせず」をモットーにしています。いい加減といえばいい加減です。もし何かで自分のことを悪く言われたとしても、お天道さまに背くような行為をしていなければ、仮に世界中の人から後ろ指を指されても平気です。それが原因で離れる人には「これまでありがとう」と心で感謝し、すっぱりとご縁を切るだけの話。ちなみに、陰口や悪口を言われた経験のある方はわかると思いますが、そういうことをする人は、自分が幸せではありません。そういう人は、他人を悲しませることでしか己の生を実感できないのでしょう。残念と言えば、大変残念な人です。他人を追い詰めたり、悲しませたり、傷つけるような人は、必ず罰が当たります。詳細は記しませんが、突然死してしまった例もあります。因果を侮らないこと。悪口は確実に自分へと還ります。
私もこのモットーは素敵だと思います。
ネット上で悪口を言う人を当てはめるとそうですよね。
「自分が幸せなら他人を悲しませることはしない」と思います。
だからこそ、「ブーメランのように戻ってくる」は意識したほうが良いと思います。
(P.158) 話を聞くときも、ゆるく広いスタンスで。意見に腹が立つとか、自分の考えと違っても、へえ、そんな考えがあるのだと、ちょっと勉強になったくらいの心持ちで。聞き過ぎない、入り込まないこと。つまり、同意し過ぎず、怒り過ぎず。一線、引きましょう。私自身への戒めでもあります。
このスタイルの方が生きやすいですよね。
冒頭で「考え方の多様性」を書きました。
私も書くことは批判ではないですし注意しながら書いています。
なぜなら、人それぞれの価値観があるので違って当たり前なんですよ。
だから、議論や討論する必要なんてまったくないと思っています。
むしろ、そんな考え方もあるんだなって視点も大切です。
「一線を引く」ってスタイルは私自身も性に合うのでわかります。
【動じないで生きる 求めず、期待せず、依存せず、気にせず】
・まとめ
【新刊】4つの原則守るの大切! 矢作直樹の動じないで生きるでした。
求めず、期待せず、依存せず、気にせず。
この4つの言葉は本当に大切だと思います。
私自身も改めて考えさせられた書籍でした。
この4つを意識することによって人生が飛躍する人もいると思います。
それだけ言えるくらい大切な視点だと思いますよ。