・文法のおさらいがこの1冊で
私はブログやSNSに関して。
特にSNSの方になります。
「伝え方」を最重要視しています。
日本語的には間違いだけど伝わりやすい。
Twitterだと文字数制限も勿論あります。
140文字の制限はありますが。
「ら抜き言葉」を平気で使います。
そんな私としては珍しいタイプの文章本。
今回は少しお硬い内容になっています。
何事も基礎となる部分。
おさらいと言えることを知っておくのは大切。
知らなければ知らないままですからね。
間違って覚えていることも多いので参考になりました。
書名:文法のおさらいでお悩み解消! スッキリ文章術
著者:時田昌
出版社:ぱる出版
出版年:2019年11月4日
ページ数:224ページ
文法のおさらいでお悩み解消。
すぐに役立つ用例&改善例を多数収録。
用例や改善例です。
目からうろこと言える内容でした。
私も肝に銘じたい文章本の新刊を紹介していきます。
・「文章」に書いてスムーズに知らせるためにはそれなりの技術が必要
(P.2) 「文章」に書いてスムーズに知らせるためには、それなりの技術が必要です。本書は、そのような技術を身につけられるよう、基礎から体系立てて説明していきます。まず、本書を読み進めていく前に、今の段階で日本語の決まりや正しい使い方がどれだけ身に付いているのか、テストしてみましょう。
【目次】
はじめに
第1章:主語・述語と修飾語 言語と文を正しく対応させてスッキリ!
第2章:助詞 助詞の使い方のコツを覚えてスッキリ!
第3章:読点と接続語 読点と接続語の使い方をマスターしてスッキリ!
第4章:敬語 尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いを理解してスッキリ!
第5章:正しい言葉遣い 日本語の言い回しや文法のルールを知ってスッキリ!
おわりに
主な参考文献・資料
最初に例文があります。
この文章はどこか間違っています。
そこからして勉強になりました。
目次を読んでみてどのような印象を持たれたでしょうか。
スッキリ!と書かれています。
私はスッキリと言いますか知らなかった。
納得とかタメになるという気持ちが強かったです。
本書を読んで文法を正しくおさらいしていきましょう。
(P.19) 文の中で、主語が変わらないのに主語が何度も出てくると、読む側はその文から頬雑で稚拙な印象を受けます。文が長くなればなるほど、つい主語を何度も登場させがちですが、同じ主語が続く場合は、誤読のおそれがない程度で整理しましょう。
例に出てきたのが「私は」です。
反省したいと思える例文。
「私も」ついつい使いがち。
書評部分で「私は」と冒頭で書きがちです。
本書の良い部分は例があります。
その改善例の文章がしっかりあります。
どちらも見直すと本書の書名通り。
「スッキリ文章」なのがよくわかります。
(P.24) 文章の中で何回も同じ言葉を使うと、読み手はうっとうしさを感じて、読むことが面倒くさくなってしまう。無駄を省いてすっきりさせよう。
やりがち過ぎて本当にごめんなさい。
言い回しなり似たようなこと。
ついつい、使いがちです。
先程も使いがちを使ってましたしこんな感じです。
同じ言葉だと思ったら言い変えてみる。
ネット上では便利な類語辞典などもあります。
ひと手間をかけて類語辞典などで調べてみる。
頻繁に使うや繰り返し使うなど言えますよね。
私もしっかり考えてスッキリさせたいです。
(P.38) 「れる」「られる」を使うと分かりにくい場合には、あえて使わずに、可能用法なのか尊敬用法なのか、はっきり分かる表現に変える。
「お客様は夕食を食べられた」
この文章を変えてみてください。
別に普通に伝わる言葉ですよね。
この普通に伝わる言葉も変更できます。
〆夕食を食べることができた
〆夕食を全部お食べになった
〆夕食を全部召し上がった
語彙力と言えば語彙力もあります。
れる、られるは頼ってしまうことが多い言葉。
だからこそ日頃から沢山の伝え方がある。
その時々によって言葉を選ぶ大切さを理解しました。
(P.53) 「が」はすぐ近くの述語と結びつき、他の部分とはっきり区切って意味を明確にする。「は」は文全体、文末にまで係る性質を持つ。
第2章は「助詞」についてです。
「が」と「は」の例文。
改善例がわかります。
文章を書く人にとっては悩みどころ。
「が」と「は」について学んで損はない。
例題と改善例が盛り沢山です。
勘違いしていて間違って利用していた部分。
多く見つかったのでしっかり改善していきたいです。
(P.149) 丁寧に物事を言おうとする場合、接頭語の「お」と「ご」を付けることが多いでしょう。敬語は、この二つの接頭語を付ける方法が、最も一般的だと言えます。ただし、「お」と「ご」のどちらを付ければいいのか迷うこともあるでしょうし、何にでも「お」や「ご」を付ければ敬語になるわけではありません。正しい用法を覚えて、敬語を適切に使いこなしましょう。
最初に例文があります。
〆教えを守る
〆希望の品
〆返事を待つ
「お」or「ご」
どちらが当てはまるでしょうか?
答えは最初から、お、ご、おになります。
このように楽しく文法をおさらいできる。
本書から楽しく用法を多く吸収できました。
【文法のおさらいでお悩み解消! スッキリ文章術】
・文章って奥深いと思い出させてくれる新刊
【新刊】私には珍しいタイプの文章本 時田昌のスッキリ文章術でした。
文章というのは奥深い。
正しいと思っていても間違っている。
知らないことや間違って覚えていることも多いです。
本書の視点は文法のおさらい。
それに楽しく文章術を学べると思います。
細かい部分に手が届いてくれている書籍。
改善例を参照して私も文章に手をつけていきます。