・気づきを得たり考え方の多様性を学べる書籍
人は人。
自分は自分。
人それぞれの多様性。
考え方だってたくさんの考え方があります。
だからこそ、参考にして学べる。
成功も学べるし反面教師として失敗を参考にして学ぶこともできます。
とは言え、人の考え方って気になりませんか?
私は「多様性」を重視しています。
人それぞれの考え方があって当たり前。
それで、正解だよねって考え方を採用しています。
あなたが正しいと思えば、あなたが正しいという考えです。
これは私に考え方の軸が無いってわけではないんですよ。
私は私で私なりの考え方はあります。
でも、人それぞれのやり方や考え方はあります。
それをわざわざ「押しつける必要は無い」という価値観です。
私のそんな考え方を本書はさらにブラッシュアップしてくれたので紹介します。
書名:みんなちがって、みんなダメ
著者:中田考
出版社:ベストセラーズ
出版年:2018年7月25日
ページ数:224ページ
表紙がすごく私好みです。
ジャケット(表紙)が好きで購入するジャケ買いってあるじゃないですか。
本書を読んだ理由は少しそういうのもあるかもしれません(爆)
でも、内容は少し小難しいですが、読んで損は無いです。
考え方の多様性という部分では私はすごく腑に落ちました。
私のモヤモヤする部分を著者の中田考さんが上手く解説されていましたよ。
・本書を読むとあなたの考え方は変わるかも!?と思える1冊
まえがき:中田考
第1章:あなたが不幸なのはバカだから
第2章:自由という名の奴隷
第3章:宗教は死ぬための技法
第4章:バカが幸せに生きるには
第5章:長いものに巻かれれば幸せになれる?
解説:田中真和
(P.4) 本書の目的は、本当に知るべきこと、つまり、自分が何をしたいか、自分に何ができるか、を気づく手掛かりを読者に与えることにあります。実のところ、人が知るべきことは本当は二つではなく、三つです。その三つ目とは、「自分は何をすべきか」です。本書を読み終えて、「自分が何をすべきか」が気にかかり始めたあなたとは、主がお望みなら、またどこかでお会いすることになるでしょう。あなたに主のご加護とお導きがありますように。
本書の目次になります。
本書の目的は「本当に知るべきこと」です。
私はこのことを言われて「ハッ」としました。
この部分は最後の引用部分でお話をします。
本書を読むと本当に自分の考え方を根底から揺さぶってくれます。
読んでみて良い本と出会えたと思えた1冊です。
(P.12) コミュニケーションがうまくいかない、生きづらさを感じる人たちが増えているといわれますが、よくその1つにSNSの普及が関係しているといわれます。たとえば、SNSが承認欲求を満たす場になっていて、それを求めるあまり疲れてしまうとか。
SNSが承認欲求を満たす場になっているという部分。
Twitterでいうと、RT(リツイート)やいいねを求めすぎてしまう。
ブログでいうと、はてなブックマーク数を過度に意識してしまう。
インスタグラムでも、フェイスブックでもなんでも言えると思います。
「数字を追い求めすぎる人」は承認欲求を満たそうとしてないか?
このような問いかけもいいかもしれません。
とは言えですよ。
私は数字を求めすぎるのは悪いとも思ってないです。
これには理由があります。
「数字を追い求めるのに明確な理由がある」という人です。
こういう人は「目的」があるから良いと思うんですよ。
でも、ただの「承認欲求を満たすだけ」って人も多いと思いますからね。
今一度、自分のポジションを考えてみるのも良いと思います。
(P.19) 自分の言いたいことを書くこともありますが、それも基本的に独り言なので、わかる人だけわかればいい。わからない人は当然わからないので、それで何か言ってきた人にも、とくに対応しない。しつこい人はブロックして終わりです。ただ、いままでそんなにからまれたことはありません。私はフォロワーがいま一万九0000人くらいいるのですが、自分のタイムラインに出てきた人でブロックするのは月に一人あるかないかです。直接何か言ってくる人は、ほとんどいません。
私は著者の中田考さんを存じていませんでした。
本書を読んで初めて知った人です。
そんな人でもTwitterで1万人以上のフォロワーさんがいるんですよね。
ここは語弊がある言い方かもしれないので、下げるような言葉ではありません。
この注釈をしておきたいと思います。
たとえば、私がブログを書いているはてなブログです。
はてなブログに「読者数」という部分があります。
私は読者数「1000人くらい」を目安にすごい人という目安があります。
でも、1000人超えてもまったく知らなかった人も多いですからね。
なぜなら、自分の価値観や見るところってあるじゃないですか。
レシピ(料理)に興味が無ければレシピブログなんて見ない。
ジャニーズに興味が無ければジャニーズのブログは見ない。
プログラミングに興味が無ければSE系のブログは見ない。
などなど、挙げていったらキリが無いと思います。
私だって、有り難いことに450人近くの読者さんがいます。
でも、知らない人は全然知らない人のポジションだと思います。
そういう意味で言うと、Twitterもそうだと思います。
10000人以上のフォロワーさんがいても知らない人は知らないですね。
だからこそ、あまり考えすぎないことも大切だと思います。
考え方の多様性と言えども暴論や攻撃的な態度を取る人。
私もブロックしちゃって全然いいと思います。
私はず~~~っと書いています。
「ネットだから」って無いと思います。
道端ですれ違った人に投げやりのように「暴論」を吐きかけますか?
