【新刊】脳のまとめ本 思考と行動が早くなる仕事脳の使い方

・わかりやすい脳科学の本

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脳科学について。

というよりも脳の使い方についてです。

私は学んでおいて損はないと思っています。

別に徹底して「ガッツリ」行きすぎなくても良いと思うんですよ。

雑学として脳に関しての知識を入れておく。

 

これだけで私は普段の私生活が少し変わると思っています。

言い方が少し悪いかもしれません。

「脳のあやつり人形」になりえてしまいますからね。

ヤバい、ヤバい、これは脳の本に書いてあったアレだ。

この行動はしないように別の行動に変えていこう。

 

そういう気づきを得ることができると思うんですよね。

当たり前の話ですけど、知らなきゃ気づきません。

知識として知っていれば、気づく機会もあるわけです。

私はこの「気づける視点」は重要だと思っています。

そこで今回は読んでみてわかりやすかった脳の本の紹介をしていきます。

 

 

書名:思考と行動が早くなる仕事脳の使い方

著者:萩原一平

出版社:日本能率協会マネジメントセンター

出版年:2018年7月13日

ページ数:224ページ

 

思考と行動が早くなる。

仕事脳の使い方。

脳の働きを知っていること。

私は仕事に限らず大切だと思っています。

脳の使い方はほんと学校の義務教育に入れても良い。

それくらい私は思うくらい知っておいて損は無いと思うんですよ。

ということで、脳についてわかりやすいライトな新刊を紹介します。

 

・最近の脳の使い方に関して集大成と言える書籍

 

はじめに:脳の働きを知ると、行動が変わる
序章:「脳とは何か」の基礎講座
第1章:やり抜く力を高める
第2章:集中力を高める
第3章:継続力を高める
第4章:目標達成力を高める
第5章:記憶力を高める
第6章:意思決定力を高める
第7章:レジリエンス力を高める
終章:疲れた脳を休ませる

 

本書の目次になります。

私はいろんな書籍を読んでいます。

そこを踏まえると本書は「脳科学についての集大成」本です。

ここ数年の脳についての本をいいとこ取りしていますね。

章の最後には参考(出典)もしっかり明記されています。

このような部分もポイントが高いと思います。

最近は「○○大全」と言える書籍が増えてきていますよね。

その流れを組んでいるわかりやすい書籍だと思います。

 

(P.51-52) 最新の脳科学の研究で、「やり抜く力(グリット)」と「努力と経験を重ねれば能力は伸ばすことができるという思考(グロース・マインドセット)」の間に関係性があることがわかってきています。私の個人的経験ですが、どんなにつまらないと思う仕事でも、自分でゴールを設定し、そのゴールを目指して一生懸命取り組むと、そのときは役に立たないように感じられるかもしれませんが、必ず、そのときの経験や努力が後に役に立つものです。

 

GRIT(グリット)についてです。

やり抜く力です。

「ゴール設定」という言葉。

言葉にすれば簡単です。

でも、ここが重要課題なのは書籍を読むとより理解できます。

ゴール設定が上手いか下手かでゴールできるかは大きく変わります。

だからこそ、ゴール設定ってしっかり考えておきたいテーマです。

 

(P.65) やり抜くことができなかった理由を、自分で考えたことってありますか? 漠然と「あぁ駄目だ、無理だ」「終わりだ」「まっ、いいか」と感じ、そのまま諦めてしまっていませんか? 自分の能力が足りないから仕方ない。プロジェクトのハードルが高すぎるから仕方ない。こうした「〇〇だから仕方ない」という考えは非常に危険です。なぜなら無意識に自らの能力に制限を設け、自らの可能性を否定してしまっているからです。

 

引き続きGRIT(グリット)関連です。

やり抜く力と書いてきました。

しかしながら、やり抜けないことがあるのも人間です。

そのときにどうすればいいのか?

