・人生訓と言える家入一真さんの追体験本
今日の書評。
少し古めの本になります。
2013年2月16日が出版日です。
それを踏まえると「5年以上前」になります。
新刊でも無いですし、読むだけにしよう。
最初はそのように思っていました。
しかしながら、語りたいことが多すぎる!
コレって本当に5年前の本なの?
そのように思える本書の内容でした。
家入一真さんの先見の明があるというか何というか。
2018年でも通用することがたくさん書かれていました。
私は家入一真さんに関して。
「こんな僕でも社長になれた」という有名な書籍。
こちらを読んで考え方が好きだと思いました。
今年(2018年)8月終わりにツイッターで家入一真さんをフォローしました。
今年8月終わりは転換期なのでいろいろ変更していました。
その中での家入一真さんのフォローです。
家入一真さんのツイート内容を読んでいると本当に好きですね。
前からフォローしておけば良かったと思える内容をよくつぶやきます。
そこで、過去本も読んでみようと思いました。
そんな中で、この1冊を紹介したいと思います。
書名:お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~
著者:家入一真
出版社:大和書房
出版年:2013年2月16日
ページ数:208ページ
表紙のコインがマリオみたいですねw
本書を読んで思ったこと。
何で今まで読んでいなかったんだろう…。
それくらい言い切れるくらい良書でした。
「お金」の「価値観」が変わる人もいるかもしれません。
そして、私が驚いたこともあるのでそちらも含めて書評させていただきます。
・ぱくたそのフリー素材で有名な大川竜弥さんは実は…
(P.9) 結果的に僕の元には上場後の大金はなくなったが、周りに必要最低限のものだけが残った。だから僕がお金がないというのは、ほんとうの話。これはそんな僕の経験を通じてみんなに伝えたいお金の本だ。あくまで家入一真という人間が見た、ありのままのお金のいろいろを話しているに過ぎない。
お金の話しをする前に。
01:お金のとの付き合い方 お金に「思考」を奪われない
02:お金の使い方 キャリアの借金
03:給料に依存しない働き方 最大のリスクは「何もしない」こと
04:お金の稼ぎ方 小さく始めて小さく稼ぐマイクロ起業
05:ビジネスの描き方 ストーリーを売る
06:人生の転がり方 失敗しても、最悪死なない
それでもお金は必要。
本書の目次になります。
家入一真さんが「お金が無くなっていた頃」の書籍です。
今はまたいろいろやっているので違うと思います。
5年経っていますし、家入一真さんなら再起していますからね。
ツイッターを見ていても本書の内容的には思わない部分ありますw
とは言え、その当時の生々しい話も多く書かれています。
家入一真さんの上がって落ちてを追体験できる本とも言えますよ。
「だから」こそ「お金」に対してこう考えるがわかりますから。
(P.21) お金と向き合うために絶対やっておかなければいけないことは、まず最低限の生活維持コストを知るということ。例えば給料18万円で就職しても、自分の必要なコストがわからないままだと、収入と支出のバランスがおかしいことに気づかない。あれ、生活が結構苦しいぞ、もっと頑張って給料を上げなくちゃ……と、「給料を上げる」ことに重点を持っていってしまう。それだと、結局、先が見えない。
こういうのは家入一真さんに限りません。
2ちゃんねるの元管理人のひろゆきさん。
秒速で1億円稼ぐで有名な与沢翼さんなどなど。
有名な人ほど、意外にも大勢が言っている印象があります。
確かにココって当てはまると思うんですよ。
「漠然」と「お金持ちになりたい」と思っている人の多さです。
「100万円」あってもダメにしてしまう。
「1000万円」あってもダメにしてしまう。
自分に必要なコストを最初に意識しておけばそんなことも無いと思います。
極論を言うと収支と支出のバランスが「赤字」にならなければマイナスでは無いです。
収入が1万円でも実家暮らしで1000円で生活できてしまう。
超極論ですけど、これだと「+9000円」ですもんね。
だからこそ、自分の「最低限の生活維持コスト」の把握。
ここからがスタートラインだと思いました。
(P.35) この本を読んでいるみんなには「あの時、お金があったら」と、後から後悔してほしくない。なぜって、「あの時」の過ぎ去った時間は、後からいくらお金を払っても買い戻すことはできないのだから。結局、お金の「あり・なし」は、時間の「あり・なし」につながる。人生を大きく左右するという意味でお金も時間もとても似ているなと思う。
私は「コノ観念」を手放せずにいます。
「あの時お金があれば…」という観念です。
ついつい、そういう思考になってしまうんですよね。
ただ、他人から見るとこの思考ってあまりよろしくありません。
そこで、私も向かうベクトルが少しずつ変わったのがあります。
要は、「野心」的な部分や「反骨心」にプラスになりました。
ほんと後から後悔しても後の祭りですからね。
(P.39) お金がなくなってわかったのは、別に毎日カップラーメンでも全然不幸じゃないということ。だって美味しいもん(笑)。最近だと「サイゼリヤ」のドリアとか「すき家」のカレーとか、安くておいしいものにハマってる。「サイゼリヤのドリアと、なかなか予約が取れない高級フレンチのコース、死ぬ前にどっち食べたい?」って言われたら、正直、甲乙つけがたい。それに気づけたのはすごくよかったなと思う。パラダイムシフトって感じだ。
こちらの引用に関しては注釈があります。
「貧乏の言い訳にしない!」が前提です。
貧乏でそれしか体験していない人が家入一真さんのようなことを言う。
