【新刊】 渡辺範明の国産RPGクロニクル

・ゲームはどう物語を描いてきたのか?

 

 

文章を紡ぐ人であり続けたいポポリッチです。
 
今回は私も大好きなゲーム。
国産RPGゲーム中心とした内容です。
 
と言っても国民的ロールプレイングゲーム。
ドラゴンクエスト。
 
ドラクエのライバルと言えるゲーム。
ファイナルファンタジー。
 
DQとFFを1から時系列で紹介。
ファミコンからのハードの進化も含めて解説されていますよ。
 
 
 

国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?

 

 

 

書名:国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?

 

著者:渡辺 範明

 

出版社:イースト・プレス

 

出版年:2023年6月21日

 

ページ数:336ページ

 

 

 

私のDQとFF遍歴。
ドラクエは7までクリア。
FFは10-2までクリアしています。
そういう側面も含めて楽しく書評させていただきました。
 
 
 

・国産RPGの歴史の再確認!

 

 

(P.13) 実際にドラクエとFFはどう作られ、どのようにゲームならではの物語体験の追求をしていったのでしょうか。そのはじまりから一緒に見ていきましょう。

 

 

 

【目次】
 
はじめに
 
第1回:ファミリーコンピュータ時代編
 
第2回:スーパーファミコン時代編
 
第3回:プレイステーション時代編
 
第4回:プレイステーション2時代編
 
第5回:プレイステーション3とおニンテンドーDS時代編
 
第6回:プレイステーション4時代編
 
インタビュー:鳥嶋和彦
 
おわりに

 

 

 

本書の概要と目次になります。
巻末にはインタビューがございます。
伝説の編集者である鳥嶋和彦さん。
ドラクエ、FF、クロノトリガーの逸話が語られています。
 
 
 
(P.37) 1990年末にはすでにファミコンの後継機にあたるスーパーファミコンが発売されるので、ファミコン時代における国産RPGの進化は1986から1990年のわずか4年間にギュッと凝縮された濃密なものでした。

 

 

 

本書を読んでいて考えました。
私が初めてプレイしたRPG。
ロールプレイングゲームですね。
 
恐らくですが、ファミコン版。
ドラゴンクエストⅣ(DQ4)だと思います。
それ以外がまったく浮かばないので恐らくそうじゃないでしょうか。
 
ちなみにファイナルファンタジーシリーズ。
こちらはスーパーファミコンのFF5だと思います。
FFシリーズは時系列でいうとプレイはかなり後からになります。
 
 
 
(P.52) そこでRPGという遊びを理解してもらうために、まずはその入門としてアドベンチャーゲーム『ポートピア連続殺人事件』を発売し、さらに「ジャンプ」誌上でも開発段階から「今こういうゲームを作っているぞ」という記事を展開していきます。

 

 

 

ポートピア連続殺人事件。
未プレイの人でもはんにんは……のネタバレで有名ですよね(笑)。
 
初代ドラゴンクエスト。
ドラクエ1発売までの道のり。
 
当時の子どもたちに興味を持ってもらうか。
当時の子どもたちにいかに購入してもらうか。
そういう裏側が詳しく書かれています。
 
 
 
(P.85) ところがRPGは、地道にザコ敵との戦闘を重ね、プレイヤーキャラクターのレベルを上げていきさえすれば、誰でも「いつかは」クリア可能です。

 

 

 

ここからスーパーファミコン編です。
確かにドラクエやFFはそうですよね。
あえてスーパーファミコンと触れた理由。
 
うちのスーパーファミコン初めてのゲームソフト。
ロマンシングサガでした。
サガシリーズをご存知の人はご存知の通り。
サガって詰みポイントが色々あります。
 
例えば、ロマサガ2です。
従来のRPGゲームのようにザコ敵と戦闘を重ねまくる。
敵が強くなりすぎて詰みもあるんです。
そういう理不尽さも含めてサガシリーズ好きなんですけどね(笑)
 
 
 
(P.114) ドラクエでもFFでも、それまでのRPGのほとんどは、悪による世界の支配か崩壊をを防ぐことが「ゲームの最終目的」でした。しかし、『FF6』では、世界の崩壊は避けることのできない「挫折」として描かれ、物語の軸足はむしろその後の「再起」にあります。

 

 

 

ファイナルファンタジーシリーズ。
私はFF6が1番好きなんですよね。
 
好きなポイントは沢山あります。
その1つが序盤から終盤までのストーリー。
FF6プレイしたことが無い人はぜひ遊んでほしいですね。
 
 
(P.134) 『FF7』の第1の革新、それは「全編を3DCGによって表現した大作RPGが成立すること」を証明したことです。
 
 
本書ではなくネット記事です。
この技術について北瀬さんだったかが話しているの聞いた記憶あります。
 
スーパーファミコンからプレイステーションの進化。
それを表現するのにオープニングシーン。
ミッドガル全体を映す映像です。
 
今までとの違い。
次世代ハードを感じる印象的なシーン。
こういう後から知る裏話は読んでいて楽しいです。
 
 
【【新刊】 渡辺範明の国産RPGクロニクル (渡辺範明)】

 

 

 

・まだまだ語れるけどこの辺りにします!

 

 

【新刊】 渡辺範明の国産RPGクロニクルでした。
 
ドラゴンクエスト。
ファイナルファンタジー。
語ろうと思えばまだまだ語れます。
さすがにこの辺りでやめておきます。
 
PSの話はまだまだ続く。
そしてPS2以降の話も興味ある内容が多かったです。
巻末の鳥嶋和彦さんのインタビューも最高。
ページ数は多いけどサクサク楽しく読めた新刊でした。