そのこともしっかりと明記されています。

 

自らの能力に制限をかけない。

自らの可能性を否定しない。

私は「努力の方向性が間違っている努力は実らない」と思っています。

つまり、やり抜く方向性が間違っていたらやり抜いてもゴールに到達しない。

だから、「○○だから仕方ない」ではなく「やり方を変えてやり抜く」こと。

ダメだったら方向チェンジして再チャレンジすればいいのではと思っています。

 

(P.78) 読書というのは視覚からの情報で行うものです。ですが、そのとき聴覚から本の内容と関係ない会話が入ってくれば、脳の中で異なる言語情報が視覚と聴覚から同時に入ってくることになり、脳が混乱するのは明らかです。なぜなら、耳から入っても目から入っても、言葉を処理する脳の器官は決まっているからです。異なる感覚器官から異なる情報が脳に入ってきても、その後の脳の処理システムはひとつですから、脳は混乱してしまうのです。

 

私が読書するときのスタイル。

聴覚に関しては意識しています。

イヤホンで耳を塞いで作業用BGMと言われるBGMを流しています。

勉強用BGMやα波が流れる音楽と言えるかもしれませんね。

これは、ボーカルつきだと左右されてしまうからです。

だから、勉強する時に流しても大丈夫なインスト曲を流して読書しています。

 

(P.84-85) 楽しい状態をつくるためには、今日よりは明日、今週よりも来週、今月よりも来月というように、比較して前に進んでいる状態がわかるようにすることが効果的です。人は誰でも自己成長欲求がある一方、成長が確認できないと続ける気がなくなっていきます。例えば、毎日進化が見られることもあれば、1週間、1ヵ月単位でないとほとんど変化が見られないことがあります。体重、血圧などは毎日計測しても、あまり変化がないかもしれません。しかしグラフ化することで、その微妙な連続的な変化を可視化して捉えることができます。また、1週間、1ヵ月単位で比較することによって、成長を自覚することもできます。

 

私が書いている「はてなブログ」です。

はてなブログの管理画面。

「ブログの概要」というページがあります。

総スター数が0なのは私のブログは、はてなスターをつけることができないからです。

 

コメント数もコメント欄無しにしているので4年以上200で止まっています。

そこは置いておいて、ブログ日数とブログ継続日数。

見ていただければ分かるとおりのこのように数字で明記されているわけです。

このブログ記事を更新したら「1699日」になります。

 

私はブログ書くのが大好き人間と常々書いています。

とは言え、このはてなブログのブログの概要です。

モチベーションになるのは確かなんですよね。

毎日の数字の積み重ねって意識しますしモチベになります。

だからこそ、引用部分に関しては私もとても大切といつも思っています。

 

(P.162-163) 大きな判断については、自分が「評論家の自分」になっていないか、実際の判断後に、「ゴー」「ノーゴー」いずれの場合も、その行動に移して間違いないかを熟考する習慣が求められます。判断をする前や行動を起こす前には、いまの自分の判断は「悪魔の自分」や「評論家の自分」がしていないか、しっかりと「天使の自分」でできているか、誰のため、何のために判断をしているのか考えてみることを習慣にしてみてください。

 

客観的な視点。

私はいろんな視点を持つようにしています。

そうしたところやっぱり思うのはこちらです。

「より生きやすく」なったということですね。

視点を変えてみたら「どうってことはない」と思えることが増えました。

引用では、天使の自分、悪魔の自分、評論家の自分と出てきています。

色んな視点から見るということを習慣にするのはオススメ方法ですよ。

 

【思考と行動が早くなる仕事脳の使い方】

 

・まとめ

【新刊】脳のまとめ本 思考と行動が早くなる仕事脳の使い方でした。

本書は脳についてのライトな新刊。

ライトと言っても私的には色んな本のいいとこ取り。

解説がとてもわかりやすく復習にとても良かったです。

もちろん、そこを踏まえると初めて知る人にもわかりやすいと思います。

書評を読んでみて私も脳について少しは勉強してみようかなと思った人。

私は読んでおいて損はない新刊だと書評をしてみて思いました。