たとえば、Twitterで暴論を吐く人。
ファミレスやカフェで同じような会話が繰り広げられている。
そのときに同じようにその意見を言いますか?ってことを言いたいです。
もちろん、これは場所にもよると思います。
たとえば、2ちゃんねる(今は5ちゃんねる?)です。
ああいう場は議論が起こることも想定されています。
だから、言い争いも別に準備された場ということで日常茶飯事で問題ないと思います。
ただ、ブログやSNSの個人アカウントは別だと思うんですよね。
だって、そこは本人が望んで無いのに攻撃的な人が来るわけですよ。
これは私の個人的な意見ということは予め書いておきます。
「道端でいきなり殴りかかった」と同罪だと思っています。
その人があなたの言葉で自殺したらどうするんですか?
ネットだからとかSNSだからとか言う人は考えてほしい部分でもあります。
だからこそ、最近のネット著名人の流れ。
常識を覆すような誹謗中傷がヤバい人は「名誉毀損」で裁判に問答無用で訴える。
私はこの流れはいい流れだと感じています。
(P.20) ツイッター上での議論はいっさいしません。短文なので、わかるはずがないんです。わからなくてもかまわない。でも、おまえの言っていることは、わからないといって相手をののしったりするのは、ののしるほうがバカなんです。言い争いをつづけること自体が愚かなんです。たまにそういうのがいますが、それには対応せず、バカ認定してブロックして終わりです。
私は2013年12月31日からブログ運営しています。
その当初から書いていることです。
「議論はしない」と常々書いています。
私も言い争いって不毛だと思うんですよね…。
なぜなら、その人はその人の正義の世界が広がっているわけです。
だから、正解とか不正解とか言い争うのは不毛だと思っています。
もちろん、一定数は議論好きの人もいると思うんですよ。
「私を論破してみなさい!」というタイプです。
このようなタイプの人は集まって意見を交わせば良いと思います。
でも、大体の人は違うと思います。
だからこそ、議論をしないというのも多様性を重視する。
そういう意味ではいいのかなって思っています。
私はこれからも「議論」を交わすつもりはありません。
とは言え、考え方の多様性は重視しています。
だから、こういう考え方もあるよと言うのは嬉しいんですけどね。
ここは私の表現力が足りず上手く伝えられず申し訳ございません。
要は、攻撃的にならず、温かい感じで伝えてくれる人は最高ですよね。
(P.34) バカがいけないというのではありません。バカでちっともかまわないのですが、自分がバカである自覚があるかどうかが、バカでも不幸にならずに生きられるかどうかの鍵なんです。たとえば、バカは良くないという議論と、テロは良くないという議論は同じなんです。学問というのは、そもそも価値中立的なところから議論を始めるのが前提です。その議論のあとに価値に関する議論をあらためてするものなんです。しかし、学問的議論の中に価値論が入ってきたら話になりません。
こちらの引用は私は深い感銘を受けました。
私の今までのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた部分かもしれません。
これは、「テロ」に限らないと思うんですよ。
「原発を再稼働したらヤバい」
「大学を中退してブロガーになるはヤバい」
「YouTuberになるなんて安定しないしやめておけ」
どんなことでも当てはまると思うんですよ。
「価値中立的」なところから議論している人はほとんどいないと思うんですよ。
著者の中田考さんは「テロ」を例にして挙げました。
テロは良くないという話は学問の後でする話。
良いか悪いかの前に「テロとは何か」を議論しないとダメ。
最初から「テロはよくない」という「価値観」を持ち込んではダメ。
なぜなら、客観的な学問はできないって話です。
私はココは今までのモヤモヤする部分が晴れた感じすらしました。
そういうことか!という部分です。
たとえば、この記事を書いている今の時点です。
北海道で大きな地震が起きました。
そして、「電力不足」が起きて「停電」が起きました。
これは事実として起きたことです。
そして、私は「原発を再稼働する推進派」でも無い。
かと言って、「反対派」でもございません。
中立的な立場と言うか有識者が議論してくださいと思っています。
とは言え、堀江貴文さん(ホリエモン)のアカウントです。
ホリエモンは北海道の地震で電力不足になったことについて積極的に話しています。
引用RT(リツイート)をしながら自分の持論を述べています。
私はそこにとやかく言うつもりはありません。
ただ、堀江貴文さんに「突っかかる人」に何となくモヤモヤする部分はありました。
それが、本書のこちらの引用だったんだなって気づきを得ました。
(P.41) バカの反対は賢さです。では賢さとは何か。前に私が山口大学にいたときに、そこのホームページに書いたのですが、賢さとは次の三つのことを知っているかどうかです。
「何をしたいか」
「何ができるか」
「何をすべきか」
この三つを知っているのが「賢い人間」です。賢さとは「分を知る」ことです。その反対に、分をわきまえないのが「バカ」です。
私は1度立ち止まって考える。
自分自身のことを考える時間を持つ。
このことは大切と語ってきています。
ほとんどの人はそうだと思うんですよ。
何をしたいか? 何ができるか? 何をすべきか?
即答できる人はあんまり居ないと思うんですよね。
だからこそ、考え抜いておくと明確な目安ができるので良いと思いますよ。
でも、私自身もそうなので人のことは言えません…(爆)
自分自身については「うやむや」になる部分あるじゃないですか。
うやむやと言いますか「なあなあ」と言える部分かもしれません。
寝る時間を5時間から8時間としたら1日は10何時間になるわけです。
もう少し意識的に目的を持って生きなくちゃダメですよね。
【みんなちがって、みんなダメ】
・まとめ
【新刊】気づく手掛かりになる本 みんなちがって、みんなダメでした。
考え方の多様性という部分。
本書を読むと私のようにモヤモヤが晴れる人もいるかもしれません。
そして、何よりも本書の表紙はかわいいですね。
新しい気づきを得たい人にはオススメしたい新刊でした。