・ガツン松田
ガツンという言葉。
私は「ガツン松田」という名前が連想されます。
ガツン松田さん知っていますか?
知らない人も多いと思います。
なぜなら、本の登場人物だからです。
「夢をかなえるゾウ2」に登場しました。
結構、重要なポジションの人だと思います。
夢をかなえるゾウ2を読了している人はそういえばいた!
思い出していただける人物ではないでしょうか。
今回の書評する野々村友紀子さん。
芸人として活動後、放送作家に転身。
夢をかなえるゾウ2の主人公じゃないですか。
無理矢理そこに話を関連させましたw
プロフィール読ませていただくと他にも気になる箇所。
2丁拳銃の修二の妻と書かれています。
2丁拳銃というお笑いコンビ。
私が住んでいるのは名古屋(愛知県)です。
関西系の番組もよくネットされています。
地元のローカル番組もありつつ関西系のローカルも見れる。
ある意味で恵まれているのが愛知県です。
2丁拳銃は関西の人にはかなり有名ですよね。
全国区では無いと思いますが(失礼)名前は知っています。
それくらいテレビをよく見ている時は深夜ローカル番組で見ていました。
私は2丁拳銃のお笑いセンスは好きなスタイルではあります。
そんな、2丁拳銃、修二(川谷修士)さんの奥さん。
野々村友紀子さんの新刊を書評させていただきます。
書名:あの頃の自分にガツンと言いたい
著者:野々村友紀子
出版社:産業編集センター
出版年:2018年7月13日
ページ数:191ページ
メディアで大反響!
強く生きていくために あなたに伝えたいことの著者の最新刊と書かれています。
私は最近はテレビに関してはほとんど見ていません。
メディアというのは私がチェックしているところでは名前が出ていません。
ということで、私は野々村友紀子さんを今回の著書で始めて知りました。
おいおい、野々村友紀子さん知らなかったの!?という人もいるかもしれませんね。
今回の記事を書くにあたって少し調べてみたんですよ。
どうやら、鬼妻や旦那さんに厳しい奥さんということで知られている?
野々村友紀子さんに関してはそのような印象を受けました。
野々村友紀子さんのウィキペディアにある過去に夫婦で出演した番組を見ました。
そこで少しばかり気づいたことがあります。
踊る!さんま御殿スペシャルだったか人生が変わる1分間の深イイ話か忘れました。
しかもどちらも合っていないかもしれないのでご了承くださいw
たまたま、夫婦で出演している回を視聴していた記憶が薄っすらあるんですよ。
めちゃくちゃ厳しい奥さんとして旦那さんにダメ出ししまくっている。
そんな人がいたような気がするんですけど、もしや、野々村友紀子さんだった?
私はウィキペディアを見てそのように思いました。
それでは、ここからはそんな野々村友紀子さんの新刊を紹介します。
・わかりやすく深い感じの書籍で驚きました
第1章:若かった自分にガツンと言いたいこと
第2章:勘違いしていた自分にガツンと言いたいこと
第3章:人間関係で悩んでいた自分にガツンと言いたいこと
第4章:恋愛・結婚・家庭で悩んでいた自分にガツンと言いたいこと
第5章:つらかった自分にガツンと言いたいこと
第6章:これからの自分にガツンと言いたいこと
第7章:今、もがいている人に伝えたいこと
(P.3) 私は、できた人間ではありません。だけど、迷って迷って、やっと自分らしく在れる場所にたどり着いた今だからこそ、「あの頃の自分」たちに、ガツンと言いたい。そして読み返してみると、不思議なことに、今の自分にもガツンガツンとくる言葉がたくさん。これからの自分にとっても、大事な本となりました。今は、まだまだガツンと言いたいことが山盛り。でも、最後には、今までの自分に心から「ありがとう」と言える人生を歩みたい。
本書の目次です。
「最新エッセイ」と書きました。
しかしながら、本書は「自己啓発書」の領域にあると思います。
著者の野々村友紀子さんが伝えることが簡潔でわかりやすい。
下手な自己啓発書を読むより簡潔でわかりやすい本書。
本書をパラパラ~ってめくりながら読んだほうが良いと言えるくらいです。
恐らく基本的に「女性向け」に書かれていると思うんですよ。
ただ、男性が読んでも役立つことが多い考え深い新刊でしたよ。
(P.15) 安いもの、楽なものに、飛びつく前に「理由」を考えろ。なぜ安いのか? なぜ楽なのか? 必ず理由がある。命に関わるものもある。時間を無駄にしたり、お金を捨てることになったり結果、高い代償を払うこともある。
今回の著書はあるあると思える部分。
そして肝に銘じて治したいと思える部分。
著者の野々村友紀子さんに指摘してくれてありがとうと言いたくなる記述。
人生において改めて考えたいと思える部分が多かったです。
最初の引用部分もまさしくそうなんですよね。
今の私は基本的には「安い」や「ラク」についつい飛びつきます。
時間を無駄にしたり命に関わるものもあるは仰る通りです。
これは「豪華」な生活をすればいいと言うわけではないんですよ。
