【新刊】すべては誤差だよ誤差 井筒智彦の銀河レベルで考えろ

・Think Galaxy

f:id:acutehappp:20200112181919j:plain

 

 

本を読むということは他人の考え方を知ることができる。

普段の日常生活を送っているだけでは知り得ない話。

視点や価値観を学ぶことができます。

私も本を読んで視点や価値観が変わった1人でもあります。

 

こういう視点もあるよと視点変更になる書籍。

その中でも「ぶっ飛んでいる本」がたまにあります。

内容としては出版しているんだから中身はいいんですよ。

著者さんの考え方がぶっ飛んでいるんですよね。

 

だからこそ最高って思います。

私には無かった考え方を教えてくれる。

さらに上の見方を提供してくれる。

どうしてこんなことを書いているかと言うとです。

久しぶりにぶっ飛んでいると思ったのが本書でした。

 

Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)

 

書名:Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)

著者:井筒智彦

出版社:ミチコーポレーション

出版年:2019年11月15日

ページ数:224ページ

 

東大宇宙博士が提唱する。

最新にして最強の宇宙思考。

宇宙経営だったり宇宙思考だったり。

宇宙に縁が深いここ最近の私の書評です。

 

「すべては誤差」という視点。

本書の大切なキーワードになってきます。

東大の宇宙博士と言ったらマジメそうと思うじゃないですか。

とても良い意味で著者の井筒智彦さんはぶっ飛んでいます。

 

私としても視野がどうしても狭くなってしまう。

視野を広く持ちたいと思っているところです。

銀河レベルで考えてしまう著者さん。

ユーモアたっぷりの素敵な新刊を紹介します。

 

・日常の悩みは銀河レベルで考えりゃすべて誤差

 

(はじめに) 本書は、よりよい人生を獲得するために、「宇宙」を科学的かつユーモラスに役立てていく本だ。今、地球には、イライラやクヨクヨが蔓延している。せっかく、この地球に人間として生まれてきたのに、悪魔のように怒っている人や、5日目のもやしのように自信をなくしている人が多い。しかし、日常の悩みは、銀河レベルで考えりゃ、すべて誤差だ。

 

【目次】


はじめに

 

第1章:銀河の視野を持て

 

第2章:強く生きるために星を見ろ

 

第3章:宇宙を武器に喜ばせろ

 

おわりに

 

本書の概要と目次です。

銀河レベルで考える。

宇宙の広さを考えてください。

それに比べたら自分の悩んでいること。

 

塵よりも小さいかもしれません。

少しぶっ飛んでいるような視点もあります。

だからこそ本を読むって素敵です。

視点変更になる素敵な考え方を多く学べました。

最初に書かれている通りのユーモラスさもあるので楽しく読めました。

 

(P.14-15) 今、地球人は、実にイラだっている。相手のミスを許さず、何かあればすぐに怒る。自分と直接関係のない出来事だとしても、テレビやネットで納得のいかないことがあれば、SNSで避難の言葉を浴びせかける。気持ちに余裕がないので、相手のことをなかなか受け入れられないのだ。でも、そんなにイライラしなくてもいいじゃないか。あらゆるイライラの原因は、銀河レベルまで視野を広げりゃ、すべて誤差だ。宇宙の視野を持ち、銀河級の器で、許してあげよう。

 

ネット世界は不満に溢れている。

この視点は常に持っておいた方がいいです。

それを踏まえての自分がどこを選ぶかという視点。

 

不満が渦巻いている場所に行けばイライラが溜まる。

楽しい場所に身を置けばウキウキワクワクできる。

 

自分次第という部分も実はあります。

私の場合はTwitter大好き人間です。

タイムラインを見てればイライラしている人は確かにいます。

でもそれ以上に愛に溢れていたり楽しい人も多いです。

 

すべては誤差という宇宙の視野。

銀河系の器で見守るという視点。

その上で私が選べばいいだけです。

元からイライラはしていませんが気になる人はいるはず。

大きい視点で見てみるのはいかがでしょうか。

 

