・いつか小さくても自分の店を持つことが夢だった
今回の著者。
秋葉弘道さんです。
私は本書を読むまで知らなかった。
ただ、結構な感じで有名な方みたいですね。
なぜ、秋葉社長ばかりテレビが取り上げるのか?
テレビ出演で知っている人も多いかもしれません。
むしろ、私みたいな人のほうが少数派の可能性もありますね。
これはプラスに捉えて本書を読みます。
先入観なく人生訓という感じでも読めました。
スーパーアキダイ式経営術と書名にも入っています。
いろんな視点で本書を楽しく読むことができました。
書名:いつか小さくても自分の店を持つことが夢だった スーパーアキダイ式経営術
著者:秋葉 弘道
出版社:扶桑社
出版年:2022年4月15日
ページ数:208ページ
年間テレビ出演本数300本超え。
すごい数のメディア露出じゃないでしょうか。
実は年商39億円。
八百屋でバイトしてたヤンチャ高校生。
スーパーアキダイで大成功というかことで考え方を学んでいきます。
・1%の努力と99%の感謝
(P.7) 僕は1%の努力と99%の感謝の気持ち、そして、「自分の仕事をいかに好きになれるか」のプラスαで夢は叶うと思っています。こうして一冊の本にすることで、僕がこれからやりたいことも整理できたような気がします。
【目次】
はじめに
第1章:ヤンチャだった幼少期
第2章:「天職」・八百屋と出会う
第3章:独立に向けた修行時代
第4章:意外と知らない八百屋の仕事
第5章:アキダイ創業
第6章:なぜテレビ局はアキダイばかり取り上げるのか?
第7章:アキダイの経営戦略
第8章:アキダイの強さの秘密
第9章:秋葉社長の人生哲学
あとがき
本書の概要と目次になります。
序盤は自己紹介。
生い立ちなど含めて書かれています。
後半がスーパーアキダイ式経営術。
考え方の部分に割かれている印象です。
読んでみて人となりを知ってからの哲学。
なるほど~と感じる箇所も多かったですよ。
(P.58) ひと晩考えに考えて辿り着いた答えは、一時の感情に任せて辞めるのではなく、他人に言うことを聞いてもらえる人間になろうということでした。逃げる道より、前へ、前へ進んでいこう。このとき、たとえ人に馬鹿にされたとしても、いつか自分の意見が自然と聞き入れてもらえるような、そんな人間になろうと心に決めたんです。
いろんなエピソード。
それを乗り越えての今がある。
著者である秋葉弘道さん。
冒頭から読んでいると心に染みる。
今の自分と過去の自分の決意や覚悟。
熱意という部分で呼び起こす箇所が多かった。
勇気をもらえると言いますか人生の仕切り直し。
私も一過性にならず心を燃やし続けていきたいです。
(P.66) 八百屋は商品を仕入れるときに、どのくらいの値段で売ればいくら儲かるか、わかっていなければならない。僕は八百屋のすべての仕事を把握しているので、こうした判断が瞬時にできます。それでも、仕入れた商品の箱を開けてがっかりすることは少なくない。産地で天候の急激な変化があったときは、たとえば、夕立ちが降っただけでも商品に影響が出たりする。だから、産地の情報を入手することも、八百屋にとってとても重要なのです。
意外と知らない。
八百屋の仕事についてです。
私は好奇心の塊タイプなので読んでいて楽しい。
思わずへぇーと唸ってしまう情報も多かったです。
私の住んでいる市は田舎。
小さい頃から営業している八百屋。
昔ながらの八百屋もまだあるんですよね。
お店に行ったときに違う目線で見れる気がしました。
(P.98-99) 1年後の閉店を決めてからは、恥ずかしいなんて言っている場合じゃない。無用なプライドもかなぐり捨てました。それまで店の前を通過する路線バスの乗客の視線が嫌で仕方なかったけど、段ボールの切れ端に「大根一本10円」と大きく書いて、バスのお客さんに向けて何度も振り上げたりもしました。こうした努力を続けられたのは、きれいに店を畳むために1年間だけは何が何でも頑張ると決めたからです。手が届きそうなゴールを設定したことで、仕事に集中できるようになり、不要なプライドを捨て去ることができたのもよかった。八百屋という仕事に対して純粋に向き合えるようになったのです。
第5章アキダイ創業から。
創業したはいいモノのです。
順風満帆とは行かない。
熱意を持って創業です。
そんな中でも人が来ない。
店の中は閑古鳥が鳴く状態。
さすがにメンタルがやられたそうです。
ただ、このまま閉店するのは申し訳ない。
それに自分自身が後から後悔する可能性がある。
それを踏まえての1年間だけは何が何でも頑張る。
この精神はどんなことをやっていても通ずる箇所じゃないでしょうか。
それに不要なプライド。
誰だって自分にプライドある。
そういうのを捨て去り全身全霊で取り組む。
純粋に仕事に向き合う姿勢は大切ですね。
(P.135) 普段はこうした商品知識を、お客さんに品質のいい野菜や果物を美味しく食べてもらい、喜んでもらうために役立てていますが、取材では僕の知識が正しくてタイムリーな報道に繋がる。アキダイの役に立つことが嬉しいのと同じくらい、メディアのみなさんのお役に立てることも嬉しいんです。
冒頭で秋葉弘道さん。
秋葉社長は知らないと書きました。
もしかしたら、見たことあるかもしれません。
というのも取材についてです。
夕方の報道番組などになります。
野菜の高騰などが取り上げられますよね。
そのときにスーパーアキダイ。
よく考えると聞いたことあると感じました。
第6章のなぜアキダイばかり取り上げるのか?
こちらを読んでそういう取り上げ方で見たことあるに変わりました。
ちなみにテレビ出演になります。
テレビ出演に関してはすべてノーギャラみたいです。
(P.155-156) どんなに苦しいときでも、成長の芽はあちこちに落ちています。どん底に落ちて喘いでいるときは、なかなか目が届きにくいけれど、それは成長の機会を見逃しているに過ぎない。この機会を捉えられるかどうかで、その後成長できるかどうかが決まるような気がします。
良い言葉です。
どん底や絶望を体験する。
視野がどうしても狭くなりがち。
行動も縮こまる部分あります。
どんなに苦しくてもです。
成長の芽はあちこちに落ちている。
意識的に前を向いて未来に進みたい。
勇気をもらえる素敵な言葉じゃないでしょうか。
【いつか小さくても自分の店を持つことが夢だった スーパーアキダイ式経営術 (秋葉 弘道)】
・タメにもなるし前向きになれるし素敵な良書
【新刊】 秋葉弘道のスーパーアキダイ式経営術でした。
本書は八百屋さんの知識が手に入る。
それと同時にスーパーアキダイ式経営術です。
秋葉弘道さんの考え方も学ぶことができます。
私的に読んでみて感じたこと。
とても前向きになれました。
もっと自分の人生に向き合っていこうですね。
1日1日を大切にして行動しようと決意できました。