本人のマインドの問題だと思います。
たとえば、1年間と期限を決めて食生活を切り詰める。
「もやし生活」や「激安カップ麺」生活をするのは私は有りだと思います。
でも、無意識に自堕落に続けるのは命をそまつにしていますからね。
(P.17) 性格の悪さは、うまいこと隠されてしまっていることもある。しかし「生活」は顔に出るから気をつけろ。睡眠や食生活の乱れは肌に出るし、部屋の乱れやお金の乱れも、目つきや顔に出る。
引用部分は読んで深い。
野々村友紀子さん深いことを言っていると思いました。
確かに生活って結局は出てきてしまうんですよね。
荒んだ生活をしていると荒んだ心になってしまう。
自堕落な生活をしていると自堕落な心になってしまう。
私は「心」と「生活」は密接につながっていると思っています。
(P.23) 今、やりたいこと、なりたいものが見つからなくても焦らなくていい。見つけようとしてさえいれば、いつか見つかる。なりたいものがわからなくても、絶対になりたくない自分はわかるはず。そこから全力で遠ざかるだけで、なりたいものに近づくかもしれない。
私はどちらかと言うとこの気持ちが強いです。
焦らないでも自分の道は必ず見つかる。
だから、いろいろやってみようと思っています。
そして、「絶対になりたくない自分もわかるはず」という部分。
私もこの軸は持っています。
「やることも重要」です。
でも「やりたくないこと」も見極めておく大切さです。
(P.39) 「普通はこうする」「普通の人はそんなことしない」誰の普通が正解なのか。そして、「誰かの普通」を基準にすることが全員の正解とは限らない。「普通」はみんなのヒーローではない。誰かの「普通」が人を傷つけることもある。自分の普通を他人に押し付けないこと。
普通ってなんなんでしょうね。
私は2014年からこのことは書いています。
私の「戯言(考え方)」記事を見ている人は定番だと思います。
私は人それぞれの意見があって当たり前。
だから、そのことに関して争うことはしませんよと前置きしています。
あなたがそれを正しいと思えばあなたが正しい。
だから正しいその気持ちは間違っていないので否定しなくていいですよです。
私は人それぞれの「多様性」って大切にしているんですよ。
だって、ロボットのようにみんな一緒ってつまらないじゃないですか。
私の常識はあなたの非常識。
あなたの常識は私の非常識。
これは人それぞれの「価値観」の問題なので当たり前です。
目玉焼きに「マヨネーズ派」の人に「しょうゆ」しかダメ。
「しょうゆ以外ありえない」と言ってもケンカを売るだけです。
それよりも自分も「マヨネーズ」を試してみる。
そこで好き嫌いを判断するのは有りだと思うんですよ。
自分には合わないから「しょうゆ」にするかという感じです。
盲目的に否定するのは良くないことです。
もっとも、その人がそれが好きなら否定する必要も無いと思っていますが。
(P.171) 遺伝と環境で決まることは、大きい。だけど自分がうまくいかない理由は、きっとそれだけじゃない。全てをそのせいにしてしまうのは、立ち止まるのと一緒。せっかくの可能性も一緒に止まる。まだまだこれから変えられる。これからの環境と考えを変えれば、遺伝も過去の環境も飛び越えて自分と人生は大きく変わる。
私はどん底のどん底の環境から自分で切り開いてきました。
みんながみんな、親から携帯電話を買ってもらったりするわけでは無いです。
自動車の免許を取るための「教習所」の代金もそうです。
何10万円もする教習所代を親に払ってもらった人も多いんじゃないでしょうか。
でも、そういう環境じゃない人もいるわけです。
私はどちらかと言うとそちら側の人間です。
ただ、これって「グチや環境を嘆く」ことになる。
そして、「だからこそがんばる!」と言うモチベーションになるという話しです。
うまく行かない理由をそこに対していつまで言っても変わりません。
18歳を過ぎたら自分で人生を切り開いて変えていけばいいんですよ!
私はいろいろあって15歳の夏以降からでしたけど、ここは今回は割愛しておきますw
過去のことをいろいろ言っても現状は変わりません。
遺伝も環境も飛び越える。
自分の人生は自分で切り開けば大きく変わるという姿勢。
10回でも100回でも1000回でも1億回でも絶対に諦めない。
どん底や最悪の環境に浸らないでマインドを変えて再チャレンジする。
私はそういう人間であり続けたいですし生きているだけで儲けもの。
生きていれば、何かしら出来るんですから塞ぎ込む理由は無いですよね。
【あの頃の自分にガツンと言いたい】
・まとめ
【新刊】私もガツンと言いたい! あの頃の自分にガツンと言いたいでした。
本書は本当に簡潔でわかりやすいんですよ。
「グサッ」と刺さる言葉が満載で読んでよかったです。
「エッセイ集」と侮るなかれの新刊だと思います。
最初にも書いたこの言葉を最後に書いておきます。
「下手な自己啓発書」を読むより簡潔で「よっぽど良いですよ」です。