(P.36) 疾風怒濤の宇宙と比べりゃ、あなたの感じる逆風は、頬をくすぐるそよ風に等しい。風邪は悪いことばかりではない。子どものころに遊んだ「凧揚げ」は、風を正面に受けるからこそ、高く舞い上がれる。強い風当たりや逆風は、むしろ、あなたをさらに高みに運ぶチャンスととらえればいいのだ。

 

海王星は毎秒600メートルの風らしいです。

宇宙や銀河レベルの話に比べたらちっぽけな話。

「誤差だよ誤差」になると思います。

 

本書は宇宙的な規模の話があり誤差というのが腑に落ちる。

その後にユーモアたっぷりの応用例があります。

 

思わず吹き出すような応用例も多いです。

書評では触れていませんが読む機会を作る人。

楽しく読めることは私が保証します。

 

(P.78) 人は身体的な大きさをよく気にする。顔、目、鼻、身長、デリケートな場所など。男性にとっての身長や男根の大きさ、女性にとっての胸の大きさは、自尊心に関する大きな問題だ。しかし、銀河レベルで考えれば、人類の大きい、小さい、などという比較はすべて誤差だ。その程度の大きさで価値を決めるなんてナンセンス。

 

自分は自分で他人は他人。

○○が小さいと言っても比べる必要ない。

ここでも銀河レベルで言えば誤差なんです。

今年の私は自愛をテーマにしています。

 

自愛で言うとそんな自分も愛してあげる。

どんな自分でも自分ですし労ってあげる。

この身体でがんばってきてるなんて偉い。

大きさなら大きい愛で自分を包んであげるほうが最高です。

 

(P.100-101) 大切なのは、屈折がなければ虹はない、ということだ。光がまっすぐなままだったら、虹はできない。光でも曲がるし、曲がりかたが色ごとに異なるから、鮮やかな色彩をつくる。人間も、少しくらい屈折して歪んだ性格をしているほうが、独自のカラーを放ち、人とは違った魅力につながるものだ。ほかの人にはできない何かの架け橋になれるはずだ。

 

引用の言葉。

ついついネガティブに考えてしまう。

歪んだ性格をしていると思っている人。

前向きになれる素敵な言葉じゃないでしょうか。

独自のカラーを放ち架け橋になっていきましょう。

 

(おわりに) 今、この地球には
イライラやクヨクヨが蔓延している。それらにとらわれて歩みを止めてしまってはもったいない。この地球には、宇宙に比べても誤差じゃないものがある。それは、人間の可能性と夢だ。これらは、無限大。限られた時間は、可能性を広げること。夢に向かっていくことに使うべきだ。広い宇宙に奇跡的に誕生した人間の力は、まだこんなもんじゃない。あなたが前に進むことだ。この本が役立った部分があれば、本当に嬉しい。天にも昇る想いだ。

 

井筒智彦さんの視点とても素敵でした。

何よりも本書はユーモアたっぷりなのが凄い。

タメになり笑いながらインプットできる。

イライラやクヨクヨが本書でまず吹っ飛びます。

 

その後に視点としての銀河レベル。

それこそ「宇宙規模で考えたら誤差」という話。

日々の生活に落とし込んでいけると思います。

私も不安や焦り出るタイプなので思い出したい視点でした。

 

【Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)】

Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)

Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)

  • 作者:井筒智彦
  • 出版社/メーカー: ミチコーポレーション
  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

・銀河レベルで考える誤差の精神は忘れないと思う

【新刊】すべては誤差だよ誤差 井筒智彦の銀河レベルで考えろでした。

イライラしたりクヨクヨしてしまう。

人間の感情はその他にもたくさんあります。

そんなときは空を見上げてみる。

 

「銀河レベルで考えれば誤差だったな…」

私としてはついつい思い出すと思います。

特に夜の散歩で夜空を見上げながら考えそうです。

銀河レベルも誤差の精神も素晴らしい新刊でした。