コレは体験をしていないわけですしよろしくないと思います。
だって、実際に「体験していない」わけですからね。
貧乏体験をし続ける自己肯定にもなってしまいます。
そうではなく、両方を体験した上でそうだよなって感覚。
その上で「サイゼリヤのドリア最高」は有りだと思います。
両方を体験したら「私は絶対に高級フレンチのコース」が良いと言う人もいるはず。
本やネットの有名人だとそういうこと言う人って少ないじゃないですか。
実際「高級フレンチのコースを選ぶ」人もいるはずです。
だから、いろいろ「初体験」を増やしておくことの大切さだと思います。
私はいろいろ経験しても変わらないことが1つあると思います。
家入一真さんの書かれている「サイゼリヤ」や「すき家」の部分。
私がどんなにお金持ちになっても「スガキヤ」です。
名古屋と言えば、スガキヤラーメンと言える名古屋のソウルフード。
スガキヤに関しては「高級フレンチのコース」と悩みそうな気がします。
これも実際に「高級フレンチのコース」を体験してみてからですがw
(P.47-48) 例えば僕だったら、今、収入が途絶えるのとツイッターのフォロワーがゼロになるのとどっちが怖いですか?って言われると、圧倒的に後者。もちろん収入がゼロになると困るけど、収入がゼロになっても、僕のことを応援してくれたり、ファンでいてくれる人たちがいれば何とかなるという予感がある。今は時代が変わってきていて、資産はお金ではなくフォロワーだということもじゅうぶんにある。このフォロワーは、僕がお金を使いながら前のめりでいろいろやってきた結果、得たものだ。フォロワーや僕を応援してくれる人たちをお金で買うことはできない。僕には今、たくさんのフォロワーがいて、僕を応援してくれる人がいる。そう考えると、今、貯金はゼロで、月末には携帯電話が止められたり、水道が止められたりするけど、「お金がないことは不幸」だとは決して思わない。
貯金が100万あるよりもです。
「信用」や「信頼」を貯金しよう。
これは「堀江貴文」さんが最初に言われているのを目にしました。
とは言え、今の時代のスタンダードですし、今はいろんな人が言われています。
たとえば、革命のファンファーレでキングコングの西野亮廣さんも仰っていました。
貯金はゼロでも応援してくれている人が常にいたら困らないですよね。
これは「乞食行為」とか「ねだる」とは別だと私は思います。
だって、「信用」や「信頼」が無い。
別にこの人は応援しようと思わない人には支援しませんよね?
この人は面白いから「投資(応援)」してあげようという感覚だと思います。
それに「このお金を使って自分より面白いことを考えてくれる」から投資。
そのような人も大勢出てきているのが今の時代です。。
私はこの文化はもっともっと発展してほしいと思っています。
日本ではまだまだ「妬みや嫉妬」のほうが強いかなって思う部分もあります。
たとえば、「MacBook」をもらった話をしている人。
たとえば、有名ブロガーさんが「スポンサー」になっている。
こういう人を見たときに嫉妬するのはそぐわないと思います。
その人たちは「信用」があって「魅力的」だからこそ投資してもらえたんですよね。
本人が何にもせずに「嫉妬」や「愚痴」ぽいことを考えても仕方ありません。
逆に言えば、「信用」や「魅力」を積み重ねてずーーーっと行動する。
そうすれば、応援してくれる人や支援してくれる人は必ず出てくると思います。
私も当ブログで「Amazon」から「ほしい物リスト」でプレゼントが届いています。
これだって、私に興味を持っていただいている人。
応援していただいている人がいるからこそいただけたと思っています。
だからこそ、「フォロワー」という部分です。
「お金」だけを追い求めずに「信用貯金」を積み重ねるは今の時代に必要です。
(P.87-88) 実際、僕のアシスタントをしている大川竜弥君も「給料0円」。2012年2月に、僕がツイッターで「アシスタント募集します。でも、給与は払いません」と募集したら結構な応募が来て、そのなかの一人だった。
[中略]
大川君の場合、アシスタント料としては1円も払っていないけど、僕のアシスタントをやることでツイッターなどのSNSで有名になりたいという考えがあった。そして「顔面広告」をやり始めた結果、彼への取材も増えて、テレビにも出るようになった。月に数十万円は稼いでいる。今では僕よりメディアに出ていたりする。
最後に触れたいのはこちらの引用。
私は引用部分を読んでめちゃくちゃ驚きました。
あなたは「大川竜弥」さんをご存知ですか?
ぱくたそのフリー素材のモデルの人として有名です。
今回の最初の写真も大川竜弥さんになります。
見たら「ああ、この人!」と合点が行くかもしれません。
最近だと月曜から夜ふかしという番組にも出演しています。
そんな、大川竜弥さんがまさかまさかです。
「家入一真さんのアシスタントをしていた」という事実。
しかも、給料なしという待遇でやっていたとは知りませんでした。
ただ、家入一真さんも書いているようにそこからステップアップしたんですね。
本書の2013年当時と2018年の今では大川竜弥さんの印象は違うと思います。
「大川竜弥」という個人のブランドが出来上がっていますもんね。
このエピソードを知れたのも本書を読んでよかった部分でもあります。
【お金が教えてくれること マイクロ起業で自由に生きる】
・まとめ
フリー素材の大川竜弥さん実は… 家入一真のお金が教えてくれることでした。
本書は「お金への考え方」を学べる著書。
しかしながら、2013年当時の家入一真さんの心境。
その当時の考え方を学べる貴重な本でもあります。
読んでいて色あせない本でとても刺激を受けた1冊でした。