・Think Galaxy
本を読むということは他人の考え方を知ることができる。
普段の日常生活を送っているだけでは知り得ない話。
視点や価値観を学ぶことができます。
私も本を読んで視点や価値観が変わった1人でもあります。
こういう視点もあるよと視点変更になる書籍。
その中でも「ぶっ飛んでいる本」がたまにあります。
内容としては出版しているんだから中身はいいんですよ。
著者さんの考え方がぶっ飛んでいるんですよね。
だからこそ最高って思います。
私には無かった考え方を教えてくれる。
さらに上の見方を提供してくれる。
どうしてこんなことを書いているかと言うとです。
久しぶりにぶっ飛んでいると思ったのが本書でした。
書名:Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)
著者:井筒智彦
出版社:ミチコーポレーション
出版年:2019年11月15日
ページ数:224ページ
東大宇宙博士が提唱する。
最新にして最強の宇宙思考。
宇宙経営だったり宇宙思考だったり。
宇宙に縁が深いここ最近の私の書評です。
「すべては誤差」という視点。
本書の大切なキーワードになってきます。
東大の宇宙博士と言ったらマジメそうと思うじゃないですか。
とても良い意味で著者の井筒智彦さんはぶっ飛んでいます。
私としても視野がどうしても狭くなってしまう。
視野を広く持ちたいと思っているところです。
銀河レベルで考えてしまう著者さん。
ユーモアたっぷりの素敵な新刊を紹介します。
・日常の悩みは銀河レベルで考えりゃすべて誤差
(はじめに) 本書は、よりよい人生を獲得するために、「宇宙」を科学的かつユーモラスに役立てていく本だ。今、地球には、イライラやクヨクヨが蔓延している。せっかく、この地球に人間として生まれてきたのに、悪魔のように怒っている人や、5日目のもやしのように自信をなくしている人が多い。しかし、日常の悩みは、銀河レベルで考えりゃ、すべて誤差だ。
【目次】
はじめに
第1章:銀河の視野を持て
第2章:強く生きるために星を見ろ
第3章:宇宙を武器に喜ばせろ
おわりに
本書の概要と目次です。
銀河レベルで考える。
宇宙の広さを考えてください。
それに比べたら自分の悩んでいること。
塵よりも小さいかもしれません。
少しぶっ飛んでいるような視点もあります。
だからこそ本を読むって素敵です。
視点変更になる素敵な考え方を多く学べました。
最初に書かれている通りのユーモラスさもあるので楽しく読めました。
(P.14-15) 今、地球人は、実にイラだっている。相手のミスを許さず、何かあればすぐに怒る。自分と直接関係のない出来事だとしても、テレビやネットで納得のいかないことがあれば、SNSで避難の言葉を浴びせかける。気持ちに余裕がないので、相手のことをなかなか受け入れられないのだ。でも、そんなにイライラしなくてもいいじゃないか。あらゆるイライラの原因は、銀河レベルまで視野を広げりゃ、すべて誤差だ。宇宙の視野を持ち、銀河級の器で、許してあげよう。
ネット世界は不満に溢れている。
この視点は常に持っておいた方がいいです。
それを踏まえての自分がどこを選ぶかという視点。
不満が渦巻いている場所に行けばイライラが溜まる。
楽しい場所に身を置けばウキウキワクワクできる。
自分次第という部分も実はあります。
私の場合はTwitter大好き人間です。
タイムラインを見てればイライラしている人は確かにいます。
でもそれ以上に愛に溢れていたり楽しい人も多いです。
すべては誤差という宇宙の視野。
銀河系の器で見守るという視点。
その上で私が選べばいいだけです。
元からイライラはしていませんが気になる人はいるはず。
大きい視点で見てみるのはいかがでしょうか。
(P.36) 疾風怒濤の宇宙と比べりゃ、あなたの感じる逆風は、頬をくすぐるそよ風に等しい。風邪は悪いことばかりではない。子どものころに遊んだ「凧揚げ」は、風を正面に受けるからこそ、高く舞い上がれる。強い風当たりや逆風は、むしろ、あなたをさらに高みに運ぶチャンスととらえればいいのだ。
海王星は毎秒600メートルの風らしいです。
宇宙や銀河レベルの話に比べたらちっぽけな話。
「誤差だよ誤差」になると思います。
本書は宇宙的な規模の話があり誤差というのが腑に落ちる。
その後にユーモアたっぷりの応用例があります。
思わず吹き出すような応用例も多いです。
書評では触れていませんが読む機会を作る人。
楽しく読めることは私が保証します。
(P.78) 人は身体的な大きさをよく気にする。顔、目、鼻、身長、デリケートな場所など。男性にとっての身長や男根の大きさ、女性にとっての胸の大きさは、自尊心に関する大きな問題だ。しかし、銀河レベルで考えれば、人類の大きい、小さい、などという比較はすべて誤差だ。その程度の大きさで価値を決めるなんてナンセンス。
自分は自分で他人は他人。
○○が小さいと言っても比べる必要ない。
ここでも銀河レベルで言えば誤差なんです。
今年の私は自愛をテーマにしています。
自愛で言うとそんな自分も愛してあげる。
どんな自分でも自分ですし労ってあげる。
この身体でがんばってきてるなんて偉い。
大きさなら大きい愛で自分を包んであげるほうが最高です。
(P.100-101) 大切なのは、屈折がなければ虹はない、ということだ。光がまっすぐなままだったら、虹はできない。光でも曲がるし、曲がりかたが色ごとに異なるから、鮮やかな色彩をつくる。人間も、少しくらい屈折して歪んだ性格をしているほうが、独自のカラーを放ち、人とは違った魅力につながるものだ。ほかの人にはできない何かの架け橋になれるはずだ。
引用の言葉。
ついついネガティブに考えてしまう。
歪んだ性格をしていると思っている人。
前向きになれる素敵な言葉じゃないでしょうか。
独自のカラーを放ち架け橋になっていきましょう。
(おわりに) 今、この地球には
イライラやクヨクヨが蔓延している。それらにとらわれて歩みを止めてしまってはもったいない。この地球には、宇宙に比べても誤差じゃないものがある。それは、人間の可能性と夢だ。これらは、無限大。限られた時間は、可能性を広げること。夢に向かっていくことに使うべきだ。広い宇宙に奇跡的に誕生した人間の力は、まだこんなもんじゃない。あなたが前に進むことだ。この本が役立った部分があれば、本当に嬉しい。天にも昇る想いだ。
井筒智彦さんの視点とても素敵でした。
何よりも本書はユーモアたっぷりなのが凄い。
タメになり笑いながらインプットできる。
イライラやクヨクヨが本書でまず吹っ飛びます。
その後に視点としての銀河レベル。
それこそ「宇宙規模で考えたら誤差」という話。
日々の生活に落とし込んでいけると思います。
私も不安や焦り出るタイプなので思い出したい視点でした。
【Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)】
Think Galaxy 銀河レベルで考えろ (ZouSan Books)
- 作者:井筒智彦
- 出版社/メーカー: ミチコーポレーション
- 発売日: 2019/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
・銀河レベルで考える誤差の精神は忘れないと思う
【新刊】すべては誤差だよ誤差 井筒智彦の銀河レベルで考えろでした。
イライラしたりクヨクヨしてしまう。
人間の感情はその他にもたくさんあります。
そんなときは空を見上げてみる。
「銀河レベルで考えれば誤差だったな…」
私としてはついつい思い出すと思います。
特に夜の散歩で夜空を見上げながら考えそうです。
銀河レベルも誤差の精神も素晴らしい新